ちょっとのプラスがかなりいい。 お役立ち情報 随時更新中! 

時代に合ってない…子供のスポーツ参加時の親の付き添いって必要なの?

時代に合ってない…子供のスポーツ参加時の親の付き添いって必要なの?

子供がサッカークラブに入ったんだ

へー、そんなに大きくなったんだね

だけどね。毎回ずっと練習に付き添わないとダメなんだよ

それはかなりめんどくさいよね…

サッカークラブを始め、ミニバスケットボールクラブ、少年野球など、お金を払って(めちゃくちゃ安い)スポーツをさせる際(主にスポ少)に、親が練習に出席してお茶くみをしたり、弁当を買ってきたり、監督やコーチの手伝いをしたりするのが当たり前となっている現状を目の当たりにして戸惑っています。

もちろん、めちゃくちゃ安い料金なので、それを補完する意味で親が手伝うのは当たり前と言えば当たり前ですが、一方で我々親にも予定があるので、できればもう少し月謝が高くてもいいので全部お任せしたい…という意見も出てきます。

「やるのが当然」「決まりだから」「子供のため」「みんなやってくれてる」
などの言葉を聞くと、疑問を持たずに「ただ従えばいいのかな」と思いますが、一方で「他に何かやり方があるのではないか…」という納得できない部分もあります。

今回はこのような疑問や葛藤をぶつけるためにブログを書いて整理してみようと思いました。ご意見がある方はぜひコメントください。

今回の記事でわかること

  • 少年スポーツの現状と問題点
  • 少年スポーツへの不満
  • 少年スポーツはどうあるべきなのか
  • 人気の少年スポーツの推移
  • 部活動の今後と少年スポーツとの関係性

小学生のスポーツ少年団の実情

スポーツ少年団とは

スポーツ少年団とは、スポーツを通じて、青少年の健全育成を目的とする社会教育団体。スポーツ少年団は、1962年に財団法人日本体育協会が創設した歴史あるスポーツクラブです。学校単位で活動するところが多いですが、地域単位、または地域をまたいでの活動をする団もあります。

✅スポーツ少年団の種類

  • サッカー
  • バスケットボール(ミニバス含み)
  • 野球
  • バレーボール(ミニバレー含み)
  • ソフトボール
  • フットサル
  • テニス
  • バトミントン

※主要なものばかりです。他にも様々な種目がありますので、詳細はJSPO(公益財団法人日本スポーツ協会)にお問合せください。

✅スポーツ少年団の費用(ひと月)

  • サッカー:2,000円~5,000円
  • バスケットボール:2000円程度
  • 野球:2,000~1万円
  • バレーボール:3,000円~5,000円
  • ソフトボール:2,000円~4,000円
  • フットサル:1,000円程度
  • テニス:1,000円前後
  • バトミントン:1,000円程度

その他にかかる費用

  • ユニフォームや用具代
  • 施設使用料(体育館やコートなど)
  • スポーツ傷害保険
  • 選手登録料
  • 遠征費・合宿代
  • ガソリン代・送迎費
    ※対外試合や遠征合宿で費用がかさむようになります

活動時間について

活動時間はまちまちですね。サッカーや野球などのスポーツは週に1~2回が多くなっているようです。体育館などを使うスポーツについても2回ほどが多くなっていますが、4~5回行うというところもあります。

基本的には指導者や監督といったスポーツリーダーの資格を持った人物の方針によります。

スポーツ少年団と習い事の違い

スポーツ少年団はご紹介したように、月に1,000円~5,000円程度の安い費用なのに対し、習い事は学習塾と同じような感じで何から何まで面倒を見てくれる(施設も公共施設でない場合が多い)というのもあり、費用(月謝)は7,000円〜12,000円/月くらいになるケースが多いようです。スポ少と習い事の相違点を詳細にご説明します。

✅スポ少と習い事の違い

  1.  費用
  2.  親の負担
  3.  コーチの指導力
  4.  練習の頻度、時間
  5.  保護者同士、地域との関係

順番に説明しますね。

①費用

先ほど、月に1,000円~5,000円程度の安い費用なのに対し、習い事は学習塾と同じような感じで何から何まで面倒を見てくれる(施設も公共施設でない場合が多い)というのもあり、費用(月謝)は7,000円〜12,000円/月くらいになるケースが多いという説明をしました。

これ以外にも、習い事の場合には遠征や合宿、発表会などが頻回にあるので、その度に費用がかさんでくるという傾向があります。

②親の負担

その団体によるのですが、基本的には習い事はまかせっきりでOK。試合などの時も時間がなければ行く必要はありません。それに比べてスポ少は「手伝い」を求められることが多いです。特に合宿や遠征などの時は子供たちの世話やお弁当の注文、配達、お茶の用意、洗濯などたくさんの仕事があるので、まかせっきりではなく行ける人は同行して手伝うというのが基本となっています。他の保護者との兼ね合いもあるので、普段より参加せざるを得ないという状況となっているスポーツ少年団もあります。

このような違いがあるので、忙しい方はスポ少の同行に対して負担…と感じているケースが多いようです。

③コーチの指導力

各々のコーチの能力にもよりますが、一般的に習い事のコーチの方がレベルが高いです。なぜかというと、レベルの低いコーチが就任している場合は不人気となるので人が集まりません。なので、習い事の場合は必然的にレベルの高い人物がコーチになるのに対し、スポ少の場合は多少指導力が低くても月謝代が少額なので文句がでない、参加する人数も減らないという関連性があります。

また、スポ少のコーチや代表者の多くは父兄が行っているというのがあるので、必然的に指導レベルが低くなってしまいます。なので、高いレベルの技術を習得したいという場合にはスポ少ではなく習い事の方に行かせるようにしましょう。

④練習の頻度、時間

習い事の場合は週に1~2回というケースが多いようですが、スポ少では週3〜5回の練習日があり、土日ともなると半日〜丸1日という熱心なチームもあります。このように、小学生においてはスポ少の方が練習量が多い傾向があるようです。

⑤保護者同士、地域との関係

習い事の場合はあまり保護者同士の付き合いはなく、個々という感じでドライな付き合いとなり、逆にスポ少の場合は同じ小学校というのもありますが、親が練習の手伝いをしなければならないという暗黙のルールがあるので、付き合いが多い&濃厚になる傾向にあります。地域との密着性も高くなります。

親として一番辛いのが付き合いと練習や試合への付き添い

昔は仕事をしていない主婦が多かったので、さほど苦じゃない(それでも嫌だったと思いますが)ことが多かったと思うのですが、今は皆さん仕事をしているので、できれば「煩わしい付き合いはしたくない」と考えている方が多いのではないでしょうか。

特に面倒なのが「いる必要がないのにみんな揃って付き添いすること」

特に面倒なのが長時間の付き添いです。確かに練習の手伝いやお茶くみ、弁当の注文などやることはあるのですが、たくさんの保護者がそこにいる必要はありません。なのにも関わらず、いないと他の保護者に迷惑(参加している保護者の負担が増える)がかかるということで、ほぼ全員が参加するというのが通例となっているようです。

しかし、実際に必要でそこに参加しなければならないなら特に不満はでないものの、必要ないにも関わらずいなければならないのは苦痛以外何者でもありません。

現代の保護者は忙しい人が多い

特にやることがないならば子供のスポ少に付き合ってもいいのですが、現代の保護者は共働きをしている人が多いので忙しい方が多いので付き合っていられない…という訴えがあります。

子供がスポーツをやりたいというのでやらせてあげたのはいいけど、ふたを開けたら練習の間や合宿にはずっと付き添わなければならないという面倒なことが…。しかも、それほど長時間でもないので、付き合えないものでもない。拒否するデメリットを考えれば、適当におしゃべりしていればいいだけなのでいいのかな…と口を閉じてしまいます。

熱量の違いに戸惑う

子供がそのチーム内にて活躍していて、イキイキと楽しんでいるのに対して、取りあえずやってみようかな…と、遊びの延長という感じでやっているのとでは、親の熱量も違ってきます。子供が大活躍していてイキイキしている場合には付き合って然るべきとなりますが、そうでない場合には立ち会うことに対して消極的になってしまいます。

遠征のたびに車をだすことも

スポ少では遠征や試合があります。そのたびに子供を乗せて会場まで行かなくてはなりません。一人一台出すと燃費などの問題で出費が嵩むので、多くの場合は2~3家族が一緒に行くようになります。大きな車を乗っていると毎回車を出さなくてはならなくなるので、いろいろな意味で負担がのしかかってくることがあります。

指導者に対する不信感も

これはあまり付き添いには関係ないのですが、スポ少の場合は指導者が保護者であるなどの「指導者としての指導を受けていない」人物が監督やコーチになることがあります。問題がない場合もありますが、ひいきや暴力、セクハラなどの問題も一部で出ています。これにより指導者への不信感が募り、子供を通わせることや付き添いへの不満が大きくなることがあります。

中でも「人付き合いが得意ではない」という人は辛い…

誰もがみな人付き合いが得意という訳ではありません。そして誰もがずっと付き添える体力がある訳でもありません。また、合宿に付き合える財力も然りです。なので、できれば負担を減らしてあげるような、個々にあわせた参加方法を選べるような仕組みが大事になるのではないでしょうか。

古いしきたりも大事ですが、一方でその時代に見合った改革も必要不可欠です。

会社などでも同じですよね。皆が同じ心身の強さではないので、弱い人への配慮が必要になります。職場内に同じようにメンタルを低下させた経験がある人、休職経験者がいたら、交流する機会を設けるなどの工夫をしている企業もあります。

どのように対応をしていくのか。働く場所でも分岐点にありますが、スポ少などのスポーツの場でも分岐点に来ているのは間違いありません。

特に厳しいとされる少年野球では親御さんの付き添いは必須。その厳しいルールが少年野球の人工を減らしてしまっているというデータも…。全日本軟式野球連盟によると小学生の軟式プレイヤーは2010年から2020年にかけて18.7万人から約11万人に減少(減少率約41.2%)したことの理由の一つとして付き添いの強制があります。

体が弱い…という場合もある

行きたいけど、付き添いたいけど心身の調子が悪いから行けない…という方もいます。様々な病気もありますし、メンタル的な調子が優れないというケースまで様々。あとは普段の仕事が激務すぎて、日曜日はずっと横になっていないと体がもたない…という人もいます。

なので、一律に付き添わないとダメ、付き添わないと陰口を叩かれる、付き添わない親の子供はレギュラーになれないなどの差別的な扱いは絶対にNG。臨機応変にその人にあった参加方法に変更するなどの対応が必要になります。

もちろん、基本的にスポ少は臨機応変

スポ少に参加すると100%強制的に練習や合宿に参加しなければならないというように捉えてしまっている方もいるかと思いますが、実際には臨機応変で全く参加しなくても大丈夫なスポ少もあります。

ただ「地域差が大きい」のは間違いありません。

なぜかというと、参加している人は参加しているからです。練習や合宿などに参加している父兄がいるということは、その人に少なからず頼ってしまっている部分があるということです。

参加している人がお弁当の注文やお茶出しをし、更にゴミ掃除やゴミの持ち帰り、子供たちの送り迎えなどもしています。当番制ならいざ知らず、参加できる人が参加する感じだと、参加している人にだけ負担がかかってしまっている…と考えてしまい、いかにも参加していない人がさぼっているように捉えてしまうことも。

これにより、参加せざるを得ないという状況が作り出されます。

参加せざるを得ない状況が基本となり、用事がある時や体調不良の時は普通に休むことができるというのが現状として多い感じなのではないでしょうか。

実際には何かあった時は普通に見学や手伝いを休めるのが普通

というのが一般的。なので、それほど構えなくてもいいのかな、と思う反面、「その地域、スポ少によって大きな違いがある」というのが実際です。

今までの慣例や仕切っているママさんによって違ってくる

①今までの慣例

これが一番多いかな。今までこうだったから同じようにしましょう、決まりなのでこうしてくださいなどの言葉がありますよね。特に何もなければ必ず付き添いに参加してください、という決まりがあった場合、今までの方々はよほどのことがない限り付き添いするのが通例で、9割くらいの参加率になっていると聞いたら、ほぼ強制になってしまいますよね。

逆に、半分くらいの参加率で特に強制的な感じではなく、力が抜けた感じのスポ少であれば、それまでの慣例でラフな感じのスポ少になりますよね。このように今までの慣例によって、それが継続されるケースがあります。

②仕切っているママによって変化する

たまに張り切って仕切るママさんがいます。全体をまとめて従わせるという感じとなり、知らず知らずの間に暗黙のルールが出来上がります。これによって、例えば仕切るママさんが今回の遠征は全員が参加して盛り上げよう!全員で盛り上げないと勝てない!などと号令をかけると、用事があるのに参加せざるを得ない…となってしまいます。

また、普段の練習に参加しないママさんを無視するなどの暴挙にでることもあることから、かなりの影響力を持ってしまうこともあります。

③監督や指導者による影響も大きい

ママさん同様に監督や指導者、コーチたちの影響も大きいです。チームを強くするためには保護者の協力は必要不可欠。中には参加できるお父さんはなるべくコーチとして参加して欲しいという呼びかけを行っているケースも。一度、コーチに抜擢されてしまうと、途中で抜けるのは至難の業。ずっと率先して指導者側として参加し続けることになります。

また、子供たちの士気を高めるために父兄は原則全員参加という決まりを設ける場合もあります。

以上のような現状には不平不満が…。なので変えていくべき

送迎や応援、グラウンド整備、試合会場の手配、会計管理、コーチへのお礼や飲み会のセッティング、土日は父母ともに朝から晩までずーっとお手伝い、旅行も行けない、GWや年末年始も狩りだされる、とにかく仕事して疲れているので土日くらい休ませてほしい…という不平不満がスポ少には渦巻いています。

なのでもう少し自由に参加、不参加を決めてもいいと思います。

例えば、練習や試合への付き添いは当番制とするなどの工夫や改善が必要になりますね。

子供のスポーツをさせたいのでスポ少に入れたい、だけど立ち合いや付き合いなどが嫌なので参加を渋っている親御さんが数多くいるといいます。なので、お金は大変だけど、スポーツの塾に参加させるというケースも増えているようです。

皆が何も言わなくても右へ倣えで従ってくれるという素晴らしい民族性が日本にはありますが、一方で「言いたいことがあるけど言えない…」という閉鎖的な面もあります。これは良い面もありますがよくない面もあります。よくない面に対しては無理せず、臨機応変に対応して皆が楽しみながらスポーツを行っていけるといいですよね。

どのように変わっていけばいいのか?

スポ少が変わらなければならないこと

  1. 練習への付き添いは基本的に自由
  2. なぜ付き添う必要があるのかを明確にする
  3. 付き添う必要がある場合には当番制に
  4. 子供の熱量の違いや個々の身体能力の違いを理解してあげる
  5. 負担の共有は必要ない

①練習への付き添いは基本的に自由

練習への付き添いは基本的に自由とすべきです。何となく全員が参加という時間を無駄にするような暗黙の了解とするのではなく、基本は自由で参加したい人だけ参加するというシステムを前提として皆に周知するようにします。そして、参加しない人を無視するなど、意味不明な個人的思想は排除していくように啓蒙します。

②なぜ付き添う必要があるのかを明確にする

付き添いが必要な場合には必要性を明確にさせます。例えば、熱中症予防のために飲み物が必要な場合には、飲み物を練習前に届けるための人員1名と、終わった後に回収する人員1名が必要なことを明確にして、当番制にするなど、何の必要もないのに全員がずっと待機しているという無意味な状況を作り出さないようにします。

③付き添う必要がある場合には当番制に

付き添う必要がある場合は当番制にする、これはとても大事なことです。当番制とすることでチームに対するサービスも充実させられますし、父兄たちの不平不満もなくなります。また、気にせずに休むこともできます。もちろん、それを決める人物が必要になりますが、全体的な負担は減るので絶対的に必要な制度です。

④子供の熱量の違いや個々の身体能力の違いを理解してあげる

子供によっては少し興味があるからやってみたい、体力がないからそれを是正する意味でスポ少に入りたいというレベルの子もいます。また、身体能力が低く、他の子よりもレベルが低いというケースも。この違いを理解して、その子や親御さんを排除しないような取り組みが必要になります。また、練習参加への熱意が低いので、お盆や正月、GW、その他連休への練習参加をしないというケースもあります。これらも認めてあげるという方向に行けばいいと思います。

⑤負担の共有は必要ない

負担の共有とは「〇〇監督の負担が大きいから皆で〇〇監督を助けてあげよう」という考えです。素晴らしい考えであり、皆で助けあう気持ちは大切なことではありますが、そのように考えてしまうと皆が出席して見守る必要性が出てきます。また、付き添いしていない家庭への風当たりも強くなってしまいます。

なので、一つの団体においては個々の役割というのがあるので、負担の大きいところを助けるというのは組織にお任せして(監督の負担が大きすぎるならコーチを増やすなど)、個人的に対応するということはナシとするようにします。

小学生に人気のスポーツランキング

小学生の男女に人気のスポーツを1位から10位までご紹介します。

1位 水泳

圧倒的な人気を誇っているのが水泳です。男女ともに人気なのは凄いですね。スポ少にも水泳を行っているところが多いようです。

2位 サッカー

男子に人気のあるサッカーですが、最近では女子サッカーも人気が出てきています。スポ少もありますが、私設のサッカー少年団も多数ありますね。

3位 テニス

昔から小中学生に人気のスポーツといえばテニスです。大坂なおみ選手など日本のテニス選手が活躍していることもあると思います。

4位 バトミントン

人気があるのがバトミントン。世界の中で日本選手の活躍が目立ってきたというのが大きいと思います。

5位 卓球

昔はあまり人気がなかった卓球ですが、世界で活躍する選手が増えたことでメジャーな人気スポーツとなってきました。

6位 バスケットボール

昔から不動の人気があるバスケットボール。ミニバスという名でスポ少の代名詞となっています。

7位 バレーボール

バレーボールでは瞬発力が身につくことや、友達と楽しみながら取り組めることなどが人気の理由となっているようです。

8位 フットサル

このところ多くなってきたのが室内などでも行うことができるフットサル。会場が小さくて済むのが人気の理由です。

9位 陸上

陸上というと高校生からというイメージですが、最近は小学生から陸上競技を行うケースが増えているようです。

10位 ダンス

スポ少では少ないようですが、ダンス教室に通う小学生が増加しているようです。カッコいいですよね。

部活動の今後とスポ少との関連性

あまり関係ないようで関係ありそうなので調べてみました。中学校で盛んに行われている部活動ですが、今まで通りではなく、教職員の負担を減らすための措置が行われるようです。

しかしそれはすぐにではなく、徐々に移行していくという感じらしいです。

今、考えられていること

  1. 地域スポーツクラブ等に移行する
  2. 外部指導者が部活を指導する
  3. 教員が「兼職兼業」として報酬を得て指導する

順番に説明しますね。

①地域スポーツクラブ等に移行する

部活を学校で行うものではなく、地域のスポーツクラブが主導して行うようにするというものです。民間のスポーツクラブが主流になるということは、大会などが学校対抗ではなくなるということなのかな?ちょっとピンときませんね。

②外部指導者が部活を指導する

こちらが一番現実性があるかなと思いますが、外部指導者を雇うとなると、そのお金はどこから出るの?ということとなり、それが税金から賄われるということになると国民が納得するのかな?という疑問が湧いてきます。

③教員が「兼職兼業」として報酬を得て指導する

素人である教員が報酬を得るならば、外部指導者を雇う方がいいのかな?と思いますが、一方で責任感や人間性の問題(性的な興味目当てで外部指導者となるケースも)を考えると教員が兼務した方が安心なのかな…と思ってみたり。

実際に、渋谷区では一般社団法人に部活動を委託し、家計負担も民間に比べると低額で収まっており、中学生がプロの指導も受けられるといった改革が進んでいるそうです。

小学生のスポ少への影響

仮に外部指導者(スポーツクラブなどの)が部活の指導者になるならば、その指導者が所属するスポーツクラブに通う小学生が増加することが予想できます。それを追い風に、スポーツクラブ側の営業が盛んになり、スポ少よりもスポーツ専門の習い事に通う人が増加するのでは?という予想ができます。

現在でもサッカー教室やダンス教室などのスポーツ塾がかなり増加してきており、その広まりがより一層強くなるような気がしますね。

子供におけるスポーツの重要性

幼児期に適切な運動をすると、丈夫でバランスのとれた体を育みやすくなるといわれています。 特に運動習慣を身に付けると、身体の諸機能における発達が促されることにより、生涯にわたる健康的で活動的な生活習慣の形成にも役立つこともわかっています。また肥満や痩せ体質の改善、将来、生活習慣病にかかりにくくなるという効果もあるようです。

また、「スポーツは健康にも精神にも大きな成長を与えてくれる」という作用も。「勇気」が身につく、「行動力」が身につく、「成功体験」として自信や自己肯定感を生み出すという3つの効果を得ることができます。

更に、集団でおこなう運動遊びを通じて、子どもたちは友達と関わりながら、コミュニケーション能力や協調性、そして忍耐力を学びます。2011年の文部科学省調査では、体力が高い子ほど、感情をコントロールできるという結果が出ているという発表も。

そして脳の活性にも関わるということも分かっています。スポーツは、瞬時に状況を判断して次の行動に移したり、どんなタイミングでどんなふうに身体を動かしたら効果的なのか考えたりしますね。子どもの脳は、スポーツを通してさまざまな刺激を受け、集中力や思考力が鍛えられます。

子供のころのスポーツがもたらす影響

  • 丈夫でバランスのとれた体が育まれる
  • 精神にも大きな成長を与えてくれる
  • コミュニケーション能力や協調性、そして忍耐力が向上する
  • 脳(集中力や思考力)の活性に役立つ

このようなメリットがあるので、何かしらのスポーツをやるようにした方がいいのかなと思います。個人的に思うのは「何かに熱中することの大切さ」があるような気がします。小中学生の時というのは一番体力があり、何事にも興味を持てる年ごろ。パワーも満ち溢れています。この時期に何もせずにただ家に帰ってゲームなどをするだけで過ごすより、何かに一生懸命取り組んで成しとげる喜びや仲間のすばらしさ、仲間との相乗効果、ガス抜き、自らの可能性を試すなどを行えるスポ小や部活動は素晴らしいと思います。

まとめますと、体を動かすという人間の本質的な欲求にこたえるとともに、爽快感、達成感、他者との連帯感等の精神的充足や楽しさ、喜びをもたらし、さらには、体力の向上や、ストレスの発散、将来の病気の予防など、様々な面に対してプラスに働くということです。なので、将来に渡り運動を取り入れていくべきであり、その入り口となる幼少期のスポーツは大事なのではないでしょうか。

今は学歴社会といわれ、学業の成績だけが重要視される傾向がありますが、スポーツに取り組んで成績をあげるということもまた、同じように評価されるべき(一部では評価されていますが)だと思います。

おわりに

最後までお読みいただきありがとうございました。スポ少の問題点として最も大きいのは「親の付き添いが必要なこと」です。親が付き添うのが必ずしも悪いのではなく、何となく必要もないのに付き添わなければならないような雰囲気があるのがよくありません。

なので、当番制とするなど、皆が納得するような付き添いの制度とするような取り組みが急がれています(行っているところもあります)。

今は共働きで女性も仕事をしています。なので皆さん時間がなく、心身共に疲れている方が多くなっています(家事と仕事の両方をこなさなければならないため)。なので、更に負担が増える「無駄な付き添い」が排除していくべきだと思います。

もちろん、全く付き添いはいらない、全て当番制として、当番以外の父兄は付き添うべきではないと言っている訳ではありません。監督やコーチへのねぎらいの意味も込めて、できる限り参加できる人は参加して助けるべきですし、かといって参加できない人を非難すべきでもありません。臨機応変にその人、そのチームにあったベストな方法を探していくというのが正しいと思います。

少年症状にとってスポーツは必要不可欠なツールといっていいでしょう。なので、それを生かしていくにはどうすればいいのか、皆で考えて工夫していくことが存続に関わってきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログには他にもいろいろな記事がございますのでぜひゆっくりしていってください。

ブログランキングに参加しています。もしよろしければ、下のバナーのクリックをお願い致します。


住まいランキング ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

関連記事

2023年 7月1日から免許不要で乗れる!電動キックボード新ルールと選び方

今までは普通免許や普通二輪免許が必要でしたが、今年(2023年)の7月から特に免許を持たなくても、16歳以上であれば誰でも乗れるようになるのをご存じですか?そんな電動キックボードの新ルールと選び方をご紹介します。

「人間関係」が会社に行きたくない理由No1となっている理由とは

会社に行きたくないと思っている人の数や、その原因を数字として把握すると共に、なぜ人間関係が苦手と考える人が増えたのか、そしてその解決方法をネットの情報や私の個人的な考えを元にご紹介します。

いったいなぜ?日本でiPhoneが人気を維持し続けている理由

いったいなぜiPhoneじゃなきゃダメなのか?日本で66%という圧倒的なシェアを誇るiPhoneが人気を維持している理由について徹底的に調べあげてみました。

真夏の体育館でやる中高生の部活ってヤバくない?その危険度と対策法について

今年の夏(2023年夏)は本当に暑い。猛暑が続いています。そんな中、気になるのが「体育館の中で部活をしている中高生」。エアコンがなく、しかも無風の体育館の中は蒸し風呂。その危険度と対策法についてまとめました。

あなたは大丈夫?相手を不快にさせる話し方

今回は、上手に話をすすめる方法ではなく、「これだけはやっちゃダメ」という「人を不快にさせる話し方」についてご紹介します。最低限、これだけはやっちゃダメということを理解するだけで、相手を不快にさせることがなくなります。