いったいなぜ?日本でiPhoneが人気を維持し続けている理由
皆さんiPhone使っていますか?我が家では私も妻も使っていませんが、長女がiPhoneSEを使っています。
私はいいカメラが欲しいのでエクスペリア1Ⅱ。妻は取りあえず使えればいいのでアクオスのアンドロイドone、次女はまだ小学生なので安いので十分。ということでファーウェイP20liteの中古を使っていますが、長女は頑なにiPhoneSEが欲しいの一点張りで譲りませんでした。
聞くと「皆が持ってるから」という理由。
即ち、多感な年ごろの中学生は「他の人と違うとバカにされそう」「目立つのが嫌」「とにかく皆と一緒がいい」という想いが強いのだと思います。
これら理由を含めて、なぜ中学生たちの主流はiPhoneなのか?
更に、日本でなぜこれほどまでにiPhoneは人気なのか?
今回はその理由について考えていきたいと思います。
今回の記事でわかること
- iPhone及びアップル社とは
- iPhoneが日本で指示を得ている理由
- 中高生はなぜiPhoneが好きなのか?という理由
- iPhoneが好きな人の傾向
- iPhoneのこれから
iPhone13が発売された
2021年9月24日に新型iPhoneの発売が始まりました。新シリーズは「iPhone13」の他、廉価版の「mini」、ハイクラスの「Pro」「Pro Max」の4機種となります。
価格は以下の通りです。※ドコモでの参考価格となります。
機種 | 128GB | 256GB | 512GB | 1TB |
iPhone13 | 11万1,672円 | 12万5,136円 | 16万4,736円 | なし |
iPhone13mini | 9万8,208円 | 12万384円 | 15万1,272円 | なし |
iPhone13Pro | 14万2,560円 | 16万5,528円 | 19万7,208円 | 22万6,512円 |
iPhone13ProMax | 16万5,528円 | 18万2,160円 | 21万3,048円 | 24万3,144円 |
このように価格がバカ高い(大手キャリアスマートフォンユーザーの平均額は5万9312円)のに世界での売れ行きは好調のようです。
世界中で好調な売れ行きが報告されているiPhone13シリーズですが、中国では特に人気であったようです。
予約開始初日にサードパーティーから500万台が注文され、またAppleへの直接注文も多く、AppleのWebサイトへのアクセスが滞る事態に陥りました。
中国でiPhone13シリーズが大人気~Appleのサイトがダウンする事態に
このように中国ではバカ売れしているようです。日本でどのくらい売れているのかという指標は出ていないので分かりませんが、ツイッターなどの書き込みを見ていると、ヘビーユーザーの方々は着実に乗り換えているというのが見て取れるので、それなりに売れているのかなと思っています。
ところでiPhone13はiPhone12と比較して何が変化したのか?
- ストレージ容量1TBが登場
- プロセッサはA14 BioniからA15 Bionic
- 新色スターライト・ピンク・シエラブルーが登場
- 写真のスマートHDR 3がHDR4
- バッテリー容量がアップ
- 輝度がアップ
①ストレージ容量1TBが登場
とうとう1TBのiPhoneが登場です。iPhone12では標準:64GB/128GB/256GB・Pro:128GB/256GB/512GBというストレージだったのですが、iPhone13では標準:128GB/256GB/512GB・Pro:128GB/256GB/512GB/1TBというようにパワーアップしています。
②プロセッサはA14 BioniからA15 Bionic
プロセッサ:スマホ内部で様々なシステムを処理する部分。プロセッサの性能が高いほど、複雑な処理が高速で行われるので操作が快適になります。
比較 | A15 Bionic | A14 Bioni |
演算回数 | 毎秒15.8兆回 | 毎秒11兆回 |
プロセスルール | 5nm | 5nm |
トランジスタ数 | 150億 | 118億 |
このような違いがあるので、iPhone13の方がより快適に操作できるということになります。
③新色スターライト・ピンク・シエラブルーが登場
こちらは説明するよりも目で見て確認してみてください。
こちら(apple公式サイトにカラーが記載されています)をご覧ください
④写真のスマートHDR 3がHDR4
一番の違いは「全モデルで手ブレ補正が強化されている」ということです。
iPhone12のカメラ機能
- デュアル光学式手ぶれ補正(広角/望遠)
- 最大10倍のデジタルズーム
- 写真のスマートHDR 3
↓↓
iPhone13のカメラ機能
- センサーシフト光学式手ぶれ補正
- 最大15倍のデジタルズーム
- 写真のスマートHDR 4
- フォトグラフスタイル
手振れ補正が強化されたことで歩きながらの動画撮影でもブレブレにならずにスムーズに撮影することができるようになりました。
更にカメラセンサーサイズがアップしたために、より光を多く集められるようになるので、暗い場所でも撮影により強くなったといえます。
その他、ピントを合わせる場所を変えることができるシネマティックモードや、撮影の時に撮影モードを変更することができるフォトグラフスタイルが新搭載されています。
⑤バッテリー容量がアップ
比較項目 | iPhone13 | iPhone12 |
ビデオ再生 ストリーミング | 15時間 | 11時間 |
オーディオ再生 | 75時間 | 65時間 |
ご覧のようにビデオ再生&ストリーミングで4割弱、オーディオ再生で2割弱再生時間が伸びるという結果となっているようです。
⑥輝度がアップ
iPhone13 | iPhone12 | |
輝度 | 800ニト | 625ニト |
ご覧のように輝度が3割程度アップしています。ニトの数値が大きければ、大きいほどiPhoneの画面が明るいということになるので、iPhone12に比べて3割ほど明るくなっているということになります。
このように、新型バージョンが発売されるたびに世界的に話題となり、ヘビーユーザーは買い替えてネットで披露するという現象が繰り返されています。
いったいなぜiPhoneは人気があるのか?
ちょっと前向きが長くなりました。では本題に入ろうと思います。以下、「iPhoneが日本人をひきつける理由」について項目別にご説明します。
そこには単純にみんなが買っているからということだけではなく、ちゃんとした理由が存在していました。
✅日本においてiPhoneの人気が高い理由
①スマホの先駆者であるという王者の風格
所説いろいろありますが、実際にスマホが発売されて全世界で流行したのは、2007年にAppleが「iPhone」をアメリカで発売してからになります。2008年には日本でもiPhoneの発売がスタートしました。2009年には国内のスマホ出荷台数のうち、約7割をiPhoneが独占するという圧倒的シェアを誇るというiPhone旋風が吹き荒れました。
日本で第一号となったiPhoneは「3G」です。そこからiPhone7plusが発売された2016年いっぱいまで、日本でのシェアが70%台をキープするというiPhone黄金時代が続きました。
このような黄金時代を知っている世代で、iPhoneの良さを知ってしまっている人の一部は浮気することなくiPhoneばかりを使い続けています。もちろん、iPhoneの品質が落ちたり、ブランド価値が落ちたりする事態が生じれば多くの人が他のスマホを使うと思いますが、iPhoneは王者のまま進化しており、多様化にてiPhone集中は続かなかったものの、引き続き多くのファンを引きつけ離さないという状況となっています。
②性能面において死角がない(完成度が高く弱点がない)
まずiPhoneの最大の特徴としてあるのがプロセッサが「常にその時代の最高のもの」が入っているという点です。
プロセッサといえば人間でいう脳の部分。スマホ内部で様々なシステムを処理する部分。プロセッサの性能が高いほど、複雑な処理が高速で行われるので操作が快適になります。
要するにネットサーフィンや動画再生、動画編集、音楽視聴、ボリュームの大きなゲームなど、スマホでできること全てにおいて「最高の動きをする」ということを意味します。
今のところ最高のプロセッサが入っているスマホはiPhone13とiPhone12と、apple勢が独占しています。
比較 | マルチスコア | コア数 | クロック | 機種 |
Apple A14 Bionic | 4160 | 6 | 2.99GHz | iPhone13 |
Apple A15 Bionic | 4,587 | 6 | 2.9GHz | iPhone12 |
3位
Snapdragon 888 5G | 3691 | 8 | 2.84GHz | ZenFone 8 |
4位
Apple A13 Bionic | 3476 | 6 | 2.66GHz | iPhone 11 |
これらトップクラスの性能にプラスして、あらゆる面(音質、人工知能、動画処理能力、ゲームアプリへの対応など)において死角がありません。その円熟している性能も消費者を引き付けて離さない理由といえます。
③動画撮影機能が高性能
これは私だけかもしれませんが、iPhoneが最も優れていると思うのは動画撮影能力だと思ってます。他のスマホで動画を撮影すると、能力が低いのか画質が大幅に低下します。歩きながら撮影しようものなら、ブレブレカクカクになり観れたものではありません。
一方、iPhoneで動画を撮影すると画質が落ちません。歩きながら、動きながら撮影しても大してカクつきません。
この機能は特筆すべきだと思います。我が家ではエクスペリア1Ⅱ、ファーウェイP20lite、アクオス・アンドロイド7、iPhoneSEがあるのですが、どれもiPhone11promaxの動画にはかないません。iPhone11promaxは親戚の子が持っていてたまに触らせてもらうのですが、同じ動画をとってもとてもきれいでブレがありません。さすが!という感じです。
iPhone12と13は更にその上を行っていると思うので、他の機種との差はますます広がっているといえそうです。
④独自アプリの豊富さ
- iPhoneを探す
- iMovie
- GarageBand
- Keynote
- FaceTime
- Podcast
- Sleep Meister
- SPOON
- FORTNITE
- Microsoft Pix カメラ
以上のように、iPhoneにしかないアプリや専用のガシェットなどがあります。これらに使い慣れている方は、使い方が分からないandroidに乗り換えるようなことはしません。
逆にandroidで慣れている方はiPhoneに乗り換えないと思います。
要するに、先ほど①で説明しましたが、スマホが出始めの時に日本人の7割がiPhoneを使っており、その流れで使い慣れたiPhoneを使っている方が非常に多いというのが結論となります。
実際にはそれだけではなく、Apple社が努力してアプリやガシェットを使いやすいものにしている、互換性を高める、定額制サービスの充実など努力していることも大きな役割を果たしています。
⑤操作が簡単
iPhoneはハイスペックで多機能なスマホですが、基本操作はシンプルで簡単。高齢者や小学生などでも簡単に操作できるようにしてあるという特徴があります。
なぜかというと、iPhone は細かい設定ができない仕組みとなっているからです。
Androidの場合、通話、メディア、通知、アラーム、着信音に、それぞれ別々の音量を設定したり、ランチャーを簡単に取り替えることができる、アプリではない個々のアイテムを表したアイコンもホーム画面に置くことができるなど細かな設定ができますが、iPhoneはこれら設定はできません。
よく言えばわかりやすい、悪く言えば自由度が低いのがiPhoneの特徴です。
あと、持っている人が多いので操作が分からない時は周囲に人に聞くことができるというのも大きいと思います。androidの場合は機種によって操作が違うので聞きたくても聞けないというデメリットがあります。
⑥アクセサリが充実している
✅アクセサリ
- スマホケース
- 画面保護シート
- 充電アダプタ
- ワイヤレス充電
- イヤホン
- AirPods Pro
- シェイクケース
iPhoneはこれらアクセサリが充実しています。なぜ充実しているか?それはシェアが高いからです。
iOSの日本シェアは、StatCounterの集計データを元にした内容で、2018年4月から2021年4月まで大きな変動がなく、66%以上のシェアがあると報告
日本のiPhoneシェアは3年間変動なしの66% Apple Watchシェアは55%
↑こちらのニュース記事からも分かる通り、日本におけるiPhoneのシェアは66%とめちゃくちゃ高いことが分かります。
更にすごいのはiPhoneの規格(大きさ)はそれほど多くないのに対し、androidは非常に多岐に渡ることです。androidはまずメーカー(例えばソニー、シャープ、グーグル、サムスン、ファーウェイなど)が多数あり、更にそのメーカーによって機種や規格が分かれているというのがあるので、必然的にiPhoneのアクセサリが多くなります。
企業の方も売れるのと規格が少ないので出しやすく、消費者の方も数がたくさんあるのでうれしい、しかも選びやすい(迷いにくい)という特徴があるのでアイテムが多くなります。
「かわいいスマホケースがあるからiPhoneにする!」という方も多いのではないでしょうか。
⑦PCやアップルウォッチなどとの関連性
Appleウォッチにて認証を済ませていたら、スマホを認証なしにロックを解除できたり、アイパッドやPCとの情報の共有ができたりするなど、Apple社製の製品を持っている場合には互換性があるので何かと便利です。
✅アップル社製品で統一することで得られるメリット
- パソコンを変えた時のデータ引き継ぎが簡単
- iCloudで写真、音楽、アプリデータなどを自動で連携してくれる
- Apple端末同士は、オフラインでも無線でデータ転送が可購入アプリは家族共有できる(6人まで)
- メモ帳は手書き、カメラでの書類スキャン、リスト機能などがあり、それを共有することもできる
- iCloudで使用する端末を変えても作業が継続できる
- インターフェースが一緒のため、機器が変わっても作業しやすい
- セキュリティが高い
Apple社の製品でそろえていると以上のようなメリットを享受することができます。私は知らなかったのですが、家族間でアプリ共有できるというのが素晴らしいですね。しかも無線でデータ転送できるのはすごい。
そしてすごいのは、例えばパソコンで書類の作成しているとします。その途中で外出しても、外出先にてiPhoneでパソコンで作成していた書類作成の続きができるということ。これは本当に素晴らしいと思います。
Googleでもできそうですが、ちょっと知識がないと難しそうです。
⑧欧米への憧れ(日本製ではないというブランド価値)
ノーベル賞、ブランド物、メジャーリーグ、ハリウッド映画&ドラマ、プレミアリーグ、ハーバード。日本人はいつでも欧米に関心を持っています。
米大統領好き・中国嫌い。アジアの問題で登場する専門家を除くと、テレビに出演する外国人コメンテーターは大抵欧米の白人です。
日本人は近代化に成功したけれども、政治、経済、刑法、憲法などあらゆる制度を西洋から学んできました。近代化に役立つほぼすべてのものが、西洋からの模倣です。
このように誰も口には出して言いませんが、日本人は心底欧米に憧れています。外見もかっこいいし、経済の中心も欧米です。また、世界のリーダー的存在も。憧れない方が逆におかしいといえます。
そこに日本製ではないというブランド価値が付加します。車なども同じですよね。ドイツ車を乗っていると何となく自慢できるという風潮があります。
以上のように「欧米に対して憧れがある+日本製じゃないという優越感」が日本人をiPhoneの虜にしていると考えられます。
⑨一流人が皆iPhoneということへの憧れ
こちらは確かなデータがないので何ともいえませんが、芸能人やユーチューバー、プロスポーツ選手など、有名人のiPhone率は一般人と比べて高いと思います。
放送作家の「鈴木おさむ」さんがこちらのコラムでお話しになっています。
正直言うと、周りはiPhoneだらけです。特に業界は多い気がします。
なぜ、みんなiPhoneを使う? Androidの鈴木おさむが質問!
このように業界の方が言っているのでまず間違いないと思います。よく分かりませんが、一番いいスマホを使うことがステータスにもなりますし、更に売れているという印象を与える意味でもiPhoneを使うというのもあると思います。
有名人たちがこぞってiPhoneを使えば、それに憧れを抱き一般の方々もiPhoneを使う人が増えるという現象は想像に難しくありません。
⑩下取り価格が安定している
iPhoneは異常なほど下取り価格が安定しています。
iPhone X(256GB)の下取り価格(NTTドコモにおいて):良品の場合→26,100円(こちらのサイト参照)
新品の発売価格は129,800円でした。
26,100円÷129,800円×100=20.1%となりますので、価格が79.9%落ちているということになります。
iPhoneXと同じく2017年に発売されたスマホとして以下の機種があります。
- Galaxy S8
- AQUOS R
- HUAWEI Mate 10 Pro
こちらの現在の下取り価格はそれぞれ
■Galaxy S8:携帯少年での査定価格で一番高額→18,000円(ドコモでも発売価格が118,584円なので、価格は84.8%下落しているということになります。)
■AQUOS R:NTTドコモの査定価格は→1,100円(ドコモでの発売価格が89,424円なので98.8%下落しているということになります。)
■HUAWEI Mate 10 Pro:NTTドコモの査定価格は→2,400円(シムフリーの発売価格が89,800円なので97.3%下落しているということになります。)
2017年に発売されたスマホの下取り価格の下落率比較(新品に対する下取り価格の下落率)
iPhoneX | Galaxy S8 | AQUOS R | HUAWEI Mate 10 Pro | |
端末下取り価格の下落率(新品に対して) | 79.9% | 84.8% | 98.8% | 97.3% |
スマホの下取り&中古スマホの購入は↓↓こちらのサイトがおすすめです
以上の比較結果を見ると分かりますが、iPhoneの下取り価格は他に比べて圧倒的に高いのが分かります。理由は性能がいいからというのと、人気があるからでしょうか。
普通は古いスマホなどは端末の機能がその時代のソフトに対応できないので、アプリやWEBページ、動画、音楽などに対応できなくなるのですが、iPhoneは古くてもバージョンアップによって対応できる割合が高いようです。問題は電池だけですが、電池は交換で対応することができます(iOSの場合は未使用アプリをバックグラウンドで制御していることから、電池持ちが良いという特徴があります)。
このようにいろいろな面においてiPhoneを選ぶ人が多い、また、これは勝手な推測ですが、新品では高くて購入できない人が安価になった中古を購入しているということもあり得ます。
中古のスマホを買いたい!という人は↓こちらの記事を参考にしてくださいませ
価格とレビューを比較。ネットで買える中古スマホ販売サイトまとめ
中古スマホをネットにて購入することができる主なサイトをまとめました。全部でメジャーな13サイトになります。サイトの紹介と他サイトとの比較、評価を含めてなるべく細かくご紹介します。
⑪皆が使ってるから
スマホを選ぶ時に自分が使いたい機能やPCなどとの互換性などを考える人と、取りあえず何も考えずに雰囲気だけで選ぶ人とがいます。
この両者ともにiPhoneは有利に働きます。機能は最高峰だし、周囲に持ってる人が多いので何となく購入する層も引き込みます。
また、持っている人が多い=操作が分からない時に教えてもらえるというメリットもあります。私の母親はこれが理由でiPhoneを選び使っています。そして、分からないことがあれば、一緒に働いている従業員に聞いています。特に年配者はこの傾向が強いと思います。
家族でもありますね。両親ともにiPhoneを使っている家庭は、子供にもiPhoneを持たせる傾向があります。それは使い方を教えてあげることができるということが関係しているのかなと思います。
この傾向はコミニティー内でも生じる傾向があります。特に中学生や高校生といった多感な時期にその傾向が強くなります。友人関係、クラス、学校などの単位、更にその年代全てに波及して同じスマホが流行するという風潮があります。iPhoneは見事に中高生のコミティーに浸透してそのシェアを絶対のものとしています。
↓↓こちらは2018年のデータです
中高生が利用しているスマートフォンの割合、iPhoneが74.2%、Androidが21.9% 女子高校生は84.9%がiPhoneを利用
MMD研究所
中高生の74.2%がiPhoneってすごくないですか?⑥のアクセサリの欄でご紹介しましたが、日本でのiPhoneのシェアは66%です。これが中高生になると74.2%、女子高生に限ると84.9%がiPhoneユーザーとなります。
「多感=バカにされたくない」という想いが強くなるのでしょうか。
うちの娘もiPhoneSEを使ってます↓↓
⑫総じてブランド力が高い
そして最後はこれに尽きると思います。iPhoneが世に出始めて(2008年に登場)から13年、その前からApple社のブランドイメージは高かったですが、この13年間でiPhoneが確実に認知されたことによって、更なる強く高いブランドイメージを作り上げることに成功しました。
普通はこのイメージが崩れることがあるのですが、Apple社の場合は盤石ですね。とはいえ、近年、Apple社の技術に肉薄するその他企業も出てきており、昔に比べたら大分iPhone以外のスマホに分散している傾向があります。なので、Apple社には更なる革新的な技術や新しいソフトウェアの開発などが望まれるのかなと思います。
あと、日本で活躍し続けるには価格がネックになります。諸外国と比べてデフレ(物価が安い状態)が続き、中々物価や賃金が上がっていかない日本。その背景には「サービス精神が旺盛」という一面があると思います。
サービス精神が旺盛→消費者はサービス慣れしている→最大のサービスは価格を抑えること→価格が安くなる
という方程式が成り立つので、企業は競争を勝ち抜くために価格を抑えようとします。消費者もそれに慣れてしまい、価格が安く且つ品質のいいものを選ぶ傾向にあります。
iPhoneはこの傾向と真逆をいく価格設定をしているので、今は価格とブランド力のせめぎ合いとなっています。もしですが、今のiPhone並みのスマホが4~5万円で販売する企業が出てきたら、恐らくiPhoneのシェアはかなり奪われてしまうと思います。ファーウェイやオッポなどの中国企業がそれに近いですが、中国製のイメージがあまりにも日本にて悪いことから、すぐにシェアを奪われるということはないと思います。シャープのアクオスあたりがもう少し頑張ってくれたら…と思います。
このようにいろいろありますが、いまだブランド力は健在でマーケティングもピカ一です。なので当面はiPhoneの天下が続くのかなと思います。
その他、iPhoneの強いところ、メリット
- セキュリティーが高い
- ヌルヌルという操作感がいい
- カメラの操作が簡単でいい絵が撮れる
- 認証機能の精度が高い
- バッテリーの持ちがいい
- 直感で操作できる
- iPhoneからiPhoneの機種変更が簡単(データ転送も楽ちん)
一方でiPhoneには弱点もあります
- 外部SDカード(ストレージ保存)が使えない
- ホーム画面をカスタマイズすることができない
- ウィジェットの自由度が低い
- 端末内のファイルを閲覧・操作する事ができない
- お財布ケータイ機能が使えない
- イヤホンジャックが使えない(専用の変換アダプタを使えばOK)
- 怪しいアプリ、アダルトチックなアプリを使うことができない
- 価格が高い
- 戻るボタンがない
- 指紋認証がない(androidの方がロック機能が豊富)
- ジェスチャーアプリが使えない
- マルチウインドウ・マルチタスクが使えない
- Googleとの互換性がandroidよりも劣る
- 音質が劣ることがある
今回は以上になります
今回のブログ記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。
iPhoneが日本にて売り上げを伸ばしている理由はブランド力とサービス、そしてマーケティング能力です。世界でNo1のスマートフォンであるという機能面での実力、そして欧米のトップ企業という憧れによって王者としての風格を維持しています。
そこに消費者を満足させるサービス、そしてそれを周知させるマーケティング、全てをマルチにそつなくこなすことによって、更に消費者獲得に拍車をかけています。
ここには書きませんでしたが、Apple社はiPhoneの製造は行っていません。全てサプライヤーと言われる国内及び海外の企業に製造を委託しています。自分が得意でない分野は他の企業に任せて品質の向上及び利益率向上につなげていくという発想もアップル社の強みとなっています。
Apple社が実際に製造を全て一貫して行っていたらどうなっていたでしょう。恐らく満足な品質のスマートフォンを作り上げることができなかったでしょうし、価格も倍くらいになっていたでしょう。更にサプライヤー企業への還元もなくなるので、米国以外の国での売り上げも減少していたことでしょう。
このような違いを判断し一番効率のよい仕組みを取り入れたことも勝因の一つだと思います。またアプリを作る企業からの利益吸い上げシステムも功を奏しているようです。
日本のスマホ企業が勝てないのはこの辺にあるのかな?と思います。途上国のサプライヤーに任せて利益を上げることまでは真似することができますが、アプリを作る企業から利益を吸い上げるシステムは作り上げることができません。そこで営業力や開発力の差が出てきてしまうということでしょうか。
ということで、この辺で失礼いたいます。当ブログには他にもいろいろな記事がありますので、ぜひお読みになっていってくださいませ。
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