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株取引・私がコロナ相場で大失敗してしまった要因

株取引・私がコロナ相場で大失敗してしまった要因

コロナで残業が減った、お客さんが減ったなどで給料が減った代わりに増えたのが時間です。その時間を使って副業をする人が増加したという報道がなされています。私もその一人で、以前から行っていた株取引に力を入れてみたものの、大失敗して逆にお金を失ってしまう…という情けないことをしてしまいました。その体験談をご紹介します。

この記事でわかること

  • 株取引とは
  • コロナ相場で失敗した体験談
  • なぜ失敗したのか?
  • 株取引の注意点
  • 素人が株取引で成功するには

株取引とは

株取引とは上場している企業の株を買い、買った株を売却することで利益を得る、又は損をするという取引になります。

上場している株の株価は買う人が多いと上昇し、逆に売る人が多いと株価が下がります。買った時と比べて株価が上がっていれば利益となりますが、下がっていれば損となります。

上場している企業は株が買われると、買われている分のお金を企業活動に利用することができます。沢山買われればその分企業活動に使えるお金が増えるので、CMや設備投資などいろいろなコトに使えるようになります。よって業績がよくなるという良循環が起きやすくなります。

売られて株価が下がっている企業は、逆に企業活動に使えるお金が減少するので、

株価が上がる理由

  • 好業績が発表される
  • 分割や業務提携など業績に影響するニュースが発表される
  • 日経、ダウ共に上昇相場であること
  • 金融緩和が行われている時
  • 先進国の景気がいい状態が続いている時
  • 円安が進行している時
  • その銘柄が分類されている市場(日経一部、日経二部、ジャスダック、マザーズなど)が買われているという地合い
  • その銘柄の分野(例:DX系、外食、5Gなど)が買われている時
  • 下げ過ぎた反動

株価が下がる理由

  • 業績悪化の発表
  • 無配、減配、増資などのネガティブなニュース出た時
  • 全体的に下落している時
  • 国の景気が悪い時
  • 利上げが行われたとき
  • 円高が進行している時
  • その銘柄が分類されている市場(日経一部、日経二部、ジャスダック、マザーズなど)が下落している時
  • その銘柄の分野(例:DX系、外食、5Gなど)が下がっている時
  • 上がり過ぎた反動

このように様々な理由によって株価は変動します。その都度、何が原因で変動しているのか、その変動は一時的なのか、それとも長く続くのかなどを考えてトレードしていかなくてはなりません。

私がなぜコロナ相場で失敗したのか?

皆さんも分かっている通り、今年の頭くらいからコロナ騒動が日本はもちろん、全世界で巻き起こっています。最初は中国だけの問題でしょ?とタカを括っていた他国ですが、あっという間に広がり、全世界で蔓延している状態が今まで続いています。

コロナによる経済への影響は深刻です。

  • 航空業界
  • 鉄道業界
  • 旅行業
  • 飲食業
  • スポーツ業界
  • イベント関連
  • 製造業
  • 小売業
  • 自動車関連

これらの業界の業績は深刻です。本日エアアジアが倒産したというニュースも入ってきました。

このコロナ相場でどのような失敗をしたのか

  1. 下落が始まった時に逃げ遅れた
  2. 上昇相場が分からず買いにいけなかった
  3. 気づいた時には株価が上昇していた
  4. その後は慣れない短期スイングトレードで失敗続き

順に説明します。

①:日経株価はコロナの感染が世界中に広まると同時に大暴落しました。約24,000だった平均株価が16,500円ほどにまで下落しました。その間、わずか1か月間です。

あれよあれよという間に下落してしまいました。私はこの時、最後まで持ち続けていなかったものの、3月9日くらいまで持ち続けてしまったので、持っていた株の利益の大半を失ってしまった状態での売却となってしまいました。

②・③:その後、3月19日から反転したものの、どこが底か分からず、更に「また暴落するかも…」という恐怖が邪魔して株を買うことはできませんでした。結局、買う気になったのがゴールデンウイークくらいでした。すでに日経平均が16,500円→22,500円にまで戻していた頃でした。(現在の価格は26,000円前後)

④:その後も中長期で買いに行けませんでした。なぜかというと業績が悪い企業が軒並み出ているからです。景気がいいとされ、菅総理肝いりの政策であるDX系でも、コロナの関係で企業の設備投資が滞っていることが原因となり、下方修正や業績悪化発表などが目立ちます。なので思い切って買いにいけません。

また、伸び盛りであるネット配信銘柄や医療情報サイト銘柄、電子商取引、ECプラットフォーム、5Gなどは過熱感があり、大きな変化がある前触れが出ているので買えません。よって、慣れない短期取引を繰り返しては損失を増大させてしまいました。

短期取引は上がれば買いたくなるので買い→下がれば売りたくなるので売るという心理がありますが、そのまま取引してしまうと、上げる→買う→その反動で翌日は下げるというヨコヨコ相場にありがちな値動きに翻弄されて損を重ねてしまいます。投資を始めた当初に学び絶対にやらないと誓った投資方法ですが、今のようなよく分からない時はこのような投資法になりがちになってしまいます。やらない、手出ししないが一番なのですが、それができないのが投資家のダメなところです。

なぜこのような失敗をしてしまったのか?

失敗してしまった理由は生ぬるい相場に慣れてしまっていたという感じでしょうか。よく分かりませんが、ここまで暴落するとは思っていなかったというのが敗因だと思います。

それによって「相場を休む」という意識がなかったのがまず第一の間違いだったということでしょう。

また、中長期投資家は「かなり鈍感」というのも要因だと思います。逆に鈍感じゃないと中長期投資家なんてやってられません。ちょっとしたことで売却していてはうまい人の鴨になってしまいます。なので、コロナの悪影響は分かっていましたが売却できなかったということも失敗の原因になっていると思います。

更に損を重ねてしまったのが「短期売買」です。暴落が起きたというショックが頭から抜けず、慣れない短期売買を繰り返してしまったことが損を更に増やしてしまいました。

短期トレードは頭の回転が速く、更に銘柄選びのセンスがないと利益を得ることができません。私は兼業(仕事をしながらトレードをしている)なのでその日のニュースや地合い、銘柄選択を行う時間が十分にありません。またセンスもありません。なので負けは火を見るより明らかです。

このような諸々の要因がかさって大損失を被ってしまいました。マジでヤバいです…。

株取引の注意点

こんなぼろ負けした私がいうのもなんですが、株トレードにはその人に合った方法があります。

株トレードの種類と性格や能力の関係性

デイトレード、スキャルピング

ド短期トレード。一日のうちに何度もトレードするという方法。チャートを読んで少しの値動きで利益を得たり、自分で多額のお金をつぎ込みチャートを作り他の人を呼び込むという方法があります。

このトレードに適している人は頭の回転が速い人、決断が速い人、センスがある人になります。もちろん知識(銘柄やニュースを知っておく必要がある)やチャートの動き方など細かく勉強して知っておかなくてはなりません。素人はまず無理な手法です。

スイングトレード

数日~数週間の間で株を売買するという方法です。主にグロース銘柄といって、割高にも関わらずその時の地合いに最も合った銘柄(例えば今だったら5GやDX、健康食品、オリンピック銘柄など。でも今は端境期なので微妙かも)を狙って買い、ブーム(投資家の中のブーム。買う人は同じ人だが近年増加傾向にある)が去ったらまた次の銘柄を物色するという投資法。

専業(株の売買だけで生活してる人)はもちろん、兼業でもトレードできるという方法です。今回のような大暴落でも逃げられるので安全ですが、ブームが短期なので高値掴みばかりしてしまうと永遠に損してしまうという怖い一面もあります。入るタイミングと次に来るブーム及び買われる銘柄を読むというセンスが必要になります。

バリュー銘柄に中長期にわたって投資するという方法

割安(業績の割に株価が安い。高いか安いかはその同業種の銘柄によって異なる)で好業績の銘柄を、地合い(世界の景気)に関係なく、業績やその企業の方向性に問題が生じない限り持ち続けるという投資法です。

世界の株価が直近10年間上がり続けている(日経は2.5倍。ダウは2.4倍)ことを考えると、長期で株を持っていればほぼ勝つことができるということになります。なので、特に知識がなく投資で成功したいという方はこの投資法が一番適しているといえます。日経平均でこの増え方なので、好業績で伸び盛りの企業であればその倍率は10倍、20倍になるものもあります。

決算書は読めてもその企業のポテンシャルについては分からない。いいと思っていた企業の決算が実はクソ決算だったということが多々あり、業績予想ができない…といった素人の方が勝つにはこの投資方法しかありません。

株取引はその人が持っている知識やセンスによって大きく勝率が左右されます。誰でも勉強や経験を重ねれば、それなりに勝てるようになる、というのはどの世界においてもいえることですが、株の世界はそれほど甘くありません。

何故かというと先生がいない方がほとんどだからです。先生がいて全てトレードの基礎を学び、その通り取引を行っていくならば勝率は上がるでしょうが、ほとんどの方は適当に本を読み、自分なりにトレードを行っているのが現状だと思います。

恐らく、その程度であれば頭の回転や決断力、センスによって大きく左右されてしまいます。取引方法が合っていない場合の行く末は、負けてやめるか、いつまでも負け続けるかの2つです。

一方でどこかで気づき投資方法をバリュー中長期投資に変えた場合には、恐らくよほど銘柄選び及び買うタイミングを間違えない限り、投資する期間が長くなればなるほど勝率が上がっていくと思います。

とはいえ、人間には「利益や損失に耐える力量」というものがあります。ある株を300万円で買い、損失が100万円になったらどうします?恐らく毎日がストレスでどうにかなってしまうのではないでしょうか。よほど生活に余裕がある人じゃない限り200万円の損失をそのまま耐えろというのは難しいと思います。

利益も然りです。300万円で投資して400万円になったとします。そのまま利益を確定して売却すれば100万円の利益になります。しかし、このところ値動きが怪しいです。下がりそうな予感がします。どうしますか?大半の方は売りたくなるでしょう。この願望に耐えて持ち続けるという胆力が株取引には必要になります。

以上、いろいろな試練が待ち受けているのが株取引になります。業績チェックもしなければなりません。その時に迷いも生じることでしょう。これらの作業を行いつつ、ノイズを無視して淡々と持ち続けるという鈍感さも必要になります。

素人が株取引で成功するには

すでに答えを書いてしまっていますが、素人が株取引を成功させるには(失敗しないようにするには)

  • あまり目立たない割安なバリュー銘柄に中長期投資(数年)する
  • 分散投資を心がける(1銘柄に集中投資しない)
  • 急騰してる銘柄に飛びつかない
  • ファンドが見向きもしないような極端に小さな銘柄(100~200億以下)は無視する
  • リーマンショックやコロナショックのような大きな株価変動以外は無視する
  • 業績や企業の方向性に変化がなければ持ち続ける
  • 売却ライン(いくら以下・以上になったら売る)をある程度決めておく
  • 分からない時は買わない
  • 生活費を株購入費に充てない(あくまでも生活費を除いた余剰で行う)
  • 感情でトレードしない

などが大事になります。上場企業数は3,800社余りあるので色々調べていると目移りが止まりません。なので、中長期バリュー投資と決めているのにしょっちゅう売買しているという人がいますが、これでは利益を得ることはできません。

しっかりと調べて決断したのならば、先ほどの書いた通り、業績が下落したり、会社の方向性が変わらない限りはもち続けることが必須となります。業績の下落に関しても、なぜ下落したかたかを調べ、悪化は一過性で再び業績が上向くことが確認できればそのまま持ち続ければいいと思います。

銘柄選びが分からない…という声をよく聞きます。これは私も全く分かりません。しかし、我々には四季報という武器があります。四季報をじっくりチェックし、更にその企業が発表している決算資料などを読むと共に、これからの時代に合った銘柄を選定するというくらいでいいと思います。

銘柄の選び方

☆四季報が好業績を予想している→株のプロが選んでいるので信用してもいい(間違ってる時もあるが)

☆決算にて好決算を発表している、決算の中身を見ても時代に合った商品にて確実に業績を伸ばしている→決算が粉飾されていない(在庫が積みあがっているなど)がなければ信用してもいい。決算さえよければその企業の先行きはいいと考えていい

☆これからの時代に合っていると判断できる→株は予想で買われます。これから伸びるであろう銘柄を選択することで株価上昇、業績上昇をある程度予想することができます。(今であれば5GやDX、AI、省エネ、電気自動車、セキュリティーなど)

もちろん、以上は一般的にいわれていることであり、その人にどのような投資法が合っているかは千差万別です。なので全ての人にバリュー中長期投資を勧めている訳ではありません。

株取引において知っておくこと

①勉強して株に対する知識を付けること

②自分にあった投資法を選択すること

③政府が投入する財政緩和を含み、株式市場に投資する人の投資額は「ある程度決まっている」ことを理解すること ④に続く

④株式市場に投資される金額は決まっているので、株は人気投票の一面があるということを理解すること

⑤投資される額は短期では決まっているが、長期(数年)単位で考えると確実に増加している(よって株価は上昇していく運命にあること)ことを理解すること

⑥投資額を増加させる方法として信用取引があること、その取引によって株価の大きな変動があることを理解する

⑦ファンドアなどの大口が入っていない銘柄は値動きが安定しない。値動きの乱高下が激しい。好業績でも買いが続かない。地合いが悪いと株価が急降下する(腰の入った買いが続いている銘柄はファンドが定期的に買っている可能性が高いので株価が上昇しやすい)

⑧例えばスシローやニトリ、ワークマンなど、皆が知っていて認知度が高い銘柄は買われやすく売られにくい(といっても好業績だということがマスト)

⑨割安・割高は重要な指標だが、それよりも大事なのは成長性(成長性が強く予想されている銘柄は割高なのにも関わらず際限なく買われる)。割高だからといって早売りしてはならない

これらも併せて勉強しておくことで株価の動きを予想していくことができるようになります。

皆さんのご健闘をお祈りいたします。自分も頑張らなきゃ……。

株取引で落ち込んだ時に読みたい本のご紹介


絶対に役立つ!人生に迷った・疲れた・行き詰った時に読む本

人生に迷っている、もう疲れた、行き詰まりを感じているなどがある方に役立つ本をご紹介します。人生には大きく分けると、成功している方と失敗している方とに別れます。この理由を知っているのと知っていないのとでは大きな違いが出てきます。

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