やっぱりこれが一番楽。大型の熱帯魚を飼う場合には「ベアタンク」にすべき理由
いきなりですが水槽をリセットしました。私事で恐縮です。
もう同じソイルを2年以上使っていることもあり、ソイルが限界だったことと、水草に苔が生えまくっている状況になっていたので、我慢しきれずに水槽の中をぜーんぶ出してソイルと苔のついた水草を廃棄しました。
いや~リセットすると気持ちがめっちゃスッキリしますね。
そして、しばらくこのスッキリ感を味わいたいので水槽をベアタンクとすることにしました。
元々、ディスカスなどの大食漢で水を汚す熱帯魚を飼育する場合には、水質管理が楽なベアタンクが多用されています。
今回はこのベアタンクのメリットについて徹底的にご説明していきたいと思います。ぜひ最後までご覧になってくださいませ。
今回の記事で分かること
- ベアタンクとは?
- ベアタンクのメリット
- 大型魚にベアタンクがいい理由
- ベアタンクに適した熱帯魚の種類
- 水草水槽とベアタンクとの比較
- 砂利水槽とベアタンクとの比較
ベアタンクとは
ベアタンクのベアとはbareと書き、和訳すると裸や剥き出しという意味になります。要するに、水槽そのままの水槽という意味になりますね。上の写真の状態のまま熱帯魚などの観賞魚を飼育することを「ベアタンクで飼育する」といいます。
✅水槽で観賞魚を飼育する方法
- ベアタンク
- ベアタンク+岩や流木
- 砂利敷き
- 砂利敷き+岩や流木+水草
- ソイル敷き
- ソイル+岩や流木+水草
ざっとですが、以上のような水槽のスタイルがあります。多いのが砂利などを薄く敷くというスタイルです。見た目もよく、砂利は洗うこともできるので管理も楽というのが理由です。
次に多いのがソイル+水草です。アクアリウムというと水草(特に有茎草)を思い浮かべる方が多いと思います。有茎草飼育は水槽管理の中で最も難しく、知識が必要なのはもちろん、手間もお金もかけないとうまくいかないので、その難しさがマニアを魅了するといった感じでしょうか。もちろん、見た目の美しさも秀逸であり、手間暇かけて作り上げた水草水槽を眺めながらコーヒーを飲むという至福の時を味わってしまうと、もう後には引けません。
そしてやはりベアタンクは少数派。理由は「寂しい」のだと思います。水槽をインテリアとして設置するには「それなりに手を加えたい」というのが心理。なので、本格的に水草水槽をやらないにしても、砂利を敷いてプラスチックの水草の置物などを置くということをしている方がほとんどだと思います↓こんな感じ。
なので、必然的にベアタンクで飼育するという人は少なくなるのかなと思っています。とはいえ、長く水槽をやっていると「やっぱりベアタンクだわ」と心底思うことが多々あります。
次の項目にてその理由についてじっくりとご説明します。
アクアリウム歴が長くなると、なぜベアタンクがよくなってしまうのか
私のアクアリウム歴20年弱。熱帯魚や金魚、メダカなどの王道はもちろん、ザリガニやサワガニ、ドジョウ、モクズガニなども飼育してきました。
そして、飼育のスタイルも砂利、ソイル、岩メイン水槽、水草水槽(有茎草)など様々やってきました。
そうやっていろいろやってくると最後はベアタンクに戻ってしまいます。ではなぜベアタンクなのでしょうか。その理由を挙げてみました。
✅ベアタンクがいい理由
- 管理が楽
- 掃除が楽
- 分からないがゼロ
- シンプルなのが美しい
- 魚の色が美しい
- 水量が増えるので魚が広々と泳げる
- 産卵の管理が楽
- コストが少なくて済む
順番に説明しますね。
①管理が楽
これが一番大きな理由です。とにかく管理が楽。熱帯魚などを飼育していると必ずフンがでます。フンはソイルや砂利などを敷いているとそこに目詰まりします。バクテリアなどが分解はしてくれますが、大部分は残り続けて水槽内の環境を悪化させます。
その悪化が、水質を悪くさせて苔や病気などの原因になるのですが、ベアタンクにしていると「どのくらい汚れているか」目視で分かるようになるのでめちゃくちゃ楽です。無駄な心配をしなくて済みます。また目視で分かるフンなどをホースで吸い上げるだけなので掃除も楽。
後は汚れるものがないというメリットもあります。砂利や石、流木などを置いていると、汚れは下に沈むのでこれら水槽内にあるものが汚れます。でも、しょっちゅう取り出すことができないのでその汚れが沈着し、沈着した汚れが水を汚す、又は他の場所に苔が転移するというストレスが…。ベアタンクにするとこのような汚れを防ぐことができます。
ベアタンクは汚れている場所を排除することができるので、汚れが蓄積して細菌などが繁殖する場所を作らせません。なので、魚が病気になった際の特定が容易です。ベアタンクで管理していると、汚れる場所はフィルター内か水の交換頻度が少ないかの2択になります。
②掃除が楽
砂利だとポロホースなどで砂利掃除しなければなりませんし、ソイルだと目詰まりするので1年に1回くらい総替えしなければなりません。また、先ほど上にも説明した通り、フンなどのゴミを取り切ることができません。
しかし、ベアタンクだとガラス面をスポンジで掃除するだけなので楽。しかも毎週しっかり掃除できるので、汚れが蓄積しないというメリットもあります。汚れが蓄積しない→掃除が楽ということになります。
毎日、フンだけを取り除くようにすると更に掃除が楽になります。水質も安定します。
③分からないがゼロ
水質が悪化して観賞魚たちの元気がなくなる、ヒレが溶ける、苔がやたらと増えるなど水質が悪化している時に何が原因なのかよく分からない…という悩みがあるとします。
敷き砂などをしていると、敷き砂が汚れているのか、それとも外部フィルターが汚いのか、水替えの頻度が少ないのかなどがよく分からない…という状況に。
でも、ベアタンクの場合は少なくとも水槽内には原因がないということが分かるので、水替えとフィルター、又はエサのやりすぎ、飼育数に問題があるということが分かります。
特に敷き砂をして流木をいくつも入れ、岩などもたくさん置く、水草もたっぷりというような水槽にしていると、水流が滞る場所が出てくることによって、局所的に汚れが出るというケースが多くなります。
④シンプルなのが美しい
もちろん、完璧な水草水槽を維持できるのであればそれに越したことはありません。私もその状態を維持させたことがありますが、全てがうまく回転していい感じの水槽を維持できていたこともありました。
熱帯魚の糞尿をバクテリアが分解、分解したものを水草が吸収して育つという食物連鎖によってあまり水が汚れずに水草も元気という素晴らしい状態が維持されると、管理者は最高の悦に浸ることができます。
しかし、そんな日は長くは続きません。続けるには糞便などがちゃんと分解→水草に利用されている時。そのうちに底砂に堆積されたフンが分解されなくなり、結果、水が汚れやすくなり苔が大発生。一度、苔が出始めるとそれを止めるのは不可能。リセットする他に手はありません。
一方でシンプルイズベスト。何もない状態もまた美しいです。光を吸収するモノがないので、ライトの光が観賞魚を四方八方から照らしてくれるので観賞魚が明るく見えます。
また、ライトの明かりの四方八方に反射するので水槽全体がキラキラと乱反射してきれいに見えます。
特にADAなどの高透過ガラスを使っている水槽だと、水がよりクリアに見えるのでベアタンク水槽にて透き通った水の美しさが映えます。
無機質な美しさを堪能したい!という人はベアタンクの方がいいでしょう。
あと、苔などで汚れることが少ないというノンストレスも、水槽の綺麗さを増す要因になります。
⑤魚の色が美しい
これは飼育している観賞魚の種類によりますが、ちょっと体色が暗くなりがちなディスカスなどの熱帯魚の場合はベアタンクにした方が確実に美しく見えるようになります。
理由はライトの光が底面に反射するからです。底面に砂利やソイルなどを敷いていると上からのライトが吸収されてしまいますが、何も敷いていないと反射して水槽内が明るくなります。これによって、体色が暗くなりやすい観賞魚は明るくなるので見栄えがよくなります。逆に体色が薄いものは光で余計に薄くなってしまうことがあります。
⑥水量が増えるので魚が広々と泳げる
当然ですが水槽に入っているものが少なくなるので観賞魚が泳ぐ範囲が広くなりますし、水の量も増えます。
これによって、魚たちは泳ぐ場所が増えるのでうれしくなり、水量が増えるので水が汚れにくくなり、結果、水質が安定しやすくなります。
特に私が飼育しているディスカスのような大きめの魚にとっては、少しスペースが広がるだけで泳ぐ範囲が大幅に広がるので、見ていてとても楽しそうに見えます。
⑦産卵の管理が楽
メダカなどを飼育していて繁殖を行っている方は、産卵時に卵が底に落ちてしまい見失ってしまった…という経験があると思います。特に、底が砂利などの場合は見つけるのは不可能です。ソイルでも目を凝らさないと無理。しかし、ベアタンクだと底がまっ平なので意外とすぐに見つけることができます。
メダカの飼育で卵を取り逃したくない!という方はぜひベアタンクで。
⑧コストが少なくて済む
底砂利やソイルって意外にお高いですよね。以下のような価格となっています。
水槽別、底砂の量
30㎝キューブ水槽
リットル | キログラム | |
厚さ1㎝ | 0.9L | 0.54kg |
厚さ3㎝ | 2.7L | 1.62kg |
厚さ5cm | 4.5L | 2.7kg |
45㎝キューブ水槽
リットル | キログラム | |
厚さ1㎝ | 1.8L | 1.08kg |
厚さ3㎝ | 5.4L | 3.24kg |
厚さ5cm | 9L | 5.4kg |
60㎝×30㎝水槽
リットル | キログラム | |
厚さ1㎝ | 1.8L | 1.08kg |
厚さ3㎝ | 5.4L | 3.24kg |
厚さ5cm | 9L | 5.4kg |
60㎝×45㎝水槽
リットル | キログラム | |
厚さ1㎝ | 2.7L | 1.62kg |
厚さ3㎝ | 8.1L | 4.86kg |
厚さ5cm | 13.5L | 8.1kg |
90㎝×45㎝水槽
リットル | キログラム | |
厚さ1㎝ | 4.05L | 2.43kg |
厚さ3㎝ | 12.15L | 7.29kg |
厚さ5cm | 20.25L | 12.15kg |
120㎝×45㎝水槽
リットル | キログラム | |
厚さ1㎝ | 5.4L | 3.24kg |
厚さ3㎝ | 16.2L | 9.72kg |
厚さ5cm | 27L | 16.2kg |
以上のように、意外に底砂って使うんですよね。例えば60㎝×30㎝の水槽に厚さ5cmのソイルを敷くとすると9L必要になります。9Lのソイルの価格を先ほどご紹介したプラチナソイルで計算すると2,450円かかります。
ベアタンクにすると2,450円分のコストが浮くということになりますので、この差は大きい!と思うか思わないかはあなた次第です。
特に大型魚はベアタンクがいい
特に大型魚はベアタンクがいいとされています。なぜかというと、「大食漢なので水を汚しやすい」という傾向があるからです。
✅ベアタンクで飼育した方がいい大型魚
- ディスカス
- エンゼルフィッシュ
- アロワナ
- スポテッドガー
- オスカー
- フラワーホーン
- スネークヘッド
- ピラニア
もちろん、カラシン類などの小型の観賞魚でもたくさん飼育すると大型魚と同じように水が汚れてしまうので注意が必要になります。
きちんとしたフィルターが接続されていて、定期的に水替えが行われている水槽に適合になる魚の数は「水槽の水量÷魚の体長(カラシンのような細長い魚が基準になっていますので、高さがある魚は適宜体長×2倍、3倍にする必要があります)」で計算されます。
なので、60㎝水槽でカージナルテトラを何匹飼育できるか計算する場合、総水量が60Lなので「60÷カージナルテトラの体長3㎝=20匹」になります。
ディスカスの場合は体高が高いので体調15㎝×3=45となります。60÷45=1.3となるので1匹が最適な魚の数ということになります。90㎝水槽だと180L÷45=4匹となります。
計算方法はいろいろありますが、これ以上飼育している方は飼育数が多いということになるので、水が汚れやすい=管理が楽なベアタンクの方がいいとなります。
大型魚をベアタンクで飼育するポイント
大型魚を飼育する場合には水温に注意するようにします。25℃前後でも飼育できますが、多くの場合、白点病などを防ぐ目的で少し高めにします。特にディスカスやアロワナなどは28℃くらいにした方がいいといわれています。
水温を高めにすると高水温に耐えられない水草が多くなります。なのであまり水草との相性はよくないのかなと思います。また、水温を高めにすると苔が付着しやすくなります。当然、水草にも付着しやすくなるので、ここでも水草との相性があまりよくないということになりますね。
大型魚は大食漢なのでエサの食べこぼしやフンによる水質悪化が小型魚よりも強く出ます。エサの残りやフンなどは水槽の底にたまるので、これを随時拾い上げることが大型魚を飼う上で大事になります。
底砂を強いている場合はそこにバクテリアが大量に住み着いているので、多少の汚れは分解されますが、ベアタンクで何も敷いていない場合は永遠に分解されずに残り続け、そして水を汚します。なので、見つけたらこまめに掃除してあげるようにしなければなりません。
光の量は強すぎないように
注意点としてあるのが「光を強すぎないようにする」ということです。ベアタンクは底面が鏡のようになっているので、上からの照明が反射して水槽内が明るくなります。明るさは見る側にとっては嬉しいことですが、魚たちにとってはストレスになります。なので、なるべく明るすぎない控えめな照明としましょう。また、照明を点灯させる時間も長くならないようにしましょう。
特に生エサを与えるディスカスのような魚種はベアタンクがいい理由
ディスカスのようにハンバーグやアカムシなどの生エサを食べる魚種はベアタンクの方が管理が楽です。理由は「生エサは腐りやすいので雑菌が繁殖しやすい→水を汚しやすい」ということ。
特に大型魚などは「大きくさせたい」と思っている人が多く、そのために成魚になるまでにガンガンエサをあげ、更に水温を上げる傾向があります。なので、とても水が汚れやすい環境となります。
この水の汚れを防ぐために、エサの残りやフンなどを回収しやすいベアタンクにするアクアリストが多くなっています。
また、汚れやすい水槽内の置物を最小限にすることで、清掃を楽にするという目的もあります。
底面にソイルを敷き、水草を植え、汚れをバクテリアの分解及び水草からの吸収に頼るという水質管理と、ベアタンクにて汚れを都度回収するという方法を比較すると、圧倒的に「ベアタンクにて都度回収する」という方が水質は良好に管理されます。
比較した科学的データはありませんが、私が実際に行った場合(飼育環境は全く同じ)では、苔の発生度合いが全く違いました。またアンモニアや亜硝酸塩の数値も断然低いという結果となりました。
環境は同じでしたが、ベアタンクの場合、毎日、下に沈んでいる食べ残しやフンを回収していたので、事実上、毎日8分の1の水替えをしていたのと同様でした。なので、当たり前といえば当たり前といえそうです…。
本来ならば↓このようなろ過&アブレーション機能があるものを入れておくといいのかもしれません。食べ残し&フン拾いを兼ねた水交換の手間が省けます。
やはりおすすめは水作エイトの投げ込みフィルターですね。これを置いておくだけで底面に溜まっているフンなどを回収してくれます。また、フィルター内に住み着いているバクテリアがある程度分解してくれます。電気はいらず、エアポンプをつなげるだけなので故障がないのも嬉しいですね、交換アイテムも充実しています。
水草水槽とベアタンク水槽との比較
✅水草水槽メリット・素晴らしい点
- 見た目が華やかになる
- 自然界を再現できるのが想像力を刺激する
- 隠れ家ができるので観賞魚にとっていい環境となる
- 光を当てていると酸素を放出してくれる
- 水中の汚れ(硝酸塩、リン、窒素など)を栄養として吸収してくれる→水質安定
✅逆に水草水槽のデメリット・よくない点
- とにかく難しい(環境の管理が大変)
- 苔などが付着しやすい
- 根が張るので底面ソイルの掃除ができない
- 水流が滞る場所ができる
- リセットや大掃除の時は大変
✅ベアタンクのメリット・素晴らしい点
- 掃除が楽
- 水質管理が容易
- スッキリしていて清潔感がある外見
- 広くなる
- コストが少なくて済む
✅逆にベアタンクのデメリット・よくない点
- 素っ気ない
- 汚れが目立つ
- 明るすぎて個体が神経質になることがある
- バクテリアの住処が少ないので水質が安定しにくい時がある
- コリドラスやエビなどの隠れ家がない
双方の水槽には以上のようなメリット・デメリットがあります。これは水槽を管理している人によって大きくもなりますし、小さくもなります。
何が言いたいかというと、水草水槽が大好きな人は、手間が大変でも一向にストレスにならず、むしろ世話することに楽しみを覚えるのに対し、あまり掃除が好きじゃない人で完璧主義の人は水草水槽はあまり向かない可能性が高いといえます。
また、水温や飼育する観賞魚の種類によって水槽の形態が異なるので、見合った方法で管理しないとデメリットが大きくなるということも覚えておかなくてはなりません。
後は知識や技術、コスト面もありますね。水草水槽を維持するのには知識と技術が必要不可欠となります。特に安定するまでの初期~中期までは本当に難しいです。更にco2供給システムや高容量のLEDライト、ソイル、肥料など、たくさんのものを買わないといけないのでコストがかかります。
それに比べてベアタンクは手間がいらず、コストも少なくて済みます。この違いにより、ベアタンクを選ばざるを得ないというケースもあります。
両者の中間なのが砂利水槽
水草水槽とベアタンクの中間的な水槽として「砂利水槽」があります。
上の写真のように砂利を敷いて石や流木、ちょっとした水草をレイアウトするという感じ。
砂利なのでバクテリアが住み着きますし、ヘドロが溜まったら掃除することもできます。見た目もまあまあ自然感が出ます。水槽の作り手としての楽しみを味わうことができます。
✅砂利水槽の特徴
- レイアウトを楽しむことができる
- 水草も植えることができる
- 岩や流木なども飾ることができる
- 砂利内にバクテリアが住み着くので水質が安定しやすい
- 砂利内のヘドロをプロホースで掃除することができる
- 底面ろ過も利用可能
- 生物の隠れ家も作ることができる
- 色が寒色系になりやすい
- 水質がアルカリに傾きやすい
以上のような特徴があるので、やってみたい!という方は是非トライしてみてください。石が多いと水がアルカリに傾くことがあるので、アルカリに弱い魚種には注意するようにしましょう。流木などを増やして中和するという手もあります。
両方のいいところ取りとまではいかないまでも、意外に汚れにくく、見た目がかなりよくなるので薄く砂利を敷き、流木に陰性水草をレイアウトという人はとても多いと思います。
このようなアイテム↓↓を入れてると映えますよね。
我が家のベアタンクのご紹介
✅アイテム紹介
- ADA水槽:W60㎝×L30㎝×H45㎝
- 照明:ADAアクアスカイ601
- ろ過:外部ろ過(テトラプレミアムPVX-90 2個連結)
- ヒーター:GEX AQUA HEATER セーフカバーナビパック 300
- エアーポンプ:ジェックス シオン S20
- co2:CO2ディフューザー CO2広散器 DIY CO2ジェネレータ システムキット
- 流木+水草:ミクロソリウム、アヌビアス・ナナ
- 石:木化石、気孔石
実際に使ってみた感想
①ADA水槽:フレームがなく、透明性が高いガラスを使っている水槽です。やはり見た目が全然違いますね。高いだけあると思います。なので、見た目にこだわる方はADAの水槽を選ぶといいでしょう。
②ADAアクアスカイ:赤と青のLEDが入っていない白のみのLEDライトですが、自然な色で好感が持てます。色温度は約7000K。30W、LED寿命は30000時間以上となっています。
③ろ過:テトラ社の90㎝~120㎝水槽用の外部フィルターを2個連結で使ってます。ろ過性能はまずまずだと思います。水流は強いですね。
④ヒーター:ジェックスのヒーターはなんだかんだ言って安価で費用対効果いいと思います。3年ほど使っていますが全く不具合はありません。
⑤エアーポンプ・ジェックス シオン S20:1.4w~1.6wなので消費電力が低いのが特徴。1kWhあたりの電力量料金を25.91円で計算すると、1日24時間の使用で約1円(1.6wで計算)となります。更に音がめちゃくちゃ静かです。ほぼ音がしません。それでいて下の動画のようにパワフルです。
⑥CO2ディフューザー CO2広散器:激安(1800円程度で購入)で購入したのですぐに壊れるだろうな…と思っていたのですが、1年半経過した今でも壊れることなくしっかり働いてくれています。こちらの記事(←クリックするとジャンプします)に詳細が書かれていますのでご興味がある方はごらんください。
⑦流木+水草:水草は陰性のミクロソリウムです。ハッキリいってしょぼい感じとなっています。今まで全く世話をしておらず、黒ずんでいる部分を排除したので今から大きくなるという感じですね。
⑧石:木化石、気孔石:これは私の勝手な意見ですが、石は茶色っぽい方が明るい&温かい感じがして好きです。白~青~黒っぽい石は冷たい感じがしてあまり好きではありません。なので木化石、気孔石ばかり使ってます。
実物はこちらで購入できます
ADAは通販では購入することができません。実店舗に行きご購入ください。
③外部ろ過 テトラプレミアムPVX-90
④GEX AQUA HEATER セーフカバーナビパック 300
⑤エアーポンプ:ジェックス シオン S20
⑥CO2ディフューザー
↓こちらは私が持っているものではありませんが、同様の化学式co2発生器です。
⑦流木(水草は先ほどご紹介したので割愛します)
⑧木化石、気孔石
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございました。
まずは熱帯魚を飼育する水槽のスタイルには大きく分けて3つあること(ベアタンク、底砂が砂利、底砂がソイル)を知り、どのスタイルが自分の性格及び飼育している生体に合っているのかを考える必要があります。
今回、私は底面ソイルを使い水草水槽だったものをベアタンクに乗り換えました。
✅その理由は
- 苔がひどくなったこと
- 難しい水質管理に正直疲れたこと(とにかく楽したい)
- ディスカスを飼育しているので、見合った管理法に変えようと考え直したこと
- 以上のように思っていた時にソイルが寿命を迎えたこと
などです。要するに行き詰った時はリセットに限ります。そして、楽な方法で管理する。そして充電出来たらまた難しい凝った水槽にチャレンジするがいいと思います。
ちょっと疲れた…という方は取りあえずベアタンクor砂利水槽で楽しましょう。
もちろん、ベアタンクが必ずしも楽ということではありません。水替えやガラス面の清掃などはいつも通りしなくてはなりません。だた、苔に悩まされることは少なくなると思います。
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