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差は歴然?パナソニックとティファールのスチームアイロンを比較してみた

差は歴然?パナソニックとティファールのスチームアイロンを比較してみた

今の衣類って本当にシワができにくくなりましたよね。ワイシャツなどはほとんどがノーアイロンになっているので、自宅で洗ってそのまま着ることができるようになりました。パンツに関しても、綿素材にポリが混ざっていてシワができないようになっているものが多いです。

とはいえ、ちょっとしたシワはできます。クリーニングには出す必要はないけど、アイロンくらいはかけた方がいいかな…、という感じるときはありますよね。

そんなちょっとしたシワを伸ばしたい、という時に重宝するのがスチームアイロンです。普通のアイロンと違って台座を用意しなくてもよく、誰でもいつでも手軽に使いシワを伸ばすことができます。

今回はそのスチームアイロンの中で私が購入した2台の機種をご紹介していこうと思います。

今回の記事でわかること

  • スチームアイロンについて知ることができる
  • スチームアイロンの効果を知ることができる
  • スチームアイロンの比較が分かる
  • ティファールとパナソニックのスチームアイロンについて知ることができる

まず、スチームアイロンとは何なのか?

スチームアイロンとは普通の台座を使用するアイロン(スチーム機能があるもの)も含まれますが、一般的にはハンガーにかけたままスチームの蒸気にてシワを伸ばすタイプのアイロンをいいます。

価格はピンキリですが、2,000円代~20,000円くらいまで幅があります。多機能&スチームの勢いと高温になるものが高価格になる傾向があります。

✅ところで、なぜ蒸気(スチーム)でシワが伸びるの?

まず、熱を加えることで繊維を構成している「分子」が活発に動くようになります。活発に動くことにより、シワの原因となっている不均等に状態が改善されやすくなります。

そこに蒸気によって水分が加わると、繊維全体が柔らかくなります。柔らかくなると、より分子が動きやすくなるので、シワやよれなどが改善されやすくなります。

✅とはいっても、圧力を与える従来のアイロンの方が効果は高い

これは大事なことなので覚えておきましょう。ハンガーにぶら下げたままスチームにてシワを伸ばす「スチームアイロン」の効果は高いですが、従来のアイロン(台座を使う)の方がアイロン効果は高いです。

従来のアイロンは「熱+蒸気+圧力」が加わるので、シワがない+パリッとした生地に仕上げることができます。なので、見た目にこだわる人はやはり従来型のアイロンをチョイスした方がいいでしょう。

スチームアイロンは手軽に使えるのが最大の魅力

とはいえ、今はシワができにくい素材が増えてきていますので、スチームアイロンのみでパリッと仕上げることもできます。

なにより今は忙しい人が増えているので、「手軽に短時間で使うことができる」というのが最大の魅力だと思います。忙しい朝に台座を出して温まるまで待って、というのはちょっと煩わしいですよね。スチームアイロンは15秒ほどで使えるのでめっちゃ便利で捗ります。

スチームアイロンの2大巨頭「パナソニックとティファール」を比較してみた

勝手に決めてしまいますが、スチームアイロンの2大巨頭はパナソニックとティファールだと思ってます。

パナソニックは元祖であり、ティファールは売れ行きで1.2を争っているからというのが理由です(詳細に調べている訳ではありません)。

皆さんの購入の参考にしていただければ幸いです。

私が持っているパナソニックのスチームアイロン

ちょっと古いタイプなのかな?と思って調べたら本当に古かった…。型式は「NI-FS300」、発売日:2013年11月 1日です。初期の初期、あまりスチームアイロンが流行っていない頃のモデルです。

本体サイズは66(幅)×143(高さ)×150(奥行き)mm(コード出口含まず)、重量は650g(スタンド含まず)。

コードの長さは2.5mでした。

気になる価格は?

価格ドットコムを参考にしますと、新品価格は6,000円~7,500円の間で推移していたようです。

現在は中古やオークションで販売されています。価格は1,000円~4,300円の間で取引されているようです。

次に最近購入したのがティファールのスチームアイロン

ティファール 衣類スチーマー 「DT8111J0」になります。2018年の3月に発売された商品です。こちらはAmazonなどで8千円代で販売されていますが、コストコで4千円代で販売されていたので即ゲットしました。

本体サイズはW130(幅)×H283(高さ)×D141(奥行)mmで重量は1.22kgです。

コードの長さは3.0mでした。

気になる価格は?

先ほども書きましたが、Amazonで8,200円、価格.comで7,940円となっています。それに比べてコストコでは大幅値引きで販売されていました。今は販売されているかどうかわかりません。

オークションでは3,000円から9,600円の間で取引されているようです。

蒸気(スチーム)の排出量の違い

✅まずはパナソニックの蒸気排出量

残念ながら写真ではよく分かりません。蒸気の量が少なく映ってくれません。もちろん、肉眼ではシューっという音と共にうっすら白い蒸気が見えます。

では、動画ではどうだ!と思って撮ってみたのですが、こちらも残念ながらよくわからない…という結果に。

私が使った感想としては、蒸気の量は圧倒的に足りないという印象を受けました。だからといって、衣類のシワが全く伸びないという訳ではありません。時間をかければちゃんとシワは取れてくれます。

✅次に、ティファールの蒸気排出量

こちらは写真でもちゃんと蒸気が噴出しているのが分かります。斜め上に白い蒸気が噴出しているのが分かりますよね。

動画でもしっかり蒸気が噴出しているのが分かります。

使ってみた感想としては必要十分ですね。あまり蒸気の量が多くて、すぐに水がなくなってしまうのでは?と心配になります。

肝心の衣類のシワへの効果はどうなのか?

こちらの衣類にスチームアイロンをかけてみました。左半分がパナソニック、右半分がティファールにてアイロンがけを行った結果になります。

各々「1分30秒間」スチームアイロンをかけました。あまり時間をかけると差が分からなくなってしまうので、ちょうど差が分かる時間設定としました。

✅アイロンがけする前の状態

100%綿素材のシャツです。

✅1分30秒スチームアイロンをかけた後の状態(左側がパナソニック、右側がティファール)

何となく「やらせ」みたいで嫌な感じがしますが、実際に1分30秒スチームアイロンを施工した結果がこちらです。圧倒的に右側のティファールの方がシワ伸ばし効果が高いのが分かりますね。

恐らく5分くらいかけ続けたら両方とも同じようにビシッとしたシワが伸びた状態になると思います。どちらか選ぶ時には、蒸気の量が多い方が早くシワが伸びる、でも、時間をかければ納得のいくシワ伸ばし効果を得ることができると覚えておくようにしましょう。

結論

結論としては、蒸気の排出量の多いティファールに軍配が上がりました。蒸気の量が多いので、それだけ水分や熱が衣類に届くのでシワが伸びやすくなります。

とはいえ、時間をかければ蒸気量の少ないパナソニック製のスチームアイロンでも、十分にシワを伸ばすことができるので、早く仕上がるということにこだわらないのであればパナソニック製のスチームアイロンでもOKです。

✅重さの違いはハンデになるのか?

パナソニックのスチームアイロンの重さは650g

ティファールのスチームアイロンの重さは1,220g

その差は570gです。だいたい↓↓こちらの油と同じくらいの重さ分違うということになりますね。

私は使った感じでは確かにティファール製の方が重く感じられますが、かけている時間がさほど長くない(いつも2~3分)ので気にならないです。特に重くて取り扱うのが億劫になるということはありません。子供(中学一年、女子)にも使わせていますが、重いという苦情は聞いたことがありません。

✅比較対象がそもそもおかしい

まるでティファールにパナソニックが劣っていると捉えられるようなブログ記事となってしまいましたが、そもそも比較対象がおかしいという前提を頭に入れて記事を見てください。

商品説明の欄にも書きましたが、パナソニック製のスチームアイロンは2013年製。ティファール製のスチームアイロンは2018年製です。比較するならば同年代のものを比較させないとダメですが、今回は5年も離れているので比較対象としては適していません。

ではなぜ比較したのか?

それは家にあったからです(笑)。申し訳ございません。たまたま家にあった2機種を単に比較してしまいました。とはいうものの、パナソニックの最新機種のレビューを見ても相変わらず蒸気の量が少ないという書き込みが散見されることから、蒸気の量だけで考えるならティファールに軍配が上がるのかな?と思っています。

✅注意点

これはパナソニックに限り(ティファール製のスチームアイロンも、金属部分がむき出しのまま衣類に押し付けると記事が痛むので注意が必要です)ですが、衣類に押し当ててアイロンすると、記事によってはテカテカに光るようになってしまうので注意が必要です。

高温になった金属を押し当ててしまうことで、化繊の生地が溶けてしまいテカテカになってしまうと考えられます。綿100%素材の衣類は大丈夫です。


ティファールの場合はアタッチメントが付属しているので、そのアタッチメントを使うと高温になる部分が直接衣類と触れなくなるので、テカテカするのを防ぐことができます。

私のスチームアイロン使用法

私はパンツによく使ってます。ワイシャツは形状記憶が多いので、よほど洗濯後に干すときに変な干し方をしなければ恥ずかしいほどのシワにはなりません。でも、パンツはワイシャツほど形状記憶効果がないのでどうしてもシワが多くなってしまいます。なので、パンツに対して使う頻度が多くなっています。

洗った後のパンツはこのように100均のハンガーに逆に吊るしています。

そして、下に重りをつけています。

重りも100均のクリップになります。

Amazonで購入する場合にはこちらが同じような商品になります。

100均よりもこちらの方がたわまない(金属製なので)のでいいかもしれないですね。

重りはこちらでいいと思います。2~3個ぶら下げておくとシワ伸ばし効果を得ることができます。

この状態でパンツを保管しているのですが、それでもシワが気になることがあります。そんな時にスチームアイロンをかけるようにしています。裏表4~5分ほどアイロンがけするときれいにシワが伸びてくれます。

写真はスチームアイロンをかけた後のパンツになります。ひざ裏のシワが完全には取れませんが許容範囲です。履いていて特にみずぼらしい感じはしません。何より楽ですね。

ティファール製のスチームアイロンを使う上でのテクニック

スチームアイロンでシワを伸ばすにはある程度テクニックが必要になります。

①まずは付属のアタッチメントを取り付けて衣類が痛まないようにします

アタッチメントをつける理由は衣類の繊維が傷つくのを防ぐためです。

アタッチメントを付けないと↓このように金属が丸出しになっています。

高温になった金属を衣類に押し付けると、繊維が傷ついてテカテカに光ってしまうので注意が必要です。変にテカテカになってしまうとちょっと着て外に出るのは…という感じになります。綿100%ならば傷つきませんが、化繊素材は傷ついてテカるので注意しましょう。

②スチームアイロンをかける衣類の先端を手で持つ

手で持つことによって、しっかりアイロンと衣類を密着させることができます。スチームアイロンはハンガーなどにかけた状態で使用します。なので、そのままアイロンをかけると密着させることができないので、シワ伸ばし効果が弱くなってしまいます。しかし、手で先端を持つことによってしっかり押し当てることができます。

③衣類にスチームアイロンを押し当てながらアイロンをかける

先端を持つことで衣類が逃げないので、しっかり押し付けながらアイロンすることができます。押し当てることで熱と蒸気を十分に衣類に与えられることや、衣類のシワを伸ばしながらアイロンすることができるので、シワやヨレが改善しやすくなります。

簡単ですが、以上がティファールのスチームアイロンを使う上でのテクニックになります。壁に押し当てながらやる方法もありますが、柔らかい素材だと逆にシワになってしまうことがあるので、私はこの方法を推奨します。

完璧を求めるなら従来のアイロン

ご紹介してきたハンガーにかけた状態でアイロンできるスチームアイロンもいいですが、シワを完全に取り切りたいという完璧主義を求めるなら従来のアイロンがけが一番です。

アイロンにて繊維が押しつぶされるのでシワ一つないパリッとした仕上がりになります。

形が悪くなってきたらクリーニング

パンツは履き続けていると形が崩れてきます。先ほどの写真でも分かりますが、ひざとお尻の部分が出てきて、ひざの後ろにシワができます。この形の崩れは日々のスチームアイロン施工で改善できますが、一番はクリーニングに出すことです。

お代はかかりますが、それだけのことはあります。やはりプロ!パンツの形を一発で正常な形にしてくれます。

以上、簡単ではございますがスチームアイロンの比較記事となります。使用目的によりますが、一家に一台あるとめちゃくちゃ便利なのでぜひご購入くださいませ。

今は共働きが多く、昔のように妻がアイロンがけしてくれるという家庭が少なくなったと感じています。なので、このような手軽に自分でできるスチームアイロンが流行しているのだと思います。

我が家も全く同じで、妻も働いているので妻にアイロンをお願いするという気になれませんし、多分、お願してもやってくれません(笑)。なので、男の自分でも台座なしで手軽にアイロンできるスチームアイロンを使っています。

パナソニックさんには悪いのですが、ご紹介したパナソニック製のスチームアイロンを所有していた時はあまり使っていませんでした。理由は「シワが取れるまで時間がかかるので面倒と感じた」からです。しかし、ティファールに変えてからは「短時間で効果が出る」ので頻繁に使うようになりました。

シワがない綺麗な衣服を着るというのはビジネスにおいて必須ですし、プライベートでもない方がいいのは間違いありません。衣類にシワがあると不潔に見えますし、貧乏にも見えてしまいます。また、自己管理できないだらしない人、といいうような見方をされてしまうことも。なので、なるべくシワのない綺麗な服装を心がけたいものです。

最後までお読みいただきありがとうございました。他にもいろいろな生活に役立つ記事がありますので、ぜひゆっくりご覧になってくださいませ。

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