単独飼育はNG?メダカは寂しがり屋で孤独を感じると元気がなくなるみたい
メダカを飼っているとさ、ある法則があるってことが分かってきたんだよね
え、なになに?気になるー
メダカってさ人間と一緒で孤独に弱いんだよね
そうなの?それは知らんかった
メダカを長く飼っているとある法則があることに気が付きました。それは寂しがり屋さんだということ。
人間と一緒ですね。
メダカだけかな?と思ったら観賞魚の全般が寂しがり屋さんということが分かりました。
何でもそうですが、群れになっていると外敵から身を守ることに繋がりますし、寒さから身を守る、狩りの効率を上げるなど様々なメリットがあります。なので観賞魚たちも群れを成すという傾向があるのかなと思います。
今回はメダカが寂しがり屋である、ということを目の当たりにしたので、その体験談についてご説明していきたいと思います。
今回の記事でわかること
- メダカのウィークポイント
- メダカが孤独に弱い理由
- 人間が孤独に弱い理由
- 観賞魚で特に孤独に弱い種類は?
- 個体数が減ってきた時の対策法
- メダカの混泳について
覚えておきたいメダカのウイークポイント
メダカを飼育する上で理解しておきたいメダカのウィークポイントについてご紹介します。
✅メダカのウイークポイント
- 水流に弱い
- 温度変化に弱い
- 高温、低温に弱い
- 水質悪化に弱い
- 大きめの魚との混泳
- 雨水の流入に注意
- 殺虫剤に注意
順番にご説明しますね。
①水流に弱い
こちらのブログでも紹介したのですが、メダカは水流に弱いです。実際に住んでいるのは流れがほどんどない水が淀んだ場所です。メダカは泳ぎが得意ではないのです。
中には得意なメダカもいると思いますが、金魚同様に流れが速い場所に対応するように進化していないので、水流を強くし過ぎると体力が消耗してしまい短命になってしまいます。フィルターやエアーポンプなどで強い水流ができてしまわないように注意しましょう。
②温度変化に弱い
観賞魚全般というか生物全般に言えることですね。急激な温度変化は生体に大きな悪影響を与え、場合によっては即死してしまうこともあるので注意が必要です。リスクがあるのは水替えの時。水槽の水温と新しく入れる水の温度は同じじゃないといけません。
また、新しく生体を購入した時も同じです。買ってきた時に入れられていた水の温度と水槽の温度は異なるので、しばらく水槽の水に浮かべて各々の水温が同じ温度になってから水槽に入れてあげるようにします。
更に同じく水質の変化もダメなので、入れる前に「水合わせ」といって水槽の水を少しビニール袋又は移し替えたバケツに入れ、15~30分程度経過してから入れてあげることも行うようにしましょう。
③高温、低温に弱い
メダカは2℃~28℃くらいにして真夏の直射日光が水面全部に当たらないようにする必要があります。実際にはもうちょっと低温又は高温でも生きますが、リスクがあるので改善した方がいいと思います。特に夏場の直射日光と真冬の氷には注意ですね。
④水質悪化に弱い
特別メダカが水質にうるさいという訳ではありません。観賞魚全般と同じレベルです。とはいえ、注意すべきことなので記載させていただきました。水替えを頻回に行う必要はありませんが、他の観賞魚同様に週に1度(半分)くらいの頻度で水替えをした方がいいと思います。
⑤大きめの魚との混泳
大きめの観賞魚や口が大きい観賞魚との混泳は向いていません。
- 金魚
- ザリガニ
- 熱帯魚
- カエル
- すべての中型以上の魚
などは混泳させない方がいいです。
逆に混泳に向いているのは
- ドジョウ
- カゼトゲタナゴ
- イトモロコ
- ツチフキ
- ヒナハゼ
- ミナミヌマエビ
- コリドラス
- アフリカン・ランプアイ
- ネオンテトラ
などは混泳に向いています。
⑥雨水の流入に注意
雨水が流入すると、水が溢れることに繋がり、水が溢れる時に個体が外に出てしまいますよね。なので、絶対に流入しないように注意しましょう。
⑦殺虫剤に注意
意外に知らない人が多いのですが、殺虫剤やベープマットなどの忌避剤、虫よけなどは近くで使用しないようにしましょう。水に溶け込んでメダカに悪影響を与えてしまいます。場合によっては死に至ることもあります。
そしてもう一つ気を付けたいのが「孤独」
メダカ飼育の注意点で知らない人が多い項目としてあるのが「孤独対策」です。
「えっ、孤独!魚にも孤独があるの?」と思う方が多いのではないでしょうか。答えは「YES」です。人間と同じく、魚にも孤独を感じて心身のバランスを崩すという傾向があるのです。
✅なぜメダカは孤独を嫌うの?
理由は分かりませんが、古来より群れを成して生活している動物なので、孤独になると不安になり体調を崩してしまうのだと思います。
メダカがどうか分かりませんが、海の魚が群れを成す理由としては「みんなで泳ぐことによって 水の抵抗が減り、酸素や栄養分が保てるとこや、 大きな魚のエサになってしまいやすい小魚が、群れることによって狙われにくくなるなどが効果があるためとされています。
メダカの場合もこれと似ているのかな、と考えています。外敵から身を守るため、更に子孫を残すためにオスとメスが近くにいる感じなのかなと思います。これら理由により、古来より群れて暮らすことが遺伝子に組み込まれていることにより、必然的に群れて暮らすようになり、それに反する孤独は体調を崩す要因になると想像します。
私自身の経験
ちょっと前に2年前から飼育していたメダカたちが次々と天国に旅立ちました。年齢順にぽつりぽつりと少なくなっていったのですが、最後の数匹になった途端、急に旅立つスピードが増したのです。
まるで「孤独によって調子を崩しちゃったの?」という感じで。
これはネットの情報ですが、1~2匹だけで飼育していると成長が遅い、エサ食いがよくない、驚きやすく落ち着かないなどの傾向があるという情報もあります。
スイスでは生き物を孤独にさせないようにする法律が
2008年に施行された広範におよぶ動物の権利関連法により、群れで暮らす習性のある動物を一匹だけで飼うと動物虐待と見なされ違法とされます。
一匹だけで飼うことを禁止されている動物は
- セキセイインコ
- モルモット
- 金魚
- ウサギ
などになります。メダカも同じじゃないかなと思います。
1匹だけで飼わない方がいい観賞魚
①金魚
先ほどもスイスの例で取り上げましたが、金魚はとても寂しがり屋な生き物で1匹で飼育すると、寂しさからストレスを感じてしまう性質があるということです。なるべく2匹以上で飼育するようにしましょう。
②カラシン類
ネオンテトラやカージナルテトラ、レッドノーズ、レッドファントムテトラなどのカラシン類も群れで暮らす観賞魚なので、単独では飼育しない方がいいとされています。また、見た目でも群生させた方がキレイに見えますよね。
③アカヒレ
強いので初心者用の観賞魚として親しまれているアカヒレですが、こちらもカラシン類同様に群れで暮らす観賞魚なので単独飼育は向いていません。
④アフリカンランプアイ
アフリカンランプアイって実はメダカの仲間なんです!なのでメダカ同様に群れを成して生活してきたので単独飼育は向いていません。
⑤ネオンドワーフレインボー
こちらは意外!と思う方もいらっしゃると思いますが、群泳する習性を持つので単独飼育は向いていません。
孤独は人間にもよくないみたい
孤独は人間にもよくないといわれています。
現代は狩猟採集民族の祖先と違い、ひとりでも飢え死にするようなことはないものの、その名残りで「一人になると不安を感じやすくなる」「寂しさを感じやすくなる」という習性が残っています。
昔は頑丈な家ではなく藁をかぶせた様な家に移動しながら住んでいたので、いつ獣から襲われるか分かりませんでした。また病気や餓死の危険性も常に付きまといます。それらから守ってくれるのが人間。その人間がいない状況なので心理的な不安が生じて様々な悪影響をもたらします。
その長年の習慣が現代でも残っているのです。
こちらのニュース記事「静かなる伝染病「孤独」が体に与える影響「現代人の孤独感は、50代でピークに達する」には孤独があると以下のようなリスクが生じるということが書かれています。
✅孤独が人間に与えるデメリット
- タバコを1日15本吸うより危険で、肥満より死に近い
- 2週間以上の長期的な孤独は、高血圧、うつ病、心疾患、脳卒中、アルツハイマー病などのリスクを高くする
- 孤独な人は早死にする確率が26%高い
- 孤独な人は飲酒量が多く、食生活が不規則で、薬物などで感覚を麻痺させたりする
このような研究データが出ているようです。とはいっても、どうしても孤独になってしまうことってありますよね。例えば高齢になり、一緒に住んでいた家族を失ってしまった時など。
孤独になると寿命が短くなるんだ…どうしよう…と考えてしまうと、余計なストレスを生んで更に健康状態を悪化させてしまうかもしれないので、「どうでもいいや~」とそんなこと考えないで楽しい人生を送る感じでいいと思います。
では、個体数が減ってきてしまった時はどうすればいいのか?
寿命などで段々と個体数が減って来てしまった…という時はどうすればいいのでしょうか。
それは単純明快、個体を増やすことです。
購入してきてもいいですし、別々に飼育している場合には一緒に飼育するなどして、なるべく単独飼育にならないようにします。
買うお金がない…という場合には、メダカならば小川で捕まえてきてもいいですし、友人から譲り受けてもいいでしょう。
それも無理…というならば、腹を決めて単独飼育しましょう。意外と1匹でも長生きすることもあります。我が家では昔金魚を飼っていたのですが、5~6年生きてめっちゃ大きくなった(和金が15㎝くらいに成長した)ことがあります。
大事に飼ってあげれば気持ちは伝わります。1匹だと寂しいですが、その代わりにあなたが友達になってあげましょう。
ところでメダカって混泳できるの?
先ほども申し上げましたが、相性のいい魚種であれば混泳することが可能です。
✅メダカと混泳できる魚種
- ドジョウ
- カゼトゲタナゴ
- イトモロコ
- ツチフキ
- ヒナハゼ
- ミナミヌマエビ
- コリドラス
- アフリカン・ランプアイ
- ネオンテトラ
これら魚種であれば、混泳可能です。ただし、これら魚種でも「メダカがストレスを感じている」のならばちょっと考えた方がいいと思います。
✅メダカがストレスを感じている時の症状
- エサを食べない
- 水面から飛び跳ねるような動きをする
- 泳ぎのスピードが早い
- 底の方でじっとして動かない
ここのような状況が続く場合にはストレスを感じている証拠なので混泳させるかどうか考えた方がいいと思います。7日以上続く場合には私であれば混泳させないと思います。その辺は飼い主の判断でどうするか決めてください。
熱帯魚と混泳させるときは水温と酸素に注意しよう
✅熱帯魚とメダカを混泳させる際に注意すべきこと
- 水温は熱帯魚に合わせること
- エアレーションをしっかり行い酸素を供給してあげること
- 水質管理もきめ細やかに
順番に説明しますね。
①水温は熱帯魚に合わせること
メダカは日本の小川などに生息しているので四季の水温に適応できるという性質があります。なので、氷が張るような寒さや夏の暑さにも対応することができますが、一方で熱帯魚は1年中温かい気候の中で生活しているので、冷たい水温には対応できません。
なので、熱帯魚の水温(25℃前後)で飼育するようにしましょう。メダカは25℃前後に適応できると共に、ずっと同じ水温でも大丈夫です。
②エアレーションをしっかり行い酸素を供給してあげること
メダカは酸欠に強い魚種なので特にエアレーションなしでも生きていられますが、熱帯魚は酸欠に弱いので混泳する場合にはしっかりエアレーションしてあげるようにしましょう。
また、メダカでも水温が高くなると水中に溶け込むことができる酸素の量(溶存酸素量)が少なくなり、酸欠を起こしやすいという状況になるので、夏場は状況に応じてエアレーションをした方がいいでしょう。
③水質管理もきめ細やかに
メダカはph5~9の間(中間がph7になります)と幅が広い魚種になりますが、熱帯魚は種類によって酸性、アルカリ性など狭い範囲でしか健康を維持していくことができない魚種もいるので、その魚種に合った水質を維持してあげることが求められます。
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以上になります。ほぼ全てミックスのセットになりますね。どんなメダカが届くか分からないという楽しみもあるような気がします。あと、レビューがいいところは「健康状態がいい」という共通点がありますね。
生き物なので健康状態はとても大事になります。到着したメダカが元気がなかったり、すでに亡くなっていたなどがあると必然的にレビューが低くなります。
同じ種類のメダカを飼育するのもいいですが、様々なメダカを飼育するのも楽しいですよね。
さいごに
最後までお読みいただきありがとうございます。
メダカは群れで暮らす生き物なので単独飼育はリスクがあるという内容となりました。単独飼育がダメなのは金魚やネオンテトラなどの観賞魚も同じですね。人間も同じですが、やはり仲間がいた方がいいですよね。寂しくないというのもありますし、外敵から身を守るという役割もあります。
なので、なるべくなら単独ではなく数匹以上で飼育してあげるようにしましょう。
メダカは混泳することも可能です。アフリカンランプアイやネオンテトラ、ドジョウ、コリドラスなど、他の魚と一緒に飼育してもOKです。混泳させる際は、金魚などの混泳NGの種類もいるので事前に確認するようにしましょう。
それでは楽しいメダカライフを送ってくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログには他にもいろいろな記事がございますのでぜひゆっくりしていってください。
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