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使うだけで様になる。アクアリウムの景観を引き上げてくれる神アイテム5選

使うだけで様になる。アクアリウムの景観を引き上げてくれる神アイテム5選

皆さんアクアリウムライフ楽しんでますか?私は楽しみすぎて持っている2つの水槽をこの間リセットしてしまいました。

ソイルの入れ替えまで行ったので、せっかく生えそろっていたロタラなどの水草も全部根から取ってしまったので、今は丸坊主状態になっています。

私がアクアリウムで重要視している点としてあるのが「見た目」です。

ってかみんなそうですよね?単に魚だけ飼えればいい、という方もいらっしゃると思いますが、やっぱり、全体的な景観って大事ですよね。

キラキラとした水、そして嬉しそうに泳いでいる熱帯魚たち、上手に剪定された水草、更に自然観を出してくれる流木や石などのアイテム、まるで日本庭園を造っているかのような造形に酔いしれる…。これがアクアリウムの醍醐味だと思います。

そんな景観を重要視したアクアリウムに欠かせないのが神アイテムたちです。今回は私が今まで使ってきて「これを使うと一気に水槽の景観がグレードアップする」というアイテムを5つ厳選してご紹介します。

アイテム① ADAの水槽

アクアリウムをやっている人なら誰もが知っている「アクアデザインアマノ」の水槽です。

それまでは、普通にホームセンターやペットショップなどで販売されているジェックスやコトブキなどの水槽を使っていたのですが、いろいろネットで調べているうちにADAの水槽を知り、とりあえず買わなきゃ!という衝動に駆られて即購入したのを思い出します。

実際に使ってみてどうだったのか?

めちゃくちゃ感動しました。すぐにレイアウトして水を張ってみたのですが、ガラスがないように感じました。そこにあるはずのガラスがなく、水を切り取ったような感じがします。

なぜこのように感じるのかというと、それは「ガラスに色がついていないから」です。上の写真のガラスの断面を見たらわかると思うのですが、色がほぼ透明ですよね?

このように透明なガラスを高透過ガラス(クリアガラス)といいます。こちらのサイト(←クリックするとジャンプします)に比較の写真があります。高透過ガラス(クリアガラス)は 美術館などでの利用の他に、ショーケースやショーウィンドウのガラスとしても利用されています。

ちょっと信じられないかもしれませんが、一説によると、普通のガラスと高透過ガラスとの価格差は5倍にも上るとされてます。と考えると、ADAの水槽の価格って安いのかな?と思ってしまいます。

ガラス切断面の違いを比べてみます

まずは普通の水槽のガラスから

このように、切断面が緑色になっています。このガラスの色が透明性を失わせてしまいます。

次にADAのクリアガラスです

このようにクリアガラスは色が圧倒的に薄いです。色がうすい=クリアに見えるということになるので、アクアリウムが圧倒的に美しく見えることに繋がります。

クリアガラスの水槽はどこで購入できるのか?

  • アクアシステム(クリスティー)→楽天でネット販売されています(下にリンクを貼っておきます)
  • JUN(クオリア)→Amazonにてネット販売されています(下にリンクを貼っておきます)


アクアリウムは「沼」なので、上をみたらキリがありませんが、一番大事な水槽だけはいいものを使った方がいいと思います。特に「見た目を重視しまくっている」という人はぜひお金をためて購入してみてください。世界が変わります。

②茶色い石(気孔石・木化石)

茶色い石って(笑)。自分でタイトルつけたくせにセンスなさすぎで思わず笑っちゃいました。

これは完全に「個人的な好み」ですが、私は茶色っぽい色の石を水槽内に使うと、水槽内がパッと明るくなると共に、石による風情が出て素晴らしく雰囲気がよくなると実感しています。

しかし、これは当然といえば当然です。茶~黄色は暖色系、膨張色なので存在感があり、水槽内が明るく、暖かく見えるという傾向があります。

一方で黒~青色の石は寒色系、収斂色なので、キリっと引き締まった水槽に仕上げることができます。

このような傾向があるので自分の好みによって好む石の色が違うということになります。

  • ソイルが黒っぽいならば石は明るい色がいい
  • ソイルが白っぽい石なので石は暗い色がいい
  • 魚を目立だせたいので石は暗い色がいい
  • 水槽全体を明るく華やかにしたいので明るい色の石を使う
  • 全体的にシックな感じにしたいので暗いトーンの石を使う

このように各々違いますよね。なのでこちらは「私だけが買ってよかったモノ」なのかもしれません。

ちなみに、私は茶色~黄色っぽい石が大好きで気孔石と木化石を好んで使ってます。

気孔石

※↓購入の際はこちらから入って頂くと助かります

このように連続した穴のようなものが開いている、茶褐色の石が気孔石です。最初はちょっと気持ち悪い石だな…なんて思ったりもしていたのですが、実際に水槽に使っている方々の写真を見たらとてもいい感じだったので思い切って使ってみました。

その結果、めちゃくちゃいい感じになり満足しています。気孔石だけを入れてもいいですが、水草などと合わせるといい感じになります。緑とよく合います。

ちょっとリセットしたてで水草が少ないのですが、我が家の水槽ではこんな感じで使ってます。

気孔石とは?

「気孔石」は表面に独特なくぼみが見られることが特徴的な石です。気孔石は別名、黄虎石、蜂炎石とも呼ばれ気孔と名前がつく通り表面に沢山の穴が空いています。 石の質感が良いので気孔石のみで石組みしたり色が近い流木と組み合わせても違和感がありません。水をアルカリ性に傾けるという性質があります。柔らかい石なのでハンマーとノミを使い簡単に割ることができます。

木化石

※↓購入の際はこちらから入って頂くと助かります

木化石は気孔石のようなでこぼこがあまりない茶褐色の石になります。シンプルな感じの石なので気孔石のような存在感を求めていない方にいいと思います。

明るい茶色の石なので、こちらも水草の緑とよく合います。茶色とグリーンがなぜ合うのか?と考えたのですが、木と同じ色の組み合わせだからだ!と納得しました。

こちらも同じ水槽で使ってます。こんな感じ(ロタラが寂しい感じなので参考にならないかも…)

木化石とは

土砂等に埋もれた樹木が、膨大な年月をかけ地層からかかる圧力により木の細胞組織の中に地下水が入り込むことによって二酸化ケイ素(シリカ)に変化したものを木化石といいます。出来上がった木の化石自然の木の風味を残し、年輪等のグラデーションが素晴らしいです。

③流木

ちょっと当たり前すぎて笑っちゃいますよね。すみません。アクアリウムといえば流木、流木といえばアクアリウムと言ってもいいほど、皆が使っているアイテムになります。

✅流木を使う理由

  • 自然な風景となる
  • 水草との相性がいい(見た目)
  • 水質が弱酸性に保たれる(水草や熱帯魚にとっていい環境に)
  • 魚の隠れ家になる
  • 魚たちの縄張り争いを減らすのに役立つ

このように様々なメリットがあります。
我が家でもメダカ水槽の方に流木を使っているのですが、やっぱりとても水槽がゴージャスになります。メダカ水槽は店舗の方に置いているので、ちょっとカッコつけたいと思い流木を使いました。

その流木がこちら↓

流木にはいろいろな形があります。自分の好みに合った流木を見つけてオリジナルの水景を作るという楽しみもアクアリウムの醍醐味ですよね。

流木の種類が一番多いのはやっぱりcharmさんです。その他、Amazonや楽天などでも販売されています。

クリックするとジャンプします

charm(←クリックするとジャンプします):一番多い品ぞろえです

Amazonはこちらから↓

楽天はこちらから↓


④白っぽい砂や砂利

やっぱり自分は華やかな色が好きなんだなと心底思います。性格が神経質で落ち着くためにアクアリウムを始め、水槽を眺めているとめちゃくちゃ気持ちがゆっくりするのですが、なぜかその癒しに華やかな明るい色を求めている自分がいます。

普通、癒しを求める場合には落ち着いた色を用いるはずなのですが、人間の本能ってつくづく複雑なんだな~と思います。

私は基本的に水槽には「底面ろ過」を使う(底面ろ過+外部フィルター直結で使ってます)ので、底に敷くマットはソイルを厚めに敷いています。なので、通常は白い砂利を敷くスペースはないのですが、無理やり敷いています。

皆さんもワンポイントで白い砂利を使っていると思いますが、それは底砂を薄く敷く場合ですよね。薄く敷いて石などでソイルと分離して使うというのが定石ですが、私は底面ろ過でソイルを10㎝近く敷いているので、ワンポイントで白砂利を使い、分け目を縦にソイルと分離するというのは難しいです。

が!どうしても使いたいのでご覧のように無理やり白砂利を敷いちゃいました↓

写真が暗くて分かりにくいですが、白砂利が3~4㎝敷いてあり、その下はソイルになっています。見事なまでの2トンカラーで見る者が皆渋い顔になります。

今度リセットする時は、底面ろ過の吸い込みパネルの範囲を狭くして、左手前は白砂利だけを3㎝程度敷き2トンカラーにならないようにし、奥~右側に行くにつれてソイルと石で傾斜を付けて盛り上げ3D感を出そうと思ってます。

写真の白砂利はADAのラプラタサンド(大)です。(大は今は販売されていません)

このラプラタサンドに似た低床をAmazonで探したのですが、こんなのがありました↓


余談ですが、底面フィルターを使い、その上にソイルを敷くというのが皆さんやられている方法だと思いますが、3D感を出すために手前を薄く、奥は思いっきり厚く盛り上げて敷くという方法があります。

そんな時に全部ソイルを使っちゃうと、どえらい量になりますよね。なので、ADAも使っている手ですが、底上げとして「軽石」を使うという方法があります。

ちょっと前まで、ホームセンターで大きめの軽石を使っていたのですが、今回はダイソーの↓こちらの軽石を使ってみました。

小さくて多孔、しかも安いとくれば買わない手はありません。これを同じく100均で購入した洗濯ネットに入れて、底面フィルターの吸い込み口の上に乗せています。その上にソイルと石を敷いて丘のように盛り上げています。

✅軽石を使うメリット

  • ソイルを使わない分のお金が浮く
  • 底面フィルターへの目詰まりを予防することができる
  • フィルターの水通りがよくなる
  • 多孔質なのでバクテリアが多く住み着くことができる
  • ネットに入れておけばリセット時の取り出しが楽

似たような軽石はAmazonにも↓

⑤最後はやっぱり「スクレイパー」

950円だから騙されてもいいや、と思い、↑この中国企業のスクレイパーをAmazonから購入しました。

すると、めちゃいい、普通にいいです。使い出して普通によかったものの、どうせ中国企業だからすぐにダメになるんでしょ。と思っていたのですが、4年経過した今でも全然現役で使えてます。

本当にステンレスらしく全く錆びません。カッターの刃も錆びないので、まだ3枚しか使っていません(付属として10枚ほど最初から添付されていました)。

何度か騙されたことがあるので中国企業の製品は警戒しているのですが、この商品のようにいい製品もあるので侮れません。水槽用品ではないのですが、室内用の防犯カメラ(こちらのブログ参照)も最高の商品でした。

スクレイパーのいいところは頑固な苔汚れがキレイさっぱりなくすことができることですね。ナイロンたわしでもいいのですが、頑固な苔は残ってしまいます。

そして最大の利点はソイルとの際や四隅の角まで全部掃除できるところです。ナイロン素材の掃除用具では角の奥は掃除できません。

と、このようにいいところばかりなのですが、一つだけダメなところが…。それは「取っ手が長すぎる」ということ。長さが66㎝もあるので、縦に移動させて掃除することは不自由なくできますが、横方向が角までしっかり掃除することができません。なので私は途中から金属用ののこぎりで半分に切断しました。

じゃ最初っから短い方がいいじゃん、と言われそうですが、まさにそうだと思います。縦に掃除するだけでは、入角をきちんと掃除することができません。

その理由がこちら↓

台座が邪魔してカミソリの刃が角まで届かないのです。なので、縦方向に掃除した場合に、カミソリの刃が届かない4㎜くらいが掃除できずに残ってしまいます。その残った部分を掃除するためには、カミソリを横にして掃除するしかありません。

なので、私のように角までしっかり掃除したい!という方は、カミソリの刃が隅までしっかり届く構造のモノを選んだ方がいいでしょう。

私が狙っているのがコレ↓

こちらはカミソリの刃が両サイドいっぱいまであるので、隅の掃除残りを心配する必要はありません。

このタイプの苔掃除スクレイパーは手を濡らさずに掃除することができるのがいいですね。意を決して「さてやるぞ!」と腕まくりしてやる必要はなく、トイレついでにチャチャっと掃除できちゃうのがいいです。

以上が神グッズ5点になります。取りあえずコレだけそろえておけば、アクアリウムの景観が様変わりするのは間違いありません。ただセンスがないと私みたいにヤバい水槽になっちゃいますが…。

最後の最後におまけとして、ワンランク上のアクアリウムを作り上げるには「3D」を意識することが不可欠というお話を付け加えたいと思います。

こちらも私があえて申し上げなくても皆さん知っていると思います。3D感とはいかに立体的に見せるかということです。

もっと、分かりやすく言うと「魅せる範囲を大きくすること」です。

例えば普通の水槽↓こちらのような水槽

と、こちら↓の水槽を比較してください。

いかがですか?最初に紹介した写真は底砂が平面となっているため、目がいくのは水の中に浮いている熱帯魚だけ。

それに対して下の2枚は手前に生えている水草、そして背景に生えている背の高い水草、そして楽しそうに泳ぐ熱帯魚たちなど、たくさんの情報が目に飛び込んできます。

この違いによって水槽全体のイメージが全然違ってきます。

情報が少なくアッサリとした水槽が好きという方もいらっしゃるので一概にはいえませんが、何となくいろいろな情報が一度に入ってくる方が、イメージとして華やかに映るので見た目の印象がアップします。

3D感を作り上げるために大事なコト

  • ソイルに勾配(手前は薄くして奥を厚くする)をつける
  • 水面に届くような背の高い流木&石&水草を配置する
  • 手前に大きな石、奥に小さい石を配置して奥行を出す(石組メインにした場合)(流木や水草などとミックスさせる場合にはバランスを考えて)
  • 道を作る(手前を幅広で奥に行くに従い細くする)
  • 色にメリハリをつける(明には暗を、暗には明を意識するだけで全体的なフォルムがよくなる)
  • 水草の配置に気を配る(手前は背の低い水草で奥に行くに従い背の高い水草にする)(背の高い水草はなるべく両サイド又は片方だけにして一か所見通せる場所を作った方がいい)
  • 水槽全体を形を決めてそれを守る(正面から見て中心部が高くなる山型、両サイドが高くなるV型、片方が高くなる三角型の3つがあるのでどれかを選ぶ)

このように意識するだけで水槽全体がまるで絵画のような素晴らしい見た目になります。

特に大事なのが構図ですね。正面からみて中心部が高くなる(流木や石、水草、ソイルなどで盛り上げる)山型、両サイドが高くなるV型、片方が上がる三角型を決めてそれを守るようにします。

山型の構図

V型の構図

三角型の構図

構図を決めた上で、手前のソイルや水草の高さを抑え、後方を水面に届くくらいまで高くするように仕上げることによってフォルムが決まります。

そして、色のメリハリ。暗い場所ばかりがあるところに、明るい色のものを持ってくる(例えば流木やソイル、暗い色の石などがある場所に白っぽい砂利を少し敷く。パールグラスなどの明るい緑のじゅうたんに暗い色の溶岩石や流木を使う、赤い水草を使うなど)ようにすると、絵全体の締まりがよくなります。(こちらのサイトにお手本のような水槽があります)

道を作るのはよく見ますね。V型のレイアウトにして、真ん中に白い砂で道を作ります。この時、手前は太くして、奥に行くに従い細くする、蛇行させるというテクニックが必要になります。(こちらのサイトにお手本のような水槽があります)

石組水槽では奥行を出す際に遠近法を使い、手前を大きな石にして奥を小さくします。実際に遠くの風景を見る際は、手前の建物は大きく見え、奥は小さく見えると思いますが、それを再現しています。(こちらのサイトにお手本のような水槽があります)

以上を意識するようにすると絵画のようなアクアリウムを作り上げることができます。

とはいっても私自身まだまだですが…。お互いがんばりましょう。

今回のブログは以上となります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

当サイトには他にもいろいろな記事がございますので、どうぞゆっくりしていってくださいませ。

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