8年前に買ったコードバンの財布が「ミツロウワックス」でよみがえった件
皆さん財布ってどのくらいのペースで買い替えてますか?
よくテレビなどで占い師さんや風水師さんが1年ごとに買い替えるのが普通!と言っていますが、1年だとほぼ新品じゃないですか?少なくとも私には考えられません。
こんなこと言ったら怒られそうですが、長財布ブームや財布は金運を左右する場所なので1年で買い替えるなどは、バレンタインや恵方巻などと同じで「ビジネスの臭い」を感じるのは私だけでしょうか。
私が持っているコードバンの財布は分厚い生地で作られているので、とてもとても1~2年で交換するような代物ではありません。大事に使えば10年くらいは使えそうです。
そんな財布ですが、皆さんどんなメンテナンスをされてますか?私はずっと放置して汚くなっていたのですが、ふと気づいてミツロウワックスで磨いてみたところ、「まるで新品」のようにきれいになったので、ぜひ皆さんにも!と思い、今回ブログにご紹介することにした次第です。
この記事でわかること
- 古くなったコードバンの財布をよみがえらせることができる
- ミツロウワックスでコードバンの財布をよみがえらせた方法を知ることができる
- ミツロウワックスについて深く知ることができる
- その他革製品をよみがえらせる方法を知ることができる
私が使っている財布は8年前に購入
2013年の1月に「GANZO(ガンゾー)」の財布を購入しました。
価格の方はちょっと忘れちゃいましたが確か3万円台後半だったような気がします。
写真のようにツヤッツヤでいかにも新品!という感じ。中もこんな感じ↓で真新しいです。
いいですね、新しいって。
「それにしても8年って使いすぎじゃない?」
っていう心の声がネット回線を通じて聞こえてきます。さすがに8年はヤバいですよね。でも、男性諸君、皆そんな感じじゃないですか?
特に私のように出かけないタイプ。財布は年中ポケットに入れているだけでほとんど使わない。なので、全くダメにならないし、誰にも見られないので恥ずかしくない。なので、ずっと同じものを持ち続けるというパターン。
そうなんですよ。買い替えたいとは思うんですが、その必要性を感じないんですよね。財布あまり使わないから(笑)。
なので、痛んでも色あせても放置していたのですが、この度「さすがにヤバいだと…」と思ったのでメンテナンスしてみました。
8年間使った財布がこちら
相当汚いですね。表面は傷だらけで色褪せもひどい。角は丸まってしまいスラックスのポケットに仕舞ったままの形に変形してしまっています。
中もこんな感じでひどい…
横から見るとベッコベコ。
あらためて写真を見ると、ホントなんでこんな汚い財布使ってるの?とマジ突っ込み入れたくなります。
いくら使わないって言ったって、これはひどい…。自分のことは慣れてしまうので客観的に見ることができないといいますが本当ですね。
「言い訳ばかりして自分を変えようとしないダメな男」だということが分かりました。
この財布をメンテナンスしてみた
①まずは汚れを落とす
ちょっと湿らせたボロ切れで裏表を丹念に汚れを取っていきます。皮専用のクリーナーなどもあるようですが、なかったので仕方なくゴシゴシとしごきまくりました。
②ミツロウクリームを塗る
右半分:ミツロウクリームを塗った側
左半分:未施工
③表裏3回ほど施工したら30分くらい休ませます
④そして更に2回ほど塗り込みます
⑤更に30分ほど休ませたのちに乾拭きします
⑥最後にアイロン(低温)で癖を直して終了です
メンテナンスが終わった財布の姿がこちら
施工前(左側)と施工後(右側)の比較
実際には写真以上にいい感じに仕上がりました。色あせていたので、色を入れないとダメかな…と思っていたのですが、ミツロウを塗っただけで色ムラがなくなり、濃い茶系の色へと変化してくれました。
表面にもしっとりしたツヤが出てくれたので一気に古臭い雰囲気からエレガンス?な雰囲気へと変化しました。
内側もスレや汚れがあったので「ダメなんだろうな」と思いながら改善を試みたのですが、私の想像以上にキレイになってくれました。
一点だけ気に入らなかったのが、四隅の折れ
革の表面の色ムラやツヤは改善してくれたので満足していますが、一点だけ気に入らない点があります。それは「四隅の折れ」。これだけは治りませんでした。
施工前(左側)と施工後(右側)の比較
よくはなっていますが、納得のいくほどのものではありません。(これでも念入りにアイロンをかけたのですがダメでした)
なのでこの型崩れが気になる場合には買い替えなのかな…と思います。
私が購入したミツロウワックスのご紹介
私が購入したのはAmazonで販売されている「みつろうクリーム10g」です。
↓こちらの商品です
税込みですが、510円(税込み)という価格(送料込み)は激安だと思います。今回メンテナンスした際に使用したのはたったの0.5gほどだと思います。ざっとですが、二つ折り財布であれば20回ほどメンテナンスできるということになります。
Amazonでのレビューは?
107件の評価 星5つ中の4.4という素晴らしい評価となっています。
✅レビューの内容
- 少量でよく伸びるので少ない量の使用でOK
- 安いのにここまでいいものとは思っていなかった
- 革製品の色に深みが出る、しなやかになる
- 皮が強くなる
などの肯定的な意見が多数を占めています。良くないレビューも数件ありますが、問題ないレベルだと思います。
10gという少ない量でしかも送料込みで510円という安さなので、気になる方は是非一度お試しになってみてください。絶対に損はしないと断言できます。
販売元の尾山製材株式会社とは?
販売元の尾山製材株式会社は日本の企業です。富山県 下新川郡朝日町 荒川に会社があります。
みつろう以外にも、柿渋や無垢材、フローリング材、つみき、木製ブラインドなどの販売を行っています。
✅尾山製材(株)がAmazonで販売している商品
- 革用みつろうクリーム10g
- 革用みつろうクリーム40g
- 木工用みつろうクリーム40g
- 木工用みつろうクリーム200g
- 木工用みつろうクリーム400g
総じて高評価なので、ぜひチェックしてみて下さい。こちらをクリックすると尾山製材(株)のAmazonサイトにジャンプします。
こちらのサイト(行ってきました尾山製材が作る「みつろうクリーム」)で尾山製材さんが紹介されています。
ところで「ミツロウ」って何?
ミツロウとはミツバチが巣を作る時に使う「ロウ」のことをいいます。このロウは働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌されます。
主成分はワックスエステル(パルミチン酸ミリシルなど)となっており、精製すると無臭にななりますが、精製前には蜂蜜のような甘い香りがします。絵具や化粧品、クリーム、蝋燭、石鹸の材料として使われています。
✅なぜミツロウを革製品に?
- 汚れが付きにくくなる
- 撥水効果でシミを防ぐことができる
- 本革に栄養を与えてくれる
- 栄養が与えられるのでツヤや色の深みが増してしなやかにある
- 革製品は年数と共に乾燥します。ミツロウを塗ることで潤いを取り戻すことができる
- 潤いは一過性ではなく革と一体となり残り続けてくれる
素晴らしいの一言ですね。
ミツロウを塗り込むことで、革本来が持っている潤いを取り戻すことができると共に、汚れやシミが付きにくくなるという効果も得ることができます。
使わない手はありませんよね?
今は地球温暖化が進んでいるので、「ものを大切に使う」のはとても大事なことです。私のように8年も使うのはどうかと思いますが、できるだけものを大切にして大事に使うというのは多方面から考えて素晴らしいことだと思います。
✅ミツロウってどんなことに使えるの?
- 革製品の艶だし
- 木製品の艶だし
- ろうそくとして火をともす
- リップクリーム
- ペットの肉球保湿
- お菓子などの食材
このようにいろいろと使えるので、一家に一個置いといてもいいかも。
✅私が今後、ミツロウでメンテナンスしようと思っているもの
- 革のベルト
- 革靴
- 革のキーホルダー
- 妻の皮のバッグ
- ジーンズの皮パッチ
- 塗装がされていない木の棚
8年前に買ったコードバンの財布が「ミツロウワックス」でよみがえった件まとめ
今回は8年間使ったコードバン(馬のお尻の皮を使った財布)の財布をミツロウワックスを使ってよみがえらせたという記事をご紹介しました。
革というのは本来動物の皮なので、使えば使うほどに脂質と水分が抜けて硬くシワが寄ってきます。
この年月によって抜けた脂質と水分を補ってくれるのが、ミツバチが巣を作る時に分泌するミツロウという成分です。
ミツロウは液体ではなく固体なので、色ムラになることなく、革製品を取り扱う素人でもきれいに仕上げることができます。現に、全くの素人の私でも上に紹介したように仕上げることができました。
この美しさがどのくらいもつのかは分かりませんが、現在、施工してから1週間ほどが経過しますが、施工直後よりも艶が出て色が深くなってきたような感じがします。これは時間が経過してみないと、ハッキリと分かりませんが、恐らく半年~1年くらいは大丈夫なのかな?と思います。
ミツロウの価格が高額ならばちょっとモヤモヤしますが、10g(二つ折り財布に使う1回の量は0.5g程度)で510円(消費税及び送料込み)という価格ならば、めちゃくちゃ費用対効果が高いので、定期的にメンテナンスしよう!という気になります。
皆さんもぜひ革製品のメンテナンスしてみて下さい。
あっ、肝心な臭いですが不快なにおいは皆無ですよ。ご心配なく。
ご購入の際はこちらからどうぞ
今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
当サイトには他にも様々な記事がありますのでゆっくりしていってくださいませ。
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