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有毒物質?テフロン(フッ素樹脂)のフライパンが危ないって本当なの?

目次

有毒物質?テフロン(フッ素樹脂)のフライパンが危ないって本当なの?

このところフライパンがよくダメになるのよ

そうなんだよね。安いのはすぐにメッキが剥がれてダメになる…

それでね。新しいフライパンを買おうと思って調べてたら、テフロンは危ないって書いてあったの

えーー、みんな使ってるんじゃないの??

皆さんフライパンって何を使っていますか?テフロン加工(フッ素樹脂加工)が1,000円前後で販売されているのでそちらを使っていますか?それとも昔ながらの鉄ですか?

何となくですが、素材などはよく分からないので適当に1,000円から2,000円前後のものを使っているという方が多いのかなと勝手な予想をしています。

そんなフライパンですが、毎日使うことにプラスして、料理に使うという健康に直結するものなので、できればちゃんとしたものを使った方がいいのかなと思います。

そう思ったので、いろいろとフライパンのことを調べてみました。すると、安価で安いテフロン加工(フッ素樹脂加工)のフランパンなどには、思わぬ落とし穴が隠されているということが分かりました。

今回はテフロン加工のフライパンの闇を暴きつつ、どんなフライパンが安全なのかについてご説明していきたいと思います。

今回の記事でわかること

  • テフロン加工(フッ素樹脂加工)のフライパンの成り立ち
  • テフロン加工(フッ素樹脂加工)のフライパンがなぜ危ないのか
  • 危ないフライパン一覧とその理由
  • 安全なフライパンの種類
  • Amazonフライパンランキング

テフロン加工(フッ素樹脂)ってどんな加工なの?

✅テフロン加工とは

テフロン加工とは「フッ素樹脂加工」のことをいいます。フッ素樹脂加工とは、フッ素樹脂を金属やセラミックスなどの基材の表面に塗膜化する加工のことをいいます。テフロン加工とはこのフッ素樹脂加工のうちの「商品名」です。実際にはフッ素樹脂を加工した商品は多種多様に及びます。

テフロンを用いて加工すると、調理器具は食材が焦げついたり、汚れがこびりついたりしにくくなり、繊維製品は撥水(はっすい)性・防汚性が高まります。

✅フッ素樹脂加工とは何なのか?

ふっ素というくっつきにくくなる成分を含んだコーティングの事です。高温に耐える事ができる上に非粘着性とすべり性がある為、フライパンの内面をふっ素樹脂加工する事で食材がくっつきにくくなるというメリットがあります。

✅フッ素樹脂ってなんなの?

フッ素樹脂とは、正式名称はポリテトラフルオロエチレン(Poly Tetra Fluoro Etylene)といい、頭文字をとって”PTFE”と呼ばれます。フッ素を混合物としてただ練り込んでいる歯磨き粉ではなく、分子中にフッ素が結合している樹脂のことをいいます。樹脂よりも耐熱性や耐薬品性に優れる一方で、成形性や摩耗性等の面で課題があります。

難しいことは我々素人には分かりませんが、樹脂にフッ素を結合させて「汚れを付着しにくくさせている」コーティング剤といえそうです。よく目にするフライパンを始め、炊飯ジャー、建物の壁、屋根の材料、塗料、食べ物の包み紙、ケーブル、ロボットなど様々なものに使われています。このように日常にあふれているフッ素樹脂加工は安全性及び利便性が高いという特性があるので、今後益々発展して様々な用途に使われていくと思います。

このテフロン加工(フッ素樹脂加工)のフライパンが危険って本当なの?

テフロンコーティングに使われているフッ素樹脂には毒性はないのですが、フッ素樹脂コーティングを鉄の素地に張り付ける際に使う「接着剤」に毒性があります。

✅毒性があるとされる接着剤

  • PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
  • PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)

PFOA(ペルフルオロオクタン酸)とは完全フッ素化された直鎖アルキル基を有するカルボン酸。国際がん研究機関(IARC)がPFOA をグループ2B(発がん性のおそれがある物質)として分類しています。ヒトにおいて皮膚に付着すると発赤、痛みを、眼に入るとかすみ眼を、吸入すると咳や咽頭痛を、経口摂取すると腹痛や吐き気、嘔吐を生じるといった症状が報告されています。胎児の発生毒性等の報告があります。

PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とは完全フッ素化された直鎖アルキル基を有するスルホン酸。日本国内では化審法第一種特定化学物質の指定を受けて一部例外を除いて原則、製造・使用が禁止。動物においては曝露した動物の胎児に影響を及ぼすことや中程度の急性毒性(消化管と肝臓に影響、軽度の皮膚刺激・眼刺激)を引き起こすことがあります。

環境省も要監視指定に

環境省は令和2年5月28日、PFOSとPFOAを人の健康の保護に関する要監視項目に位置付けました。法律の第一種特定化学物質に指定され、製造、使用等が規制されています。

以下参照
PFOS及びPFOA含有廃棄物の処理に関する技術的留意事項の策定について

この危険な成分が使われているからといってテフロン加工のフライパンが直ちに危険ということではない

説明したPFOSとPFOAがフライパンに使われている?なんてことを…。と、フライパンに使われていることに対して「めっちゃ危ないこと」のように思ってしまいますが、普通に料理している分には全く危険ではないので心配無用です。

注意が必要なのは「高温」と「表面の摩耗」

抜群の化学安定性を誇るテフロンも、プラスチックの一種ですので高温により分解します。260℃を超えると分解が始まり、フッ化水素等の有害ガスが発生します。

✅フッ化水素とは?

水素とフッ素からなる無機化合物。フッ酸とも俗称される。毒物及び劇物取締法の医薬用外毒物に指定されています。吸引すると、灼熱感、咳、めまい、頭痛、息苦しさ、吐き気、息切れ、咽頭痛、嘔吐などの症状が出ます。ヒトの経口最小致死量は 1.5 g、あるいは体重あたり 20 mg/kg。

その他、テフロン加工のフライパンが400℃以上になると、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロペン、プロペン、クロロメタン、ブテンなどの有害物質が発生するとされています。以下の記事を参照

フッソ加工フライパンの危険性

✅テトラフルオロエチレンとは?

重合してテフロン(ポリテトラフルオロエチレン、PTFE)となります。即ちこの物質がテフロン加工の主要物質です。国際がん研究機関によるIARC発がん性リスク評価では、ヒトに対する発癌性がおそらくあるに分類されています。

✅ヘキサフルオロプロペンとは?

有機フッ素化合物。吸入すると有害で中枢神経系、呼吸器、腎臓の障害をもたらす危険性があります。

✅プロペンとは?

通称プロピレン。石油系炭化水素の分解ガス中に存在します。熱すると爆発のおそれがあります。吸引すると眠気又はめまいのおそれがあります。

✅クロロメタンとは?

化学式がCH3Clで表されるハロメタン。ガスを吸入すると、中枢神経系が中毒に陥る。眠気、目まい、息切れと息詰まりを伴う呼吸困難、歩行困難、会話困難などの症状が出ることが多いです。

✅ブテンとは?

二重結合を1つもつ不飽和炭化水素。酸素、酸化剤と激しく反応し、火災及び爆発の危険があります。

以上のように、高温には十分に注意するようにしましょう。

冒頭にもご説明した、気になる「PFOA」や「PFOS」ですが、現在は2019年5月の国連の会議で、製造と使用の禁止されています。それにより国内では流通していないようなので心配する必要はありません。

ただし、テフロン(フッ素樹脂)が含まれているフライパンはたくさんありますので注意するようにしましょう。普通にフッ素樹脂加工と書かれているフライパン以外にもマーブルコートやダイヤモンドコート、グラニチウムコートなども基本的にはフッ素樹脂加工なので高温になると有害物質が発生する恐れがあるので注意が必要です。

260℃を超えると有害物質が出始めます。使う場合はそれを超えないようにしましょう。

✅ところで260℃ってどのくらいの温度なの?

以下、ネットで調べたことを箇条書きでご紹介します。

◆揚げ物の温度は160~180℃、から揚げやフライドポテトの2度揚げは200℃前後になります。

◆ステーキやハンバークを焼く温度は 180℃~200℃

◆強火全開だと薄いフライパンでは1分もかからず、ある程度の厚みがあるフライパンでも1分半ほどで260℃に達します

◆IHにもガスにもいまのはセンサーがついていて、250℃や260℃になると勝手に止まる機能があります。

◆中華料理の炒め物で強火で一気に炒める場合には250度 ~300度前後になる

◆煮物などで水を張っていたら100℃前後

◆水分が全くでない炒め物は高温になることが多い

◆調理温度が200度を越えてしまうと、 糖分・油・タンパク質は、どれも炭化して焦げてしまう

◆鉄、フッ素樹脂ガス火用の調理器具は温度が上がりやすい

◆予熱したフライパンに水滴を落とす→100℃では気泡はすぐにできず、150℃では小さい気泡、180℃では大きな気泡ができます。200℃のときの水滴はすぐに沸き立ってすべり始め、250℃では水滴がそのままの形で転がります(フッ素樹脂加工、セラミック加工に限る)

◆一般な焼き始め温度は、卵焼きやホットケーキが150~160℃、ハンバーグやギョウザは170~180℃、炒め物は200℃くらい

以上になります。大事なのはお湯を沸かすとき以外は強火をあまり使わないことですかね。鉄やステンレスのフライパンを使っている方以外のコーティングされているものを使う場合には強火に注意することが、毒性物質を発生させないことに繋がりますし、フライパンの寿命を延ばすことにも繋がります。

更に表面の傷にも注意したい

テフロン加工のフライパンのコーティングが壊れると、おびただしい数の微細なプラスチック粒子が料理に放出され、マイクロプラスチックとナノプラスチックの粒子が体内に取り込まれることが分かっています。

このプラスチックがどのように人体に悪影響を及ぼすかは明らかになっていませんが、取り込まれると血液中や肺、胎盤などに移動していることが確認され、更に長期に渡り体内に蓄積されることが分かっています。なので、なるべく蓄積させないような生活を送ることが求められるのかなと思います。

対策は金属製のヘラは使わないこと

表面の傷をつけないために重要なのは「金属製のヘラやお玉などの道具を使わないこと」です。全てプラスチックか木製にしましょう。すぐに傷ができるということではありませんが、毎日の積み重ねによって深く改善不可能な傷ができていきます。なので、必ず調理器具は金属製は使わないようにしましょう。

更に金属製のタワシなども使わないようにしましょう。アルミタワシやステンレスタワシなどで研磨すると表面に傷がついてしまいます。

更に料理をフライパンに放置するのもやめよう

料理を終えた後もフライパンに料理を置き続けるのはやめましょう。フライパンの表面についた傷から料理の成分が侵入し、フライパンの劣化を早めてしまうことがあります。なので、料理が終わり粗熱が取れたら料理を更にうつし、冷めた段階で洗い流すようにしましょう。

急冷もダメ

熱せられている状態のフライパンを、急に水などで冷やしてしまうと、急激に鉄が収縮するので全体が歪んでしまいます。歪むと表面のコーティングが剥がれたり、割れたりしやすくなるのでフライパンの劣化を早めてしまいます。また、剥がれた個所からマイクロプラスチックが漏出しやすくなってしまいます。

危ないフライパンはどのようなフライパンなのか?

以下、これだけは買っちゃダメというフライパンをご紹介します。

PTFE・PFOS・PFOAが含まれているもの

PTFE・PFOS・PFOAが含まれているフライパンは加熱しすぎた場合に有害物質が発生するので選ばない方が無難です。

しかし、どのフライパンにPTFE・PFOS・PFOAが含有しているのかは分かりません。Amazonでも楽天でも、フライパンにPTFE・PFOS・PFOAが含まれているかどうかは記載されていません。PFOS・PFOAに関しては市場流通が禁止されているため、国内にて正規に流通しているフライパン(大手フライパンメーカーはほど大丈夫)は問題ないと思います。

気にするのはPTFE。PTFEはフッ素樹脂加工(テフロン加工)のことを指します。フライパンの表面がフッ素樹脂でコーティングされているものに関しては、加熱しすぎると(260℃以上になると)有害物質が放出される可能性があるので選ばない方がいいということになります。

マーブルコートやダイヤモンドコートなども基本的にはフッ素樹脂加工なので高温になると有害物質が発生する恐れがあるのでお勧めできません。

アルミ製のフライパン

アルミ製のフライパンは熱伝導率がいいのでプロ用として使われていますが、微量のアルミが混ざり、長期に渡ると脳などに蓄積してアルツハイマーの発症に関わるという情報もあるので、なるべく使わない方が無難です。焦げ付きやすいというデメリットもあります。

では逆に安全性の高いフライパンはどのようなフライパンなのか

安全性の高いフライパンをご紹介しますね。その中から人気のあるものをAmazonから選んでご紹介します。

①鉄製のフライパン

なんだかんだ言っても安全性が高いのは鉄製のフライパンです。熱伝導率が高く、耐久性が高い、そして鉄を補うことができるというメリットがあります。昔は重いし、食材が張り付く…というデメリットがありましたが、今の鉄フライパンは軽く、こびりつきにくいものが出回っています。

私がおすすめする一品はこちら↓

昭和51(1976)年『テーラー&ウング』と契約したリバーライトは、日本の家庭に馴染みやすいよう若干の改良を加え、フライパンなどの調理器具の製造・販売を開始した日本の企業です。安心できるフライパンを販売しています。

②ステンレス製のフライパン

どんなに熱しても毒性物質の放出もありませんし、素材が劣化することもありません。また、鉄が混入することもないので鉄過剰症の懸念もありません。臭いや味なども変化しないので本当に素晴らしい!という材質ですが、一方で重い、食材が張り付いてしまうというデメリットがあります。

私がおすすめする一品はこちら↓

ドイツのゾーリンゲンに本拠を置く調理器具メーカー。ドイツ語で双子を意味し、TWIN(ツイン)の愛称でも親しまれるZWILLING(ツヴィリング)。1731年の創立以来世界中で親しまれています。そのZWILLINGが発売する素晴らしいステンレスフライパンです。

③チタン&チタンコーティングのフライパン

鉄の2分の1の重さで強度が高いチタンはフライパンの素材としても使われています。全てチタンで作られている純チタンとフライパンの表面だけチタンでコーティングされているチタンコートとがあります。純チタンは熱が伝わりにくいという性質があるので焼きムラができやすい、チタンコートは劣化しやすいというデメリットも。

私がおすすめするチタンのフライパンはこちら↓

1956年にフランス・パリ郊外のサーセルという町にティファール社が設立されました。以後、世界で初めて「こびりつかない」(=ふっ素樹脂加工)フライパンを発明するなど、調理器具(特にフライパンが有名)業界をリードしています。そのティファールのチタンコートフライパンは人気が高くレビューもよいという好調ぶり。

④セラミック加工のフライパン

アルミなどの基板にセラミックで表面加工(コーティング)したを施したフライパンをセラミック製のフライパンといいます。フッソ加工に比べて安全な素材であることと、そして耐食性も強く、400℃以上の高温にも強いという素晴らしい特徴があります。一方で高温で調理すると焦げ付き、その焦げを強引に取ろうとすると傷がつくというデメリットも。コーティングが剥げるとアルミが溶けだして人体に悪影響を与えるので注意が必要です。

私がおすすめするセラミック加工のフライパンはこちら↓

グリーンパンは世界で初めてフッ素樹脂を使わない ノンスティッククックウェアを開発したベルギーのブランドです。そのグリーンパンから発売されているのがこちらのセラミック加工のフライパン。セラミックに、熱伝導性の高いダイヤモンド粒子を練りこみ、素早い調理で人気があります。

Amazonフライパン売れ行きランキング

NO1 Ballarini バッラリーニ 「 パヴィア フライパン 26cm イタリア製 」

実はこちらのフライパンは私も持っています。フッ素樹脂が使われているので100%安全とはいえませんが、耐久性を高めるミネラル(鉱物)を独自技術で配合し、金属ヘラが使えるほどの石のような硬さをもたせているので、普通のフッ素樹脂加工のフライパンとは違うのかなと思います。①PFOA②重金属③ニッケルを一切使用していないというのも好感が持てますね。

NO2 サーモス フライパン 26cm ガス火専用 デュラブルコート 軽量モデル ネイビー 

あの有名なサーモスが販売しているフライパンです。内面が普通のふっ素樹脂塗膜加工なので、傷ができやすく、高温になると毒性の物質が発生する危険性があります。

NO3 ティファール フライパン 26cm ガス火対応 「クランベリーレッド フライパン」

チタン・コーティング(内側)されているので安心感があるフライパンです。チタン・コートは、フッ素樹脂にチタンを混ぜたコーティングです。耐久性と安全性が高く耐久性や安全性を求める方におすすめの一品です。

4位 CAROTE 卵焼き フライパン 15cm IH・ガス火対応 卵焼き器 マーブルコート

コーティングはフッ素+マーブル粒子となっています。マーブル粒子はコーティングの中では少し弱いのでちょっと不安ですね。私も何度か使ったことがありますが、あまり強度が強くなかったという印象があります。

5位 北陸アルミニウム 日本製 ふかみ IH フライパン 26cm A-2452

ふっ素樹脂加工に高固形分、高粘度の塗料をドット状に塗装。基材に凹凸をつけ、より優れた耐摩耗性を実現しているフライパンです。フッ素樹脂塗装の上に独自の塗料を吹き付けてあるみたいです。

6位 和平フレイズ 大きい フライパン 32cm マーブルコート ガス火専用

フッ素樹脂塗装+マーブルコートが施されているフライパンです。マーブルコートはあまり強度が強いとはいえません。

7位 ティファール フライパン 26cm IH ガス火対応 「IHハードチタニウム・アンリミテッド フライパン」

従来の6倍長持ちするというチタン・アンリミテッドコーティングが施されているフライパンです。安全性は高いと思います。高さが8.8㎝と中華鍋のように深さがあるのが特徴です。

8位 エバークック フライパン 26㎝ オール熱源対応(IH対応) レッド ドウシシャ

フッ素樹脂+アルマイトコーティングのフライパンです。基本的にはフッ素樹脂コーティングなので高温には注意が必要なようです。コーティング技術によって表面の滑りはピカ一みたいです。

9位 アイリスオーヤマ フライパン 軽量 深型 26cm ガス火専用 こびりつかないダイヤモンドコート

ふっ素樹脂にダイヤモンドコートが施されています。ダイヤモンドコートはマーブルコートよりも強度の高い被膜です。ある程度安心して使用することができます。

10位 ティファール フライパン 20cm ガス火対応 「ハニーゴールド フライパン」 

ティファールはチタンコーティングが多いですね。チタンコーティングは強いコーティングなので安心することができます。

ところで、コーティングの強さってどうなってるの?

今はフッ素樹脂加工の危険性や脆弱性を気にする方が多くなってきたので、各種メーカーもただのフッ素樹脂ではなくフッ素樹脂と併せて被膜を強化するような工法を取り入れています。そのコーティングの強さについて調べてみました。

✅フライパンに使われているコーティング

  1. テフロン加工・フッ素樹脂加工
  2. マーブルコート
  3. ダイヤモンドコート
  4. チタンコート
  5. セラミックコート
  6. グラチニウムコート

①テフロン加工・フッ素樹脂加工

フッ素樹脂にてフライパンの表面をコーティングしているという方法です。フッ素樹脂コーティングだけでは被膜が弱く、その寿命は約1年と短くなっています。

②マーブルコート

フッ素樹脂加工フライパンの一種で、フッ素樹脂とともにマーブル(大理石)をコーティングしたフライパンです。寿命は1~3年と普通のフッ素樹脂加工よりは長くなっています。

③ダイヤモンドコート

フッ素樹脂のなかに人工ダイヤの粒子を混ぜることで、より高い耐久性を持つフライパンです。寿命は2~3年といわれています。

④チタンコート

フッ素樹脂にチタンの粒子を混ぜてコーティングしたものです。 チタンは酸や塩分に強いため、錆びにくく劣化しにくい最強のコーティングといわれています。寿命目安は、2~3年程度といわれています。

⑤セラミックコート

アルミなどの基板にセラミックで表面加工(コーティング)したを施したフライパンです。セラミックは耐熱性が高く400℃前後まで耐えることが可能です。寿命は2年ほどといわれています。

⑥グラチニウムコート

2種類の鉱物を独自技術で加工・開発した、石のように硬く丈夫なコーティング。 焦げ付きにくさと汚れ落ちの良さを併せ持ちます。寿命は2~4年ほどといわれています。

コーティングの強さランキング

NO1 グラチニウムコート+チタンコート

2種類の鉱物を独自技術で加工・開発した、石のように硬く丈夫なグラチニウムコートとフッ素樹脂にチタンの粒子を混ぜてコーティングしたチタンコートが同率一位となります。寿命という面ではグラチニウムコートの方にやや部があるのかなと思います。

NO2 セラミックコート+ダイヤモンドコート

次にランクインしたのはセラミック素材でコーティングされたサラミックコートと、人工ダイヤモンド粒子を混ぜ込んだダイヤモンドコートが同率となりました。

3位 マーブルコート

ちょっと弱いコーティングとなっているのが大理石+フッ素樹脂コーティング加工がなされているマーブルコートです。

最下位 フッ素樹脂コーティング

最下位は普通のフッ素樹脂コーティングされたフライパンです。被膜が弱く、金属のヘラなどで容易に傷がついてしまうので注意が必要です。

以上からも分かる通り、グラチニウムコートとチタンコートのコーティングがより強いコーティングなので、これらを選ぶようにするとフライパンを長持ちさせることができます。

また、材質だけではなく「使い方」も大事になります。高温で使わない、焦げ付かせない、金属製のヘラやタワシを使わない、急冷させない、汚れたまま放置しないなどを守り、丁寧に使うようにしましょう。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます。今回はテフロン(フッ素樹脂加工)のフライパンの危険性が気になったのでまとめてみました。結論から申し上げますと、260℃以上の高温になると毒性物質が揮発されることと、傷がつくとマイクロプラスチックや下地に使われているアルミなどが漏れだすこと、コーティングが剥げると料理の際に食品が張り付いて使えなくなるなどの危険性や使いにくさが出ることが判明しました。

なので、調理温度に気を付けること、傷をつけないこと+傷がついたら使わないこと(表面がコーティングされている各種フライパン)が大事になります。

これさえ守ればどんなフライパンでも怖くありません。ちゃんと何が怖いか知っていれば無駄に怖がる必要もありません。ぜひ守るべきものは守りフライパンライフを楽しんでください。

最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログには他にもいろいろな記事がございますのでぜひゆっくりしていってください。

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