買い物をする?しない?「コンビニのトイレ」を使い続けるために大事なこと
コンビニって便利だよね。特にトイレを貸してくれるところが素晴らしい
いろいろな意味で便利だよね
そんな便利なコンビニでのトイレを使い方を最近よく考えるんだよね
考えなきゃダメなことだよね
皆さんコンビニのトイレって利用してますか?今はトイレといえばコンビニですよね。昔は本当に苦労しました。車で遠出する時は公衆便所の場所を予めチェックしたり、どうしようもない時は普通の店舗(パチンコ屋さんや電気屋さん、薬局など)に飛び込んで貸してもらっていました。それに代わって登場したのがコンビニ。初期の頃は「必ず店員に一声かけてください」という張り紙があり、ちょっと気を使っていましたが、ローソンが店内のトイレの「開放宣言」をした1997年あたりから、許可を受けずに普通にトイレを使えるような感じに変化しました。
この環境に甘えている感じがするのは私だけでしょうか。コンビニのトイレは公共施設ではなく、個人が運営している店舗です。昔でいえば商店、駄菓子屋さんと同じですよね。そこに買い物しない人が勝手にトイレを利用するというのは、普通に考えればあり得ないこと。
なので少なからず敬意を払うのが当たり前だと思います。
今回はコンビニのトイレを我々が使い続けるためにどんなことを考えて行ったらいいのか、についてまとめていこうと思います。とりとめがなく、まとまらない感じとなりますが、どうぞ最後までご覧くださいませ。
今回の記事でわかること
- コンビニのトイレはいつから使えるようになったのか
- コンビニ側のメリットとお客側のメリット
- コンビニのトイレを無断で使うことの問題点
- 店舗側の悩み
- どうすれば歪みを解消することができるのか
- 自治体側の協力
コンビニのトイレはいつから使えるようになったのか
コンビニ数が急激に増え始めたのは1987年からになります。今(2022年)から35年前の1987年には全国のコンビニ数は約7,000店だったのですが、そこから急増して14年後の2001年には40,000店に増加。2022年には60,000店近くになっています。
コンビニ急増期の1987年までは私の記憶(私が14歳まで)ではコンビニが周囲になかったのでトイレ云々の話はできません。段々と増えてきたのは私が20歳を超えたあたりの1993年頃でしょうか。
ただ、1993年頃はまだ「トイレを使用する際には店員に声をかけてください」という張り紙がデカデカと貼っている店舗が多く、トイレだけで使用することはとてもとてもできない…という感じでした。
変わったのは1997年、ローソンが出した「トイレ解放宣言」
✅トイレ解放宣言とは
ローソンが店内のトイレの「開放宣言」をしたのは1997年。客の利便性向上と集客効果が狙いで、業界での先駆けでした。
要するに、ついで買いを狙った宣言といえます。どうぞトイレを使ってくださいとアピールすることで店舗を利用する人を集め、そのうち数パーセントがついで買いすることによる売り上げアップを狙ったと思われます。
しかし、売り上げがあがり喜ぶのは商品を提供する本部だけ。実店舗は水代、清掃にかかる人件費、トイレットペーパーの代金などの負担を強いられます。
このトイレ解放宣言から一気にコンビニのトイレを使うハードルが下がってきたと感じました。それまでは「店員に一声かけないとトイレを利用することができない」という足かせがあったものが、「声をかけなくても自由にトイレを利用することができる」と変わったのは大きいと思います。極端ですが、ATMでお金を下ろす感覚で気軽にトイレを使えるようになりました。
ちなみにコンビニがない時はどうしていたのか?
✅コンビニがなかった頃のトイレ事情
- 本屋、パチンコ店、薬局などの店舗を利用する
- 自治体が設置している公衆トイレを利用する
- ドライブインを利用する
- 男性は立小便が多かった
順番に説明しますね。
①本屋、パチンコ屋、薬屋などの店舗を利用する
昔はどうしようもない時は店舗のトイレを利用するということがよくありました。誰もが利用できるパチンコ屋さんや本屋さん、洋服屋さん、ガソリンスタンド、デパートなどの大型施設を利用するのはもちろん、本当にどうしようもない時は薬屋さんや美容室などに飛び込むなんてこともありました。とにかく昔は車で遠出する時はトイレの場所に苦労しました。特に女性は外ですることができないので場所探しに難儀しまくっていたのを思い出します。
②自治体が設置している公衆トイレを利用する
数こそ多くありませんが、公衆トイレが設置してあるところはチェックしていました。よくあるのが自治体が管理している駐車場や公園です。これらの場所には大体公共の駐車場が設置してあるので、そちらを利用していたのを思い出します。今では道の駅なども自治体のトイレに入りますが、以前、コンビニもあまりなかった頃は道の駅もありませんでした。
③ドライブインを利用する
昔は結構あったドライブイン。上のイラストのようにそばやハンバーガーなどの自動販売機があったり、ゲームが置いてあったりなどしてあるドライブインがありました。中学生や高校生の頃に、友人の家に泊まった時に自転車で出掛けたのを思い出します。夜中に食べるかけうどんが最高に美味しかったです。このドライブインをドライブ時のトイレとして利用していました。
④男性は立小便が多かった
コンビニのトイレがなかった時に多かったのが男性の立ち小便です。街のいたるところで見られたといえば言い過ぎですが、普通におじさんが道端で立ち小便をしていました。今では考えられませんよね…。しょうがないといえばしょうがないですが、その立ち小便がコンビニが出来たことで激減しています。
激増したコンビニがトイレを解放した理由
理由は「ついで買いによる売り上げアップ」です。この一択ですね。トイレを解放する→トイレを利用する人が増える→コンビニを利用する人が増える→売り上げがアップするということに繋がります。
また、「トイレを解放してくれている」というボランティア的な精神が捉えられるので、そのコンビニに対して「いいイメージが付く」ということもありますね。
例えば「買い物をしない人はトイレを使うことを禁ずる」や「使用の際には必ずスタッフにお声掛けください。無断使用の場合は住居侵入で訴える場合があります」などの張り紙が貼っている店と「どなたでもご自由にお使いください。トイレだけの使用でも大丈夫です」という張り紙がなされている店があったとします。後者の方がイメージよくないですか?
「このお店は我々住民に奉仕してくれている」「いつでもトイレに困った時は利用できる」などの肯定的なイメージがつくことによる利用客増加効果も期待することができます。
このように、単純に利用客が増加する効果とイメージがよくなることによって利用客が増える効果を得ることができます。客商売はなるべく敵を作らないというのが鉄則。なので、皆を許容するというのは当然の方針といえます。
コンビニ業界も競争が激化。私が住む田舎町でも至る所にコンビニが乱立しています。その競争に勝つにはサービスの充実が必須。トイレを解放するのは競争に勝つための対策といってもいいでしょう。
しかし、売り上げと引き換えに負担は増加する
トイレを利用する人が増えるということは、当然、トイレ掃除の回数も増えますし、トイレットペーパーの消費も激しくなります。水道代も跳ね上がるでしょう。商品の売り上げは増えるので本部はホックホクですが、現場の手間や維持料金などは嵩むので現場(店舗経営者)の負担は増えるという歪みを生じさせるという問題も出ます。とはいえ、全体的な利益がアップしていれば問題ありませんが、人手不足で忙しくなるのは困る…という場合にはデメリットの方が勝るかもしれませんね。
コンビニがトイレを解放する上で生じる問題点
✅コンビニ側に生じる問題点
- 忙しくなる
- 清掃やトイレットペーパー代などのコストが増える
- 万引きが増える可能性が高くなる
- 火災のリスクが増す
- 犯罪に使われることがある
- 用途外使用
- 故障リスクが高くなる
- 長居される
順番に説明していきますね。
①忙しくなる
使用する人が多くなるということは店舗側は忙しくなるということを意味します。トイレ掃除などの手間はもちろん、全体的な利用者が増えることによる忙しさもあります。忙しいのはいいことですが、働く人が足りていない場合には、店員の負担が増加してしまうので不平不満や健康不安が増大してしまいます。
②清掃やトイレットペーパー代などのコストが増える
清掃に関わる人件費や薬品代、トイレットペーパーの代金、水道代、故障や壁紙の張替えにかかる代金、電気代などのコストが増します。このコストが買い物の利益で相殺できればいいのですが、何も買わずに利用する人が増えると赤字となってしまいます。中にはトイレットペーパーを盗むという輩もいます。
③万引きが増える可能性が高くなる
信じられないかもしれませんが、お菓子やパンなどをトイレに持ち込んで食べてしまい、包装紙などをトイレに流してしまう、ゴミを放置するという新手の万引きもあるようです。これは経営者にとってかなりのリスクになりますね。
④火災のリスクが増す
人によってはトイレにこもってタバコを吸うというケースもあるようです。当然、火気を扱うということになるので、火災の危険性が高くなります。
⑤犯罪に使われることがある
③で紹介した万引きを含め、例えば覚せい剤などの禁止薬物を使用することや、麻薬の取引などの犯罪行為の温床になることもあります。また、カメラを設置した盗撮が行われることも。不特定多数の人が利用するということは様々なリスクが生じます。
⑥用途外使用
カップルがキスや性行為をするという事態や麻薬の取引に使われる、着替えなどに利用されるなど、用途外の使用をされるということもあります。迷惑行為や犯罪行為などに利用されることもあるので、店舗側としては許容できません。
⑦故障リスクが高くなる
使う人が多くなれば、当然、便器、手洗い、扉などの関連部位が摩耗しやすくなるので、故障リスクが高くなります。故障してしまうと、その分、経費が増してしまうので利益が少なくなるということに。
⑧長居される
トイレがないとトイレに行きたくなった時に他の場所に移動してくれますが、トイレがあるとずっと居座られるということになります。必ずしも悪いことではありませんが、ガラの悪い人に長居されると、その店舗のイメージが悪くなってしまうので売り上げが低下してしまいます。
一応、以上のようなリスクが考えられます。これらリスクと売り上げの増加を天秤にかけてトイレの解放が正しいのかどうか考えて行く必要があります。日本人は比較的マジメでおかしなことをあまりしない民族なので、リスクはそれほど大きくない傾向にありますが、地域によってはトイレが汚れるスピードが早く(清掃が追い付かない)、トイレが汚い→店のイメージが悪くなるというリスクがある店舗もあります。様々なことを頭に入れてトイレ解放を考えていかなくてはなりません。
もちろん、使う側(お客側)はトイレを貸してくれる方が嬉しい
これは言わずもながですが、お客側としてはトイレが自由に使える方がいいに決まってます。トイレが使えるコンビニと使えないコンビニどちらに行くかといえば、トイレが使えるコンビニに行くに決まってますよね。
家族でドライブしていてコンビニに寄る理由はトイレをすることができるからです。飲み物やホットスナックはついで買い。主の目的はトイレのことが多いです。
逆にトイレがないことのメリットって何でしょうか?
全く見当たりません。ないよりはあった方が絶対にいいです。余談ですが、私は何を血迷ったのか冷房専門のエアコンを購入してしまいました。その後、暖房もあるエアコンにすればよかったと猛烈に後悔。たった1~2万円の差で10年以上使い続けるエアコンを半分の性能しかないものを選ぶなんて愚の骨頂だと思っています。それと同じですね。トイレを取り付けないメリットなど一つもありません。
このように使う側としては圧倒的にトイレがあった方がいいので、やはり店側としては設置して解放するという方向に行くのかなと思いますね。
人間には「貸しがあると返さないといけない」という心理があります。要するに、トイレを借りたという行為は、貸りがあると判断します。その貸りを返そうと買い物したり、その時はトイレだけで帰ってしまったとしても、それからそのコンビニを積極的に使おうという返済の意思が強くなるので、店側としては結果として利益の貢献につながります。
とはいえ、無断でトイレを使い、無慈悲案件が増えている
トイレが解放された当初は「うわートイレを解放してくれるんだ嬉しい!」となるので、嬉しいという感情により、その代わりに買い物しなければという想いが強く出るので「ついで買い」する傾向が強くなりますが、1993から始まったトイレ解放宣言により、当たり前にコンビニのトイレが使えるという状況となりました。
これにより、コンビニのトイレのありがたみが低下してしまい、結果、ついで買いしてあげようという人も少なくなっているように思います。中にはコンビニを何でも屋のように勘違いし、家庭ごみを持ち込んだり、意味もなくキレて大騒ぎする客などが増えています。コンビニが当たり前となりすぎてしまい、公共施設か何かと勘違いしているような気がします。
このような敬意を払わないお客と、当たり前のようにトイレを解放しなければならない店舗側とのギャップが広がりつつあるのかなと思っています。
ある調査によるとトイレを使ったお客に最低でも「100円」以上の買い物をしてもらわないと赤字になるみたい
困った時のコンビニトイレ…「お礼」の商品購入は必要か? 水道代や清掃費など経費を計算してみると…
↑こちらのニュースによると、トイレットペーパー代や清掃代、水代、電気代、トイレ洗剤代などを考えると、一人トイレを使用するたびに100円以上の買い物をしてもらわないと赤字になるという試算がなされています。
なので、何も買わないでトイレだけを利用するという人が多くなると、店側の負担が大きくなるので、トイレを解放して使う人が増えれば増えるほどに利益が削られて店舗経営が厳しくなってしまいます。
100人中64人が何かを購入するという
先ほどのニュースに、トイレを使用した際に買い物をして穴埋めをしますか?というアンケートをとった結果、100人中64人が何かを買うと答えたといいます。
この数字が多いか少ないか分かりませんが、店側が利益を得るためには購入した64人の平均購入額が156.3円以上にならないといけないという計算となります。
コンビニがディスカウントしない(安売りしない)理由はこの辺にもあるのかな?と思いますね。ある程度の利益率を確保しないと、経費をペイできないのかもしれません。実際には本部からしか商品を仕入れられないという縛りにより、納入価が高いということが一番の原因だと思いますが。日配品(総菜や弁当、ホットスナック)は本部仕入れにして、お菓子やアイス、ジュース、本などの仕入れは本部経由ではなく自由でいいと思うのですがいかがでしょうか。
自治体もインフラの一部としてコンビニの協力を要請している
コンビニトイレの公共化、あり?なし?…利用者歓迎の一方、「自治体の迷惑施設押しつけ」との批判も
↑こちらのニュースのように治自体が地域のインフラとしてコンビニにトイレの解放をお願いするというケースもあるようです。
これは自治体側としてはメリットがとても大きいですね。土地を購入してトイレを作るとなると最低でも数千万円の費用がかかりますが、コンビニの場合はタダ。住民の要望でトイレを作ることが必須でも、市は無料でその要望に応えることができます。
しかし、市はトイレの維持費を負担していない
問題なのは自治体は「公共トイレ協力店」というシールや地図による認知を行っているのにもかかわらず、維持費を全く負担していないという点です。公共トイレ認知が広がることによって利用客が増加することが望まれると思いますが、一方で公共インフラの一部とするならば、維持費の負担もセットで行なうのが普通なのでは?と思うのは私だけでしょうか。
もちろん協力店を拒否することもできるので、嫌ならやらなければいいということになりますが、いろいろと考えさせられるエピソードです。
結論、コンビニの経営者に敬意を払おう
✅コンビニのトイレ解放で各々に生じるメリットとデメリット
コンビニ本部:商品がより売れるのでメリット大。デメリットはゼロ
消費者:トイレを借りれるのでメリット大。デメリットはゼロ
自治体:地域住民に無料でトイレを提供できるのでメリット大。デメリットはゼロ。
店舗経営者:お客さんが増える&ついで買いによる売り上げアップというメリットはありますが、清掃やトイレロール代などのコストがかかるというデメリットも。
これを見ると分かるように、店舗経営者だけにデメリットが発生しています。本部の売り上げアップと地域のトイレ需要の確保という他者へのメリットを与え、自分も売り上げアップというメリットは受けますが、一方でコスト負担や買い物をしない人に対する心理的負担を負わなければならないというリスクがあります。
本来は本部よりトイレ管理料を頂く、自治体よりインフラ管理料を頂くなどのコストの分散を行わなければなりません。ですが今はコストを負担しているのは店舗経営者だけです。
このねじれを解消するには買い物をしてあげること
以上の負担を店舗経営者に集中させている歪みを改善するには「買い物してあげること」です。もちろん、コンビニで買い物しない、トイレを利用しない人は買い物する必要はありません。あくまでもトイレを利用した時、よく利用する人に対しての解決法です。
私自身、コンビニをあまり利用はしませんが、遠出する時には家族のトイレ休憩や飲み物の購入として必ず1度は利用します。その時は「必ず買い物がある」ということもありますが、何かしらの買い物をさせていただいてます。
個人の自由ですが、店舗経営者の負担を考えた時、100円でもいいので買い物をしてあげるといいのかもしれません。そんなのは嫌だ!という場合は公衆トイレを探したりしてコンビニは利用しないというのも一つの方法だと思います。
コンビニって儲かるの?
ちょっと趣向を変えてコンビニの儲けについてお伝えしたいと思います。
当然、店舗や場所によると思いますが、おおよそ、店舗経営者(1店舗経営)に入ってくる最終利益は年間500万円~700万円が相場のようです。
1日40万円~70万円、年間2億円前後の売り上げになるようですが、従業員さんの給料や設備投資、仕入れ代、電気設備代、家賃などの経費を差し引くと500万円~700万円が残るという感じらしいです。
少ないところでは300万円~400万円というところも。
このような状況なので、ぜひトイレを利用した場合は買い物して利益に貢献してあげましょう。
当然、キレイに使うことも忘れないようにしたい
店側を応援する手段として買い物をすること以外にも「トイレをキレイに使う」という方法もあります。
トイレを掃除するのは店側の大事な仕事。そして汚いとコンビニのイメージを大きく損なうことにもなります。あなたが汚したことで、コンビニイメージが大きく虚損されてしまい、売上低下につながってしまうことも考えられます。
よって、なるべくきれいに使ってあげる、これが大事。特に男性は尿を周囲にまき散らさないように注意しましょう。方向が定まらない人は座って用を足すという配慮も大事になりますね。
サービスエリアにある男性専用の小便器がありますが、あのタイプの小便器でなぜ外に尿が漏れるのかめっちゃ不思議ですが、外にはみ出しているのをよく見かけます。いかに男性は配慮しないのか…と嘆かわしくなります。男女専用の大用の便器に男性が立って小便をする場合、サービスエリアにあるような男性専用の小便器で用を足すよりも難易度が高くなるので、よほど腕のある人以外は座って用を足すというのがマナーになります。
もちろん、小便だけではなく大でもしっかりとした配慮が必要になります。たまに便器の外にはみ出している場合がありますが、言語道断、いったいどうすれば外にはみ出すのか理解できません。このようなことがないよう、清掃する人のことを考えて用を足すようにしましょう。
ゴミなども置いていくのもダメ。ルール違反です。
例えば、自分が経営しているレストランにトイレだけを借りる人が続出したらどうだろう
コンビニは許容しているので比較するのはおかしい…というのがありますが、一応考えてみてください。自分が経営するレストランに、トイレだけを借りる人が続出したらどうでしょうか。
恐らく嫌だと思います。まずトイレを利用するという行為が、あまりいいものを置いて行っているという感じではないですし、「うちのトイレは利用する人だけのもの。だから利用しない人は来ないで」と思うのが普通だと思います。
この比較が正しいかどうかわかりませんが、極端なことをいえばこんな感じです。なので、貸してもらえることを当たり前と思わずに、誠意をもって対応することが必要になるのではないでしょうか。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございます。
人間には「集団に流される」という習性があります。例えば道を歩いていた時に心臓発作で倒れた人がいるとします。誰もいなければすぐに助けるのが普通だと思いますが、周囲に人が沢山いて、皆がその人に対してみて見ぬふりをしたとしましょう。すると、「あれっ、あの人大丈夫かな?」と思ったとしても、「周囲の人が見向きもしていないのだから大丈夫でしょ」と判断してしまい、助けるのをやめてしまうことがあります。
コンビニのトイレも同じですよね。皆が普通にトイレを借りているというのを目の当たりにすると、「普通に使っていいんだ」という思想となり、結果、特にお礼をしなくてもいいのかなと考えてしまい、何も買わずにトイレだけを借りてしまう、という行動をとってしまうことがあります。
この行動が染みついてしまうと、「コンビニは特に気を遣わなくてもトイレを借りられるところ」という考えが定着してしまいます。
なので、今一度「コンビニは公衆トイレではない」ということを頭に入れて行動することが求められそう。
最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログには他にもいろいろな記事がございますのでぜひゆっくりしていってください。
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