超簡単!浴室(お風呂)の床の汚れを一瞬で綺麗にする方法
今年(2020年)の夏は本当に蒸し暑さマックスでしたね。とにかく湿度がものすごく高かった。その湿度によって一番汚れるのが水をよく使う浴室です。
浴室の窓
浴室の壁
そして一番ヤバかったのが「浴室の床」です。
浴室の床って白っぽい色が多いので汚れると目立つんですよね…。
この浴室の床(材質は樹脂)をめっちゃ簡単に綺麗にする方法についてご紹介します。
超簡単!浴室(お風呂)の床の汚れを一瞬で綺麗にするには「ブラシ一本」でOK
浴室の汚れですが、写真の「ワイヤーブラシ」で超簡単に綺麗になります。
正式名称は「チャンネルブラシJ型」って言うみたいです。
このブラシ、文字通り、毛の部分がワイヤーで出来ているので、浴室床の目地のような「隙間の落ちにくい汚れ」に最適です。
以前、私はタワシで汚れを落としていたのですが、タワシの10倍くらい(体感)の早さで床掃除が完了します。
✅ワイヤーブラシがおすすめな理由
- 一本一本が細いので目地の隙間などの汚れの改善に適している
- ワイヤーで出来ているので頑固な汚れでも落とすことができる
- 毛束の量が多いので力を入れなくても落とすことができる
ざっくりと使い方をご説明します
①まずは中性洗剤を用意します
中性洗剤は
・汚れ落ちをよくする
・床面に傷をつけない
・ブラシの滑りをよくする
ために使用します。
②水に溶かす
大体、2プッシュ(30㎎)ほどを水150㏄に溶かします。
③汚れてを落とした場所に流します
大体、30㎝四方くらいを目安に床面を濡らしていくようにします。
あまり広範囲に流してしまうと、乾いてしまい意味がなくなります。
④ワイヤーブラシで掃除します
縦横、目地に沿ってゴシゴシするようにします。
あまり力を入れすぎると床が傷つくので注意しましょう。
⑤水で洗い流します
しっかり洗い流すようにします。洗剤が残ってしまうと再び汚れやすくなります。
ワイヤーブラシの選び方
✅ワイヤーブラシの種類
- 鋼線のワイヤーブラシ
- ステンレスのワイヤーブラシ
- 真鍮(シンチュウ)のワイヤーブラシ
- ナイロンのワイヤーブラシ
①鋼線のワイヤーブラシ
硬鋼線は鉄を熱処理されたものです。とても強く硬いので頑固な汚れにはいいですが、「傷がつきやすい」「錆びやすい」というデメリットがあります。なので浴室の床掃除には不向きといえるでしょう。
②ステンレスのワイヤーブラシ
ステンレスのワイヤーブラシは材質がステンレスで出来ています。硬さもマイルドで錆びにくいという特徴があるので浴室の床掃除に最も適しています。
③真鍮(シンチュウ)のワイヤーブラシ
真鍮のワイヤーブラシは銅と亜鉛で出来ています。鋼やステンレスと比べて「柔らかい」という特徴があります。なので、「傷をつけたくない」という方に適しています。新しいので傷はちょっと…という方におすすめです。
④ナイロンのワイヤーブラシ
ナイロン素材のワイヤーブラシになります。こちらは絶対に傷を付けたくない!という人向けです。こちらでも時間と力は必要になりますが、十分に床の汚れを落とすことはできます。
ワイヤーブラシを使用する際の注意点
錆びやヌメりが付着する原因になるので、保管は浴室ではなく脱衣所や倉庫などがおすすめです。
手の指、腕などの「皮膚」に当たったり、引っかいたりすると怪我をする恐れがあるので十分に注意するようにしましょう。
強い力でしごきすぎると傷ができることがあります。傷ができてしまうと「汚れやすくなる」というデメリットがありますので注意しましょう。
その他、浴室の床掃除に有効な方法
ワイヤーブラシを使うという方法以外にも、いろいろと方法がありますのでご紹介していきます。
①キッチンハイターを使う
キッチン用のハイターを使うとめちゃくちゃ綺麗になります。何故かというと、ハイターは酸性なので、石鹸カスや水垢などの「アルカリ性」の汚れによく効くのです。更に、ハイターには漂白効果もありますので、黒ずみなども綺麗にしてくれます。
使い方
原液のまま床にまき、そのまま30分程度放置します。その後、水で洗い流すだけで終了です。
注意点
酸性タイプのものと混ぜると有毒ガスが発生します。吸い込むと命に関わることがあるので注意しましょう。
ハイターと混ぜたらダメなモノ
カビキラー
排水溝の滑り取り
サンポール
クエン酸
酢
アルコールやエタノール剤(消毒、消臭剤などに配合されています)
食塩
その他の注意点
ハイターは漂白作用があるので「衣服に付着すると脱色されてしまう」ので注意するようにしましょう。また、刺激が強いので、肌に付着すると「肌荒れ」を起こすことがあります。使用する際には必ず手袋を使うようにしましょう。
また、ハイターには刺激臭があるので使う時は必ず換気を行うようにしましょう。
②サンポールを使う
こちらもハイター同様に強力な酸性タイプの洗浄剤です。これによって、石鹸カスや水垢などのアルカリ汚れが主な浴室の床に使うことができます。
使い方
原液のまま床にまき、そのまま30分程度放置します。その後、軽くデッキブラシなどでブラッシングした後に水で洗い流して終了です。
ハイターと同じく酸性洗浄剤なので、先ほど挙げたものと混ぜないように気を付けましょう。
有毒ガスが発生することがあるので必ず換気をしましょう。
皮膚に付着させないようにゴム手袋などを使用しましょう。
床材によっては「傷がついてしまう」ことがありますので、事前に狭い範囲で使用して傷の有無を確認するようにしましょう。
塩素系の有毒ガスって何?
塩素系洗浄剤に含まれている次亜塩素酸ナトリウムという物質は、化学的に非常に分解しやすい性質があるので、これを安定させるために液性をアルカリ性に調整しています。
ところが、ここに酸性物質が混ざってしまうことによって、次亜塩素酸ナトリウムの分解が進み、危険な塩素ガスが発生します。
このガスは第一次世界大戦の時にドイツが兵器ガスとして使用されていたほど強力な有毒ガスです。場合によっては命を奪われてしまうことがあるので十分に注意するようにしましょう。
塩素ガスの特徴は?
塩素による有毒ガスを吸い込むと鼻がツーンとする刺激臭がします。そして、呼吸困難、めまい、気を失いそうになる、吐き気、喉や鼻の粘膜がひりひりする、目がひりひりするなどの症状が出ます。大量に吸い込むと呼吸困難を起こして死亡することもあります。
もし、吸い込んでしまったら…
もし吸い込んでしまったら、すぐにその場を離れ新鮮な空気を吸うと共に、何度もうがいしましょう。その後、特に症状がなければそのままで問題ありません。
気分が悪くなる、呼吸困難、頭痛、めまい、粘膜の刺激痛などが続く場合には病院を受診するようにします。
③クエン酸を使う
クエン酸もハイターなどを同様に酸性という特性をもつので、アルカリ汚れが主の浴室の床の汚れを分解するという働きがあります。
クエン酸は刺激性が少ないので、手や口などの粘膜に付着しても問題ありません。漂白作用などもないので衣服に付着しても大丈夫です。
使い方
200mlの水に小さじ一杯(5g)のクエン酸を溶かしてクエン酸水を作ります。このクエン酸水を汚れを落としたい場所に噴霧(スプレーボトルに入れて使うようにします)し、タワシなどでこすると汚れがよく落ちます。汚れがひどい場合にはキッチンペーパーを敷き、そこにクエン酸水をスプレー→ラップをして20分放置→ラップとキッチンペーパーを除去した後、クエン酸の粉末をかけてタワシでこするようにすると汚れを落とすことができます。
注意点
塩素系の洗浄剤(ハイター、カビキラー、サンポール、排水溝の滑り取りなど)と混ぜると有毒ガスが発生するので注意しましょう。
④クエン酸+重曹
先ほどご紹介したクエン酸に重曹を混ぜることで、洗浄パワーをアップさせることができます。2つを混ぜることで化学反応が起こり泡が発生します。その泡が汚れ落としパワーをアップさせてくれます。
①床をシャワーで濡らします
②クエン酸1:重曹2の割合(粉のまま)で混ぜた粉末を汚れた浴室の床にまきます。
③その上からキッチンペーパーを敷きます
④更にその上からラップをかぶせます
⑤そのまま1時間放置します
⑥キッチンペーパーとラップを外してタワシなどでこすります
⑦水で洗い流します
注意点
塩素系の洗浄剤(ハイター、カビキラー、サンポール、排水溝の滑り取りなど)と混ぜると有毒ガスが発生するので注意しましょう。
⑤最後は王道の「バスマジックリン」
最後は王道のバスマジックリンです。既製品なので安心安全で効果も高いです。
シュシュっと床にかけてタワシなどでこするようにします。重曹を混ぜると効果がアップするという情報もあります。先ほどご紹介したキッチンペーパーとラップを使ったパックをするという方法もあります。
最後は水で洗い流して終了です。
浴室の床が汚れないようにする方法
以上は浴室が汚れてしまった後の改善法ですが、今度は汚れにくい方法についてご紹介します。汚れにくい=掃除の頻度が減るということになりますので、日ごろから対策しておくようにしましょう。
①換気をよくする
換気は最も大事な要素といっていいでしょう。夏に床が汚れやすくなるのは湿気と高温度というカビの繁殖に適した環境になってしまうことが原因です。換気によって湿気をなくすことでカビの繁殖をおさえることができます。
換気の方法
換気の方法としておすすめなのが換気扇を使うこと、窓を開け放すこと、扉を開け放す(浴室はもちろん、洗面所の扉も開け放す)ことがあります。カビが生えやすい夏はこの3つの方法全て行うようにするといいでしょう。
②石鹸泡やシャンプー、リンスをしっかり洗い流す
床面に石けんやシャンプー、リンスなどが残ったままになっていると、そこにカビが繁殖しやすくなるので汚れの原因になります。なので、毎回しっかり洗い流すようにしましょう。
対策
毎回、ざっとシャワーで洗い流すだけでも効果がありますが、更に、最後にタワシなどでざっとこするようにすると効果がアップします。
③使う量は最低限に
- 石けん
- ボディーソープ
- シャンプー
- リンス
- トリートメント
これら「全身を洗う洗浄剤など」は全て浴室を汚す要因になります。なので、なるべく少なく使用するようにしましょう。量が多いとどうしても床や壁に残りやすくなってしまいます。
④熱湯でカビを死滅させる
カビは60℃の熱湯で死滅させることができます。なので、お風呂を上がる時に60℃の熱湯で床面をシャワーするようにすることで、常に綺麗な状態に保つことができます。
もちろん、床面だけではなく、壁面のカビ予防にも効果的です。
熱湯なのでやけどには十分注意するようにしましょう。
超簡単!浴室(お風呂)の床の汚れを一瞬で綺麗にする方法まとめ
以上、浴室の床(材質は樹脂)を綺麗にする方法、そして汚れ予防に役立つ方法についてご紹介させて頂きました。
私的には「ワイヤーブラシ」を使った方法が一番早くて簡単!だったのでメインでご紹介させて頂いたのですが、それ以外にも、ハイターを使用した方法など、効果的な方法がありますので、「自分に合った方法」をお選びいただけたらと思います。
そして、何より大事なのが「汚れないようにする」ことです。汚れないようにすれば、掃除する必要もありません。日々の積み重ねが使いやすい環境を維持するということに繋がります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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