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メダカ水槽の水流を強くしたらメダカの数が急に減ってしまった件

メダカ水槽の水流を強くしたらメダカの数が急に減ってしまった件

大切なメダカ水槽が大変なことになっちゃったのよ

えっ、いったい何があったの?

ポンプを変えて水流強くしたら数が減っちゃったのよ

えーーーーー!それは悲しい

私は楊貴妃と青みゆきという2種類のメダカを水槽で飼育しています。
水槽が設置してあるのは店舗なので、人が頻繁に行き来する「ストレスが強い」環境です。なのでメダカちゃんにはいつも悪いな…と思っています。

そんな中、誤って「水流を強くしてしまったがためにメダカの数が急減してしまう」という大事件が!

そろそろ飼育を始めて2年ほどが経過するので寿命的なものもあるかと思いますが、それにしても急に★になるというのは飼育環境が悪かったと言わざるを得ません。

今回は、皆に同じ失敗をしてもらいたくないので、私の失敗談をお伝えしたいと思いブログにて説明しようと思った次第です。ぜひ最後までお読みくださいませ。

今回の記事でわかること

  • メダカが体調を崩す原因がわかる
  • メダカにおける水流の危険性について
  • メダカの寿命は意外に短い
  • メダカ水槽を作る時に注意すべきこと
  • メダカの学校は川の中?

底面ろ過に使っているポンプを変えた日

✅底面ろ過とは

底面ろ過とは、水槽の一番底面に水を吸引する装置を敷き、その上にろ過層となる底砂やソイルを敷き詰めます。底面から吸引された水は底砂を通過することでろ過されており、その水をポンプなどで再び水中に戻します。ろ材となる底砂は汚れるので定期的な清掃や交換が必要になります。

私はメダカ水槽のろ過フィルターとして底面ろ過を利用しています。今年のGWに水槽を2年ぶりにリセットしました。その際に水を引き上げるポンプを交換しました。

それまで使っていたポンプがこちら↓

そして今回、ろ過能力を向上させようとこちらのポンプ↓に変えました。

そしたら思ったよりも揚水能力がすごくて焦りました。その能力のすごさをご覧ください↓

この水流すごいですよね?メダカ水槽は横幅45㎝、奥行き30㎝、縦30㎝の小さい水槽。この水槽にこんな激しい水中ポンプを使ったら洗濯機の中のようになっちゃいますよね。

頭が悪い私は、「このくらいの水流大丈夫だよね」と簡単に考えてこのままにしてしまいました。

更に、水流が多い=ろ過率が高くなるので水がキレイになる→メダカも喜んでくれるという勝手な推理も判断を間違えさせる理由となっていました。

また、熱帯魚(テトラなど)の飼育ではこの程度の水流は問題にならないと考えたりもしました。

しかし、メダカは水流が苦手だった…

メダカは観賞魚の中で群を抜くほど「水流が嫌い」であることを知ったのはしばらく経ってからでした。

ぽつり、ぽつりと個体が亡くなっていくのです。

最初は寿命かな?と思いました。飼育を始めて2年ほど経過する(メダカの寿命は2~3年と言われています)ので、てっきりそのせいだと思って放置していました。

しかし、それにしても一気にいなくなるので「これだけ時期が集中する?」と不思議に思いました。何かほかに原因があるのでは?と思って水槽をマジマジと見つめているとあることに気が付きました。

それは「メダカが苔を食べていない」ことです。いつも苔をついばんでいるのになぜ?というのが最初の違和感。次に感じたのが「やたらと泳いでる」こと。ずっと一生懸命に泳ぎ続けているメダカに違和感を覚えました。

それらを考えてみた結果、「この水流ダメなんじゃないの!?」という点。

調べた結果。メダカは水流が苦手だった

メダカは自然の生息地をみてみるとほとんど水流のない、田んぼや用水路、池などが生活範囲です。メダカは国内最小の淡水魚と言われているように体が小さく、泳ぐ力もそれほど強くありません。

要するに、メダカが小さく水流があまりないところで育ち進化してきた魚なので、水流が強い場所に慣れていない→強い水流によって疲れてしまうということになります。

人間も同じですよね。多少の風ならば問題ありませんが、常に強風の中生活していると風に逆らって動くことや風により体温を奪われることなどにより、著しく体力を消耗してしまいます。

体力を消耗すれば病気にもかかりやすくなりますし、高齢者であれば死期が近くなってしまうことも考えられます。

結論として強い水流はリスクになる危険性が

水流の程度については分かりませんが、常に強めの水流に影響を受け続けるような状態は、メダカの体力を奪ってしまうリスクがあるので注意が必要というのは間違いありません。

できれば、水面や水草などが揺れないくらいの緩やかな水流にとどめた方がいいのかなと思います。

今回、私が行ったようなろ過フィルターによる水流はもちろん、エアレーションによって生じる水流も規模によってはNGとなるので注意するようにしましょう。

水流はどんな小さなものでもダメ!ということではありません。あくまでもそのメダカに見合った水流でなければダメということになります。特に生まれたばかりの針子は体が小さいので少しの水流でも深刻な悪影響を与えてしまうことがありますので注意するようにしましょう。

事実、我が家では10匹のメダカたちがいなくなってしまった

偶然にしてはタイミングが良すぎる…。水槽をリセットして底面ろ過の水中ポンプを交換したところ、換えた水中ポンプの馬力がありすぎて、急に水槽内の水流が激しくなってからメダカが死亡することが多くなり、あっという間に14匹いたメダカが4匹になってしまいました。

ポンプを買えたのがGW(たしか5月5日)でそれから6月いっぱいの間(5月5日~6月30日の間、計57日間)に10匹のメダカが天国に旅立ちました。

これは「因果関係あり」と考えていいのではないでしょうか。あまりにも急激に減ったので「誰かが盗んだのでは?」と考えたりもしました。でも、そんなことあり得ませんよね…。死骸なども何度も見つけたのでまず間違いなく死んだのだと思います。

そして水流を止めてから安定するようになった

水流が原因していることを確信した理由として「水槽内の水流を止めてから個体が減ることがなくなった」ということがあります。

こちらの動画をご覧ください。

このように水流がかなり強かった状態から

↓下のように石をかぶせて水流をほぼゼロにすることに成功

このように水流を減らしたら個体数が減るようなことはもちろん、体調を崩すメダカも皆無になりました。なので、自信をもって「水流が強すぎたのがメダカの減少につながった」といえます。

とはいえ、メダカの寿命は結構短いことも考慮する必要がある

メダカの寿命は自然環境下では1~2年、飼育環境下では2~3年といわれています

短くないですか?

私はディスカスも飼育しているのですが、ディスカスは平気で8年くらい生きます。なので、メダカの2~3年はとても短く感じますね。

そう感じたので他の熱帯魚を調べてみたのですが、グッピーやネオンテトラなども2~3年なので、成魚で3~5㎝くらいの観賞魚の寿命は総じて短いようです。

私が飼育しているメダカたちはもらってから1年半~2年が経過している

私が飼育しているメダカたちはすべて人にいただいたものです。そしていただいてから1年半~2年が経過しています。すでに頂いた時は成魚だったので、最低でも1年9か月~2年3か月(メダカは成魚になるまでに3か月かかる)が経過しているということになります。

よって、寿命によって死んでしまったことも十分に考えられます。

とはいえ、一気に10匹が死ぬのはちょっと変な感じがするので、やはり水流の増加による影響はあると思います。

実際には加齢によって弱っていたメダカたちに、水流が強い、過酷な飼育環境にしてしまったがために、死期が早まってしまったという感じなのではないでしょうか。

めだかの学校は川の中なのか?

「めだかの学校は川の中、そーっとのぞいてみてごらん」という童謡がありますが、実際にはメダカは流れの早い川には生息していません。平野部の水田周辺の水路や溜池などで、流れの緩やかなところを好んで生息しています。

これはメダカが水流を嫌うという性質に合致していると思います。

水流以外にもメダカが体調を崩す原因があるので注意したい

水流が早い以外にもメダカの調子が落ちてしまう原因はたくさんあります。これらを含めてメダカの体調管理をしていく必要があります。

メダカが体調を崩す要因

  1. 水質の悪化
  2. 水質や水温の急激な変化
  3. 高水温、低水温
  4. 酸欠
  5. エサの与えすぎ
  6. エサが足らない
  7. 飼育数が多すぎる

順番に説明しますね。

①水質の悪化

これは一番大事なこととなります。陸上生物はきれいな空気が必要となり、水中生物はキレイな水が必要となります。水が汚いとメダカの体調が悪くなりますので、当然のことながらメダカの病気や寿命と関係してきます。

適度に水替えを行い水質をキレイな状態に維持するのはメダカの寿命を延ばすうえで大切になります。

②水質や水温の急激な変化

観賞魚を飼育している方は皆さん知っていると思いますが、水温を急激に変化させる、水質を急激に変化させることは絶対にやってはなりません。

人間も急に暑い場所に行ったり、急に湿度の高い場所に行ったりすると具合が悪くなりますよね?それはメダカでも同じです。水替えや購入したメダカを水槽に移すときなど、水温や水質の変化が予想される時には、なるべく水温や水質を合わせてあげてから投入するようにしましょう。

③高水温、低水温

メダカを飼育している方は意外と気にしていないのが真冬の低水温と真夏の高水温です。

しかし、高水温の場合は35℃、低水温の場合は0℃までは耐えられますが、35℃以上、0℃以下になると死んでしまうことがあるので注意しましょう。特に最近は夏が暑くなってきているので、昼間に直射日光を当てるなどはしないようにする必要があります。

④酸欠

メダカは酸欠になりにく魚ではありますが、夏の水温が高い時や過密飼育などがあると酸欠になることがあります。

エアレーションをしていない場合は、水草を入れてあげる、グリーンウォーターにする、飼育数を減らすなどの工夫をしてあげるようにしましょう。

⑤エサの与えすぎ

ついメダカがかわいいのでエサをたくさんあげたくなりますが、エサをたくさんあげてしまうと、水質が悪化すること、メダカが消化不良を起こすことなどによりメダカの体調を悪化させる要因になります。

あげ方の目安としては1分ほどで食べきれる量とすることです。底に沈まない量にすることも大事になります。

⑥エサが足らない

当然のことながらエサが足らないと弱ってしまうのでメダカの体調が崩れる要因になります。水温が低い時は代謝が低くなるのであまりエサは必要ありませんが、水温が高い春~夏はそれなりにエサをあげていないと体が弱り体調を弱らせてしまうので注意するようにしましょう。

⑦飼育数が多すぎる

水槽に見合わない数のメダカを飼育していると、水が汚れる、エサが少なくなる、酸欠になるなどのデメリットが出やすくなるので体調悪化の要因になります。

目安は1リットルに対して1匹程度。水槽サイズとしては横幅15㎝の場合は5匹。横幅20㎝の場合は8匹。横幅30㎝の場合は20匹。60㎝の場合は60匹程度以下とします。

ホームセンターのサイトなどでは1Lに2匹と書いてありますが、この数は明らかにオーバーです。60㎝水槽にメダカ120匹はあり得ません。我が家には45㎝水槽があり、水量は40Lですが、40匹でも多いくらいです。80匹なんてどう考えても多すぎます。私は20匹程度でいいと思っていますので、実際には1L=0.5匹くらいが余裕があっていいのかなと思っています。

その他、メダカ水槽を作り上げる上で注意すべきこと

✅これまでご紹介したメダカ飼育の注意点

  • 水流をなるべく穏やかにすること(水槽内の水流が強いのは絶対にNG)
  • 水質の悪化に注意する
  • 水質や水温の急激な変化はないようにする
  • 極端な高水温、低水温にはならないようにする
  • 酸欠に注意する
  • エサの与えすぎは水質や健康状態悪化につながるので注意
  • エサが不足しすぎないようにする
  • 飼育数が多すぎるとトラブルが増えるので注意

以上のような注意点があると申し上げてきました。

更に、以下のような注意点もあるので覚えておくようにしましょう。

✅以上以外でメダカ水槽を作り上げる上で注意すべきこと

  1. 人が頻繁に通る場所への設置は避ける
  2. 混泳に注意する
  3. 振動・騒音が大きい場所は避ける
  4. 猫や鳥に注意
  5. 適度に太陽光が当たった方がいい

順番に説明しますね。

①人が頻繁に通る場所への設置は避ける

メダカは自然の生き物なので、人の動きなどに対して機敏に反応してしまいます。落ち着かなくなり、個体によってはエサを食べなくなり体調を崩すというケースもあります。

なので、なるべく人が頻繁に行き来するような場所には設置しないようにしましょう。また、人影を感じにくいように、ガラスではなく周囲が不透明な素材で出来ている鉢などで飼育するようにするなどの工夫も必要になります。

②混泳に注意する

メダカには混泳に向いている魚と向いていない魚とがあります。

混泳に向いているのはドジョウ、テトラ類、エビ類、コリドラス、貝類などになります。

逆に混泳に向いてないのはディスカスやエンゼルフィッシュなどの中型魚、アロワナやガーなどの大型魚、金魚などとは一緒に飼育することはできません。

また、メダカでもダルマメダカや出目メダカ、アルビノメダカなどの特殊なメダカや泳ぎが下手でエサを食べられない、目が出ていて傷つきやすい、視力が弱いなどの欠点があるので他のメダカとの混泳には注意が必要になります。

③振動・騒音が大きい場所は避ける

①と同様になりますが、メダカは自然の生き物なので常に外敵を気にして生活しています。騒音や振動があると外敵では?とハラハラしてしまうので、それがストレスとなってしまい体調を崩す原因になります。

なので、なるべく人や車が近くを通らない場所を選ぶようにしましょう。殺虫剤などを使うと死んでしまうことがあるのでそちらへの注意も忘れずに。

④猫や鳥に注意

意外にやられるのが猫や鳥の動物たち。メダカは動きが早いのでそれほど捕食されるということはありませんが、それでも注意が必要になります。

外に置く場合には網をかぶせたりする工夫が必要になります。

あと、泥棒にも注意が必要です。高価なメダカは常に狙われていると思った方がいいでしょう。防犯カメラ&防犯ブザーなどの設置をおすすめします。

⑤適度に太陽光が当たった方がいい

太陽光には殺菌効果やメダカへの刺激になる、グリーンウォーターを作り上げるなどのメリットがあるので適度に当てた方がいいといわれています。

とはいえ、必ずしも当てなければならないということではありません。室内などではライトを利用したり、水替えを行い水質を維持するなどの工夫をすれば大丈夫です。

その他、卵を産まない…という場合は以下のブログを参考にしてみてください。

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ホームセンターで購入すると1匹300円ほどするのでこの価格はヤバいです。

10位 【めだか物語】青みゆき(幹之)めだか 未選別 稚魚 SS~Sサイズ 20匹セット / 鉄仮面血統 ¥1,980円

青みゆきが20匹で1,980円は安すぎますね。ホームセンターでは成魚ですが1匹500円します。

以上になります。いや~メダカ人気がすごいですね。メダカのエサとメダカのセットが10位の中に6つもランクインしています。近所のホームセンターでもメダカの特設コーナーがありますし、道の駅ではメダカの移動販売が盛況です。なにより、店にメダカ水槽を設置していると、眺めて話かけてくださる方がめちゃくちゃ多いです。皆さん興味を持っている証拠ですよね。

さいごに

最後までお読みいただきありがとうございます。今回はメダカ水槽の水流を強くしたらメダカの数が減ってしまったという内容をお知らせしました。

メダカを飼育するということは命を取り扱うということになるので、慎重にも慎重を重ねて飼育する必要があります。

なので、メダカの体調を悪化させてしまうことは事前に勉強して排除しておくことが必要になります。私も分かっていたつもりだったのですが、どのくらいの水流がダメなのかは知りませんでした。

メダカには強い水流は絶対にNGということがわかりました。というか、今後は怖いので弱めの水流でもNGと肝に銘じて生育していくつもりです。

水流以外にも

  1. 水質の悪化
  2. 水質や水温の急激な変化
  3. 高水温、低水温
  4. 酸欠
  5. エサの与えすぎ
  6. エサが足らない
  7. 飼育数が多すぎる
  8. 人が頻繁に通る場所への設置は避ける
  9. 混泳に注意する
  10. 振動・騒音が大きい場所は避ける
  11. 猫や鳥に注意
  12. 適度に太陽光が当たった方がいい

などの注意事項もあります。これらをしっかり守ることが命を守ることに繋がり、更にメダカを飼育する楽しみを享受することができるのだと思います。

ということで今後もメダカライフを楽しんで参りましょう!

当サイトには他にもいろいろな記事がございます。お時間の許す限りゆっくりしていってくださいませ。

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