意外な弱点も…ダイソンのホット&クールを使ってみた感想
ダイソンのホット&クールって知ってる?
よくCMなんかでやってるよね
そのホット&クールを購入して使ってみたのでレビューするね
それはいいかも。気になってる人多いと思う
今はいろいろな暖房器具が発売さていますので何を購入したラいいのか迷いますよね。大きな部屋はエアコンなどの大型暖房器具でいいと思うのですが、台所やトイレなどのスポット的に暖房器具が必要な場所や、エアコンをつけるほど寒くないという時などに使う暖房器具に関しては、いろいろな種類があるので迷うところです。
今回はそのスポット的な暖房器具の代表格として活躍している「ダイソン、ホット&クール」という商品を使ってみた感想を詳細にご紹介したいと思います。
ダイソンというと有名なメーカーなので気になっている方が多いかと思いますので、ご購入の際にはぜひ当ブログを参考にしてみてください。
今回の記事でわかること
- ダイソンという企業はどんな企業なのか?
- ダイソン、ホット&クールという商品の詳細について
- ホット&クールの弱点と素晴らしい点
まず、ダイソンという会社はどんな会社なの?
ダイソンというと掃除機が有名ですが、いったいどんな会社なのかについてはあまりよく知らないのでは?
なので、まずは簡単にわかりやすくダイソンという会社についてご説明しますね。
「ダイソン (Dyson Limited)」は、イギリスのマルムズベリーに本社を置く電気機器メーカーで、サイクロン式掃除機を世界で初めて開発・製造した会社。
事業内容
- ハンドドライヤー
- LED照明(デスク、ルーム)
- 空調家電製品(空気清浄機、扇風機など)
- ヘアードライヤー
- 掃除機
企業概要
企業名 | ダイソン株式会社 |
設立 | 1998年5月 |
従業員数 | 420名(日本)世界全体で1万4,000名を超える従業員を雇用 |
創業者 | ジェームズ・ダイソン(Sir James Dyson) |
グローバル本社 | シンガポール、セント ジェームズ パワー ステーション |
一言でいうと最後まで吸引力が落ちないサイクロン掃除機を開発した会社です。ダイソンはこのような先進的な技術を開発する技術者を数多く雇っており、その他、掃除機以外のドライヤーや冷暖房機、空気清浄機などの商品を独自で技術で他の商品と一線を画す製品を世に送り出しています。
全世界で販売されており、日本でもかなりの売り上げをあげています。
2017年の売り上げですが、売上高は前年比40%増の35億ポンド(約5110億円)で、利益(EBITDA)は同27%増の8億100万ポンド(約1183億円)となっています。
私が購入したダイソン、ホット&クールのご紹介
ダイソン Hot+Cool AM09 N ファンヒーター ホワイト/ニッケル AM09 WN N
私が購入したのはジャパネットタカタにて販売されていた、↑こちらのタイプの器具になります。価格は32,980円になります。
Amazonでも販売されています。↓こちらから入れます
ダイソンHot+Cool AM09WN Nファンヒーター 扇風機↓こちらがリモコン
冷房と暖房のボタンが容易されています。温度設定ができるようになっているので、温度を上げれば暑くなり、下げれば寒くなります。タイマーも設定することができます。
非常に簡単ですね。オレンジ色のボタンを押せば温風が出て、水色のボタンを押すと冷風が出てきます。暖風の場合は、大きい赤い丸を押すことで温風の設定温度が上がり、逆に小さい丸を押すと温度を下げることができいます(設定温度は1℃~39℃)。冷風の場合は風量を10段階で調整する感じとなります。大きな青丸を押した後に、色がついていない大きな丸ボタンを押すと風量が強くなり、小さい丸ボタンを押すと風量が弱くなります。
時計マークはタイマーボタン。15分、30分、45分、1時間、2時間、3時間、4時間、5時間、6時間、7時間、8時間、9時間と12段階に設定することができます。タイマーの右側の左右ボタンでタイマー時間を設定します。
最後に一番下のボタン。こちらは風の真ん中に集めるか、それとも広範囲にするかを指定するボタンです。ピンポイントで風が欲しい場合は左側の狭い範囲を指定するボタン、広範囲に風が欲しい場合は右側のボタンを押すようにします。
実際に使った結果はどうなのか?
気温がさほど寒くない時(外気温が10℃以上)や部屋が狭い時(6畳以内)は確実に効いてくれます。ちょっと暑いくらいになるかな?というほど効きます。
しかし、真冬(室温が10℃以下)になる環境で使うと、風が当たっている場所以外はあまり暖かくなりません(10畳の部屋にて)。だた、6畳の部屋で使った時はそれなりに暖かくなりました。
実際に6畳の部屋を暖めてみた結果
まずは暖房37℃設定でスタート。風量はMaxです。
4時12分に暖房スタート。※風を室温計に当てていません
スタート時の室温は9.8℃。
15分後の4時27分。
室温は13.2℃。暖房をつける前と比べると3.4℃上がっています。
53分後の5時5分
室温は17℃。暖房をつける前と比べて7.2℃上がっています。
エアコンは30分ほどで10℃くらいは上がってくれる(6畳洋室にて6畳用のエアコンを使用+室温10℃前後で使用した場合)ので。時間こそ倍かかりますが、「暖かい風邪を直接体に当てられる」というメリットがありますので、時間はあまり気にならないのかなと思います。
以上、コンパクトな部屋や近くに設置できる場合は能力を発揮する
ご紹介したように、6畳程度の部屋に置く場合や、台所仕事をする時に足元に置いて寒さ対策するなど近くに設置する場合などにおいては絶大な暖房効果を発揮してくれます。
特に4畳半や6畳くらいの部屋の暖房器具として利用するのはとても効果的であるといえます。エアコンをつけたいけどちょっとお金が足りない時や、貸し家やちょっと滞在する際のアパートなどでエアコンなどを設置できない場合に使うのは便利なのではないでしょうか。
一方で「気になる点」は?
私が気にしているのは「電気代」です。
✅ズバリ、ダイソン Hot+Cool AM09 Nの電気代は
- 涼風モードを1日8時間使用した場合の電気代は1.184円~5.6円→1時間だと0.148円~0.7円
- 温風モードを1日8時間使用した場合の電気代は約259円→1時間だと32.4円
涼風:最小消費電力5.4W、最大消費電力26Wです。1時間当たりの電気料金は0.148円~0.7円
温風:消費電力は1200Wです。1kWhあたりの金額を27円
✅他の暖房器具との比較
- エアコン:1時間の電気代→3.2円~45.9円
- セラミックファンヒーター:1時間の電気代→強37.2円
- オイルヒーター:1時間の電気代→12.6円(8畳)
- ハロゲンヒーター:1時間の電気代→強(1200W)37.2円/弱(800W)24.8円
- カーボンヒーター:1時間の電気代→強(900W)27.9円/弱(450W)14円
- 電気カーペット:1時間の電気代→高7.9円/中5.7円
- こたつ:1時間の電気代→強3.7円/弱2.3円
- 電気毛布:1時間の電気代→強1.1円/8段階調節の「3」0.7円
電気カーペットやこたつ、電気毛布は別格ですが、その他と比較するとそんなにアホみたいに高いということではありません。ただ、エアコンのように「勝手に風量を調整してくれる」ということではないので、ある程度、部屋が暖まったら風量や設定温度を調整するようにすることで、更に電気代を安くすることができます。
このように、比較すると、電気代が高額でどうしようもない…というような商品ではないことが分かります。しかし、Maxで1日8時間使うと「259.2円」となり、一か月(30日)で「7,776円」になるということを覚えておきましょう。
そして、やはり気になるのは「商品の価格」
ジャパネットタカタにてHot+Cool AM09を32,980円で購入したのですが、この価格に納得できるかですね。
- シャープのプラズマクラスター付きの加湿セラミックファンヒーターの価格は13,980円
- [山善] セラミックファンヒーター 人感センサー搭載 ハイパワー 1200W 最大8畳の価格は4,161円
- [山善] 遠赤外線カーボンヒーター(900W/450W 2段階切替) の価格は8,800円
- THREEUP スリーアップ 2in1 暖房機能付 DCモーター 温冷風 パワフル タワーファンの価格は15,800円
以上と比べると確実に割高といえます。ですが、Hot+Cool AM09のAmazonレビューを見ると「コンパクトであたたかい」「あこがれのダイソンがこの値段で買えるのはありがたい」などの肯定的なレビューが多く見うけられます。なので、コストパフォーマンスは必ずしも悪くないのでは?と感じます。
大事なのは「どこに魅力を感じるか」ですね。
ダイソンを持っているというステータスに魅力を感じるのか、それとも安くて暖かいものに魅力を感じるのか、長持ち&安心して使える大手企業メーカーに魅力を感じるのかなど、人によって様々です。その人の希望に見合ったものを選ぶことで満足が上昇するということになりますね。
以上により、ダイソンのファンヒーターを安いと取るのか、それとも高いと取るのかはその人の考え方次第ということになります。ダイソンというメーカーを信頼していて、長く安全に使いたいという方は安く感じると思いますが、メーカーなんてどこでもいい、今だけ使えればいい、特に長くは使わないという方にとっては高い買い物になりますね。
ダイソンのファンヒーターが人気なのはメーカの信頼性
上の写真の掃除機を使ったことがあるという方は多いのでは?
サイクロン掃除機といって紙パックを用いない掃除機が世に出て20年くらい経過しましたかね?(現在は2024年なので2004年くらいかな?)そのサイクロン掃除機で圧倒的な地位を構築しているのがダイソンの掃除機です。
「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」
これはダイソンの掃除機のキャッチフレーズです。この大それたキャッチフレーズは正しいのか?と問われると「私は正しい」と思います。1度だけですがダイソンの掃除機を使ったことがあるのですが、確かにゴミがしっかり溜まっていても吸引力が落ちませんでした。というか、とにかく吸引力が高いという印象が残っています。掃除機は使い始めの頃は総じて吸引力は高いものですが、ダイソンは群を抜いてすごかったですね。ブラシの回転も速く、床がピッカピカになっているのを感じました。
以上のような「突出した性能」があり、全体的にも故障が少ない、壊れにくい、使いやすい、宣伝もしっかり行っている、欧米の会社という信用感、電気屋さんにてダイソンの特別コーナーがあるなど、様々なことが信用というものを作り上げています。
ダイソンのファンヒーターが人気なのは、「大人気掃除機を作り上げた」という実績があるから+「ファンヒーターも人気だから」というのが最大の理由になっているのだと思います。
何でもそうですよね。我々消費者は細かいことは分かりません。なので、メーカーで判断することがあります。日本の電化製品では日立やパナソニック、ダイキン、シャープ、ソニー、三菱電機あたりが信用がありますよね。
もちろん細かいところや使い勝手なども見ますが、やはり一番は「故障が怖い」ことからメーカーの信用性を大事にするので、多くの方は「全く知らないメーカーの家電」は購入しないと思います。
以上、トータルとして使ってみてどうだったのか
今年の冬はあまり寒くなかったからか分かりませんが、安定した暖かさをもたらしてくれる素晴らしいアイテムだと感じました。本当に寒い時はダイソンから出てくる風が冷たいと感じるのですが、部屋全体は暖かくなっているという変な状況になります。そんな時は風を体に当てないように調整する必要があります。このように細かいことはありますが、総じて使い勝手のよい、部屋を暖かくしてくれるアイテムだと感じます。
何を基準にしたらいいか分かりませんが、満足度は85点です。これでもう少し安ければ100点満点ですね。電気代も高そう…と思ってしまいますが、1日10時間使っても30日間で9,720円くらいなので、我が家では1日1時間程度しか使わないことを考えますと、1か月分で972円なので許容範囲なのかなと思います。
まだ長期に渡って使っていないので何とも言えませんが、以前掃除機を使った時に4年間全く故障しなかったので、恐らく品質がいいと判断できることから、故障せずに10年ほど使えることを想像すると「いい買い物をした」といえそうです。
もし、必要ならば、再度ダイソンのホット&クールを買うか
恐らく買うと思います。理由は火事の危険性があるのでカーボンヒーターや電気ストーブなどの電熱線が高熱になるタイプは避けること、灯油のにおいが苦手なので石油ストーブも避けること、パワーの弱いオイルヒーターは使わないなどの消去法によって、電気式で風が出るタイプしか残らないこと。そして、風が出るタイプならば信用のあるダイソン製を買うだろうというのが理由です。
ただ、電気式で温風を出すタイプのセラミックファンヒーターもありますので、実際に購入する際にはそちらも参考にすると思います(こちらを参照)。
おわりに
いかがでしたか?
今回はダイソンのホット&クールのご紹介となりました。
暖房器具としての性能はしっかり感じることができました。特に問題は感じません。そしてしっかり温かくもなります。電気代も許容範囲。問題は価格だけだけだと感じます。同じようなパフォーマンスで価格が安い暖房器具が沢山ありますので、価格だけにこだわる場合には他の暖房器具でいいと思います。しかし、私のように「安全性」や「ずっと使い続けることができるのか」「性能の安定性」などを重要視している場合には、信用できる企業であるダイソン社が発売しているホット&クールという暖房器具を購入するということになりますね。
要するに「どこに重きを置くか」になります。例えば、もうすぐ引っ越しするので、今シーズンだけ間に合わせでちょっとした暖房器具が欲しいという場合で、引っ越し先でも使い続けることはないかも…というケースでは「取りあえず安いものを購入しておこう」でいいと思います。
しかし、何年もずっと使い続ける可能性が高い場合には、やはり信用のおける企業のものを購入することが「すぐに壊れてしまう+家事などに発展する可能性があるという失敗を避けることに繋がる」ので、信用に重きを置いた方がいいと考えます。
みなさまの暖房器具選びの参考にしていただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。当ブログには他にもいろいろな記事がございますのでぜひゆっくりしていってください。
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