- 1 【アクアリウム】底面ろ過の寿命は半年説は本当だった件
- 2 アクアリムのキモとなるのが「水質の維持」
- 3 良好な水質維持に対して一番大事になるのがろ過システム
- 4 私が一番効果があったと思ったのが「底面フィルター」
- 5 そんな素晴らしい底面ろ過ですが「寿命」がある
- 6 底面ろ過を使った場合の底砂の寿命はどのくらいなの?
- 7 底砂の寿命を延ばすにはどうすればいいの?
- 8 Amazon水槽用フィルター売れ筋ランキング
- 8.0.1 1位 テトラ (Tetra) オートワンタッチフィルター AT-20 (適合水槽 15~32cm用) ¥960
- 8.0.2 2位 GEX AQUA FILTER マルチベースフィルター L ¥602
- 8.0.3 3位 水作 スペースパワーフィットプラス ブラック S ¥990
- 8.0.4 4位 GEX AQUA FILTER 簡単ラクラクパワーフィルター ¥1,537
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- 8.0.6 6位 水作 エイトコア ミニ ¥287
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- 8.0.10 10位 GEX ロカボーイ バクテリアパワー 本体 すばやく汚れ分解 ブラックスモーク M ¥582
- 9 おわりに
【アクアリウム】底面ろ過の寿命は半年説は本当だった件
最近、気が付いたことがあるんだよね
ん?なになに??
水槽のね、底面ろ過に使うソイルや砂利って半年しかもたないんだよね
そんなに短いんだ。水槽の管理も楽じゃないね
皆さんアクアリウムを楽しんでいますか?
私はアクアリウム歴20年ほどになりますが、本当に奥が深い、というか水質管理って難しいな…と未だに思います。
結論としては「ろ過に頼ってはダメ」です。ろ過はあくまでも水を少しだけきれいにしているだけ。やはり水替えと底砂の掃除などをしっかり行わないと、きれいな水質は維持されません。
稀に水草を大量に育て、その水草に水槽内の栄養を取りこませて水質維持をされている方がいらっしゃいますが、それは極めてレアな例だと思ってください。この場合はエサを人工エサであまり水を汚さないというのがマスト。生エサでは絶対にあり得ません。
今回はアクアリウムのろ過で最強と言われている「底面ろ過」の「寿命」についてご説明させていただきます。ぜひ皆さまのアクアリウムライフの参考としてくださいませ。
今回の記事でわかること
- 水をきれいにするろ過方法が分かる
- 底面ろ過について知ることができる
- 底面ろ過に必須な底砂利のメンテナンス方法
- 底面ろ過に使う底砂には寿命がある
- 私が使ってきた底面ろ過に用いる底砂とその評価
- Amazon底面フィルター売れ筋ランキング
アクアリムのキモとなるのが「水質の維持」
全世界のアクアリストたちを悩ませているのが「水質の維持」ではないでしょうか。
✅なぜ水質維持に頭を悩ませるのか?
- 水槽が汚くなり、見た目が悪くなるから
- 水草や生体の調子が悪くなるから
- 汚くなればなるほど掃除が大変になるから
- 水質が良好になれば管理が楽になるから
順番に説明しますね。
①水槽が汚くなり、見た目が悪くなるから
水槽を家に置いている人は何のために置くのか。娘がお祭りでとってきた金魚を飼うためという方もいらっしゃると思いますが、自称アクアリスト!と名乗る方のほとんどは「インテリア」もしくは「動植物が死ぬほど好き」という方がほとんどだと思います。
そのような方々は水槽が汚くなり見た目が悪くなるのは許せません。だって好きで毎日数時間でも眺めていられるものが汚いってどうですか?普通は耐えられなくなります。なので、水槽を綺麗な状態に維持するために必須な「水質」にこだわるのです。
②水草や生体の調子が悪くなるから
水質が悪くなると苔が生えやすくなり、その苔が水草に付着して見た目を悪くするばかりでなく、生育が悪くなり下手をしたら枯れてしまいます。
生体も同じく、水質が悪いと体調が悪くなり病気にかかりやすくなり、下手をすると死んでしまいます。
このように、飼育しているものに対して著しく悪い影響を与えてしまうので、日頃より水質を良好にしておくことが大事になります。
③汚くなればなるほど掃除が大変になるから
当然ですが、水槽内が汚れれば汚れるほど掃除が大変になります。ガラス面についた苔、水草にこびりついた苔、ソイルに溜まったおびただしい量のゴミなどが、放置すればするほどに多くなり掃除が大変になります。
水質を悪化させると汚れがひどくなるので、なるべく掃除を楽にする意味でも水質を常に良好にしておくことが大事になります。
④水質が良好になれば管理が楽になるから
水質管理をしっかり行い、水質が良好な状態がキープできるようになると、水槽が汚れない、水草や生体が元気、水替えが頻回でなくてもいい、臭いなどの心配もしなくていいなどのメリットを得ることができます。
なので、フィルターをよくすればいいのか、水草を増やせばいいのかなど、アクアリストたちは常に水質について頭を悩ませています。
以上、4つの理由によってアクアリストたちは水質にこだわります。一番は川の流れのように、常に新しい水に入れ替わっている状態なのですが、そのような状態を家庭で維持するのは容易ではありません。たまにオーバーフロー方式にて排水→給水は温度調節された井戸水といったろ過システムを組んでいる方がいらっしゃいますが、普通の方はまず無理ですよね。
良好な水質維持に対して一番大事になるのがろ過システム
一番大事というとそれは水替えなので語弊がありますが、普通に週に1度の水替えを行っている場合に、それでも水質に問題がある場合に、その要因として大きなウエイトを占めるのがろ過システムです。
✅ろ過システムとは?
ろ過システムとは水槽内の水をろ過して不純物を物理的に取り去る、又は微生物に分解させて水をきれいにするという役目を持つ機器を指します。
- 外部フィルター(水槽の外に置く方式)
- 上部フィルター(水槽の上に置く方式)
- 底面ろ過(水槽の底に配置し、その上のソイルや砂利をろ過層にする方式)
- 投げ込みフィルター(エアーポンプと一体型又はエアーポンプを利用するになったもの)
- 外掛け式フィルター(水槽の側面に取り付けるタイプ)
など、大きく分けて5種類のろ過方式があります。
このろ過方式を素晴らしい高性能なものに変えようとするのが皆が通る道となっています。
最初は、ホームセンターやペットショップなどでセットになっているものを購入すると、付属されているのは上部ろ過又は外掛け式フィルター、エアーポンプ一体型の投げ込みとなります。
これらのろ過方式は入門式であり、ろ過能力が低いという傾向があります。なぜかというとろ過層の容量が少ないから。あくまでも入門編なので、ろ過層を増やしてバクテリアによる生物ろ過ではなく、ウールによる物理的なろ過が主となっています。
物理ろ過はウールの細かい目によってゴミを漉しとるという方式です。これでもキレイになるのですが、水に溶け込んでいるアンモニアなどの有害物質を分解することができません。これができるのはバクテリアによる生物ろ過です。生物ろ過による効果を得るにはろ材を多く利用することができる「外部フィルター」や「底面ろ過」が効果的といえます。
このろ過システム。とても大事なものですが、やみくもに大きなろ過システムを組んでもお金だけたくさんかかってしまい、肝心の水質の方はあまり芳しくない…ということもあるので、常識的なろ過システムとして、後は水替えの頻度やエサの量や質を見直すなど、別の角度から改善法を模索していくのが正しいのかなと思っています。
私が一番効果があったと思ったのが「底面フィルター」
✅底面フィルターとは
- 上の写真のように水槽の一番下に水を吸い込むパネルを敷きます
- そのパネルに水中ポンプ+揚水用のエアーポンプ+筒をつなげます
- 底面に敷き詰めたパネルの上にソイルや砂利を敷き詰めます(5cm~10㎝)
- ポンプの電源orエアーポンプのスイッチをONで稼働OK
- 底面ろ過パネルの上に敷き詰めたソイルや砂利をろ過層とするろ過システム
- ろ過を行う層がどんなろ過フィルターよりも多いのでろ過効果が高い
- 一方で「掃除がしにくい」というデメリットあり
- 底面ろ過には①底面に設置したパネルから水を吸い込んで水中に放流させる方法と、②水中から吸い込んだ水を底面に設置したパネルから放出させる方法とがあります。一般的には①が多いです。私が利用している方法も①になります。
✅底面フィルターが一番効果が高いと思った理由
- 単純に水がキレイだから
- ろ過体積が一番多いから
①単純に水がきれいだから
よく「底面ろ過はバクテリアが増えるまであまり機能しない」と聞きますし、私もそう思っていました。しかし、それはあくまでも生物ろ過の場合、物理ろ過は設置したその日から機能します。そして、その物理ろ過の効果が凄すぎます!回したその瞬間から水が澄んでピカピカになります。
もちろん、最初にソイルなどから出た砂煙などがある場合は少し時間がかかりますが、そんな場合は数回、水替えを行うとすぐにきれいになります。
とにかく物理ろ過の効果が素晴らしすぎるので設置直後はとにかく水が宝石のようにピッカピカです。
その後、1か月くらいでバクテリアが増えてきますので、1か月経過後から目に見えない水質も向上していくので、苔なども生えにくくなってきます。
②ろ過体積が一番多いから
ろ過が全てろ過材の体積に比例するという訳ではありませんが、少なからず関係が強いと思っています。例えば砂でろ過する場合、厚さが10㎝のものと、80㎝のものとではろ過率が全然違うというのは誰でもわかることですよね。
底面ろ過の場合は5cmほど底砂を入れるのがセオリーとなっています。60㎝×30㎝の水槽に5cmの底砂を入れるとすると、ろ材の量は9Lとなります。それと、60㎝水槽に使われるエーハイムの2213(外部ろ過フィルター)とを比較した場合、エーハイムのろ過体積は3Lとなるので、底面ろ過の3分の1しかないということになります。
このろ過層の違いがイコールろ過率の違いということになります。底面にろ材として敷くソイルや砂利は、外部フィルターなどに用いるろ材よりも「細かく」というのがあるので更にろ過効果が高くなります。
以上の2つに対して私は確信を持てます。理由はいろいろなろ過方法を実際に試してきたからです。ずば抜けて水をピカピカにしていたのが底面ろ過によるろ過方式でした。
この底面ろ過フィルターに用いる底砂として、私が今まで使ったことがあるのは①ブルカミアD ②ジェックス ピュアソイル ③麦飯石になります。
いずれの底砂も効果がありましたが、一番効果が高かったのは「①ブルカミアDと麦飯石」が2トップ同じくらいで、ジェックスピュアソイルは少し落ちるかなという感じです。
3種類の底砂についてご説明しますね。
ブルカミアD
熱帯魚専門ショップ「ヒロセペット」さんが製造販売している超吸着系ソイルです。こちらのソイルは底面ろ過のために開発されたソイルなので、水質ろ過に優れています。
実際に使ってみると、設置した20分後くらいには水がピッカピカになります。「水が光っているとはこのことか!」と驚きました。ソイルが多孔質となっているので、その小さな穴に汚れが吸着するので水がきれいになります。
その効果は1年ほど続きました。ソイルはほぼ放置のままで、週に1度の水替え(6割交換)で常にピッカピカ!水草も艶々した状態が維持されます。
こちらのソイルの効果は本当にすごいと思いました。水質に悩まされている方はぜひこちらのソイルをちょっと厚めに敷き(10㎝くらい)、底面ろ過をポンプ(↓このタイプ)をお使いになってみてください。びっくりすると思います。
こちらの水中ポンプを利用する理由は水流が半端ないからです。何度か他の水中ポンプも購入したことがあるのですが、水流が全然違いました。しっかりろ過したいのであればこのポンプ一択です。
麦飯石
ソイルほどではないものの、こちらの麦飯石も多孔質なのでしっかり汚れを吸着してくれます。敷き詰める厚さは5cm~10㎝とやや厚めとすると、ろ過能力が上がるのでおすすめです。
こちらの実際に使ってみると驚くほど水がピッカピカになります。立ち上げ時は麦飯石自体に小さな砂が付着しているのでそれによって水が濁りますが、4時間くらいポンプを回した後にもう一度水を7割ほど交換すれば透明になります。
こちらも一週間に1度の水交換で水質をキープすることができます。水中ポンプは先ほどと同じように「アクアシステム 水中ポンプGF300(50Hz)」を使うガンガン水を回していく方がろ過率が高まるのでおすすめです。
ジェックス ピュアソイル
上にあげた2つほどではありませんが、こちらのソイルもそれなりに効果があります。ソイルは水草用の栄養を豊富に含んでいる栄養系ソイルと、逆に有害物質や色素の「吸着」の能力が高い吸着系ソイルとがあります。
こちらのジェックスピュアソイルは吸着系ソイルなので、水の濁りや汚れを吸着して改善してくれます。ただ、上に紹介したブルカミアDに比べると吸着力がちょっと弱いかなという印象を受けました。
水は確かにきれいになりますが、ピッカピカ!という感じではありません。普通にいい感じかなという改善具合です。
水替えの頻度は3~5日に1度くらい行う必要があります。
そんな素晴らしい底面ろ過ですが「寿命」がある
先ほどご説明した通り、底面ろ過は抜群の素晴らしい水質浄化作用があります。初期なら初期なほど物理ろ過効果が高いので、澄んだキラキラした水質を維持することができます。
一方で初期はバクテリアが十分に増えていないので、設置から1~2か月の間は、水はきれいに見えてもアンモニアなどの汚れは分解されずに残されているので、頻回の水替えが必要になります。なので、最初は週に2回~3回ほど水交換をした方がいいと思います。
と、このような素晴らしい底面ろ過システムですが一つだけ「欠点」があります。それは「寿命がある」こと。
その寿命がある理由についてご説明します。
✅底面ろ過フィルターに寿命がある理由
底面ろ過は底砂として使用しているソイルや砂利に開いている「小さな穴」を汚れの吸着剤として利用しています。
水中を浮遊している小さなゴミがソイルに開いている小さな穴に詰まることによって絡み取られ、水がきれいになるという原理を利用しています。
更にこのような物理的ろ過にプラスして微生物による生物ろ過も行っています。バクテリアが食べ残しやフン、そして水中を漂っている毒性の強いアンモニアを亜硝酸→硝酸塩という毒性の低いものへと分解します。
しかし、ソイルや砂利のろ過機能は長くは続きません。
✅理由
- 小さな穴のゴミ集積能力には限界があるから
- ゴミが多いとソイルや砂利が固まってしまい酸素が回らなくなるから
順番に説明しますね。
①小さな穴のゴミ集積能力には限界があるから
ろ材は食器を洗うスポンジのように小さな無数の穴が開いています。その穴に汚れを吸着させることによってろ過させるので、時間が経てば、全ての穴に汚れが詰まってしまうのでろ過能力が低下します。
②ゴミが多いとソイルや砂利が固まってしまい酸素が回らなくなるから
ソイルや砂利の表面にフンや食べ残しなどのゴミが堆積してしまうと、水流が悪くなり奥のソイルや砂利に酸素が行き届かなくなります。バクテリアは酸素を必要としますので、「酸素が行き届かない=バクテリアが生息できない」となってしまい、バクテリアの数が大幅に少なくなる→ろ過能力が低下するという事態が引き起こされます。
ろ過能力が低下してしまうと、酸素不足の原因となっているソイルや砂利の表面に堆積しているフンや食べ残しの分解能力が更に低下するので、水槽内の水質悪化が進んでしまいます。
底面ろ過を使った場合の底砂の寿命はどのくらいなの?
底面ろ過フィルターを使っている場合、そのフィルターの役目を果たしているソイルや砂利などの寿命はどのくらいなのか?についてお答えします。
飼育している生体の数やエサの量、水替えの頻度、砂利掃除(プロホースなど)の頻度などによりますが、おおよそ「半年~2年」の間だと思います。
これはあくまでも私の経験なので寿命の期間については前後があると思いますが、大体このくらいで交換した方が間違いありません。
特に、ポロホースなどで底砂の中をしっかり掃除することができないソイルを使っている場合で、箸などで突き刺しても中に入っていかないほど硬くなっている場合には確実に交換した方がいいといえます。
✅底砂の寿命を見極めるポイント
- 水が汚れやすくなった
- 苔(緑苔、黒ひげ苔)が生えるようになった
- 箸などの尖ったもので突き刺した時に、硬くて奥まで差し込むことができない
- 水中ポンプから流れ出る水量が少なくなってきた
- 生体や水草の調子が悪い
- 断面で見えるソイルや砂利が緑色などに変色している
- ソイルがつぶれて泥状になっている
- ソイルの栄養素がゼロ
順番に説明しますね。
①水が汚れやすくなった
ろ材の質が低下するとろ過能力が低下するので水が汚れやすくなります。水が濁る、生体の調子が悪い、悪臭がするなどの水の汚れのサインが頻回になってきたら取り換えのサインです。
②苔(緑苔、黒ひげ苔)が生えるようになった
水が汚れやすくなると、水に含まれる窒素やリンなどの苔のエサになる栄養素が増えます。そうすると、緑苔や黒ひげ苔などの苔類が生い茂るようになります。
急に苔類の発生が増えてきた。苔の増殖スピードが速くなってきたという場合は底砂の寿命と考えるようにしましょう。
③箸などの尖ったもので突き刺した時に、硬くて奥まで差し込むことができない
時間が経過すると、底砂に汚れが詰まりガッチガチに固まってしまうことがあります。そうなると、水の流れが川のように決まった場所だけになるので、ろ過能力が低下してしまいます。
先の尖ったもので底砂を突き刺してみて、奥までスムーズに差し込むことが出来ない場合には、ろ過能力が低下している可能性があるので寿命と考えていいのかもしれません。
④水中ポンプから流れ出る水量が少なくなってきた
③の状態となると水槽の水が一番下にある底面ろ過にたどり着きにくくなることによってろ過能力が低下してしまいます。なので、底砂であるソイルや砂利を交換した方がいいでしょう。
また、水量が減少している場合には、ポンプの吸い込み口にソイルやゴミなどが詰まり、ポンプに流れ込む水量が低下していることがありますので、定期的に掃除する必要があります。
⑤生体や水草の調子が悪い
①~④のような問題はなくても、生体や水草の調子が悪くなっている時は変え時かもしれません。理由は目に見えないアンモニアという有害物質が増加しているかもしれないからです。
生体の糞尿やエサの残りかすによって生成されるアンモニアは、生体にとって毒となるので、それが分解されてない状況は改善しなければなりません。
アンモニアはバクテリアなどの微生物が分解してくれるのですが、フィルターが機能していないとバクテリアが減少してしまい水中に増加して生体の調子を狂わせます。
⑥断面で見えるソイルや砂利が緑色などに変色している
緑色の変色は藍藻が繁殖しているというのが理由です。なぜ藍藻がソイル内に繁殖するの?といいますと、底床汚泥の蓄積が原因となります。
汚泥が蓄積しているということはそれだけ汚れが蓄積してしまっている証拠なので、ソイルや底砂を交換した方がいいでしょう。
こちらのサイトに詳細が書かれています。ぜひ参考にしてみてください。
⑦ソイルがつぶれて泥状になっている
ソイルがつぶれてしまい泥のようになってしまっている場合には、水の流通が著しく低下してしまうので交換した方がいいでしょう。外から断面を見ることで判断することができます。
⑧ソイルの栄養素がゼロ
これはろ過とは関係ないのですが、水草を生育している際に交換の目安となるので追加させていただきました。
水草を飼育していると土に含まれる栄養素が水草に吸い取られます。なので肥料を随時添加しなければならないのですが、きちんと追肥しても育ちが悪くなることがあります。そのような時はソイルから全ての栄養素が抜け落ちてしまっている可能性が高いので交換した方がいいでしょう。
以上、底砂がろ材としての役目を果たせなくなった時が寿命なので取り換え時になります。底砂を入れ替える=水槽リセットとなるので、めんどくさい…なので先延ばしにする方がいらっしゃいますが、先延ばしすればするほど水槽の管理が難しくなります。なので、なるべく早くやった方がいいでしょう。
底砂の寿命を延ばすにはどうすればいいの?
底砂を入れ替えるのは面倒ですし、買い替えるのはお金もかかります。なので、なるべくなら寿命を延ばしたいと考えるのが普通です。ではどうすれば寿命を延ばすことができるのでしょうか。
✅底面ろ過に使う底砂の寿命を延ばす方法
- 定期的にプロホースで掃除する
- 水替えの方法を工夫する
- エサの種類とあげ方を考える
- 砂利であれば煮沸+天日干しで復活させる
順番に説明していきますね。
①定期的にプロホースで掃除する
↑こちらがプロホースです。太めのホースをザックザクと底砂に突き刺すと、底砂内に溜まっているフンや汚泥だけを吸い取ることができます。
とはいえ、使えるのは突き刺しても型崩れしない砂利やセラミックのソイルのみの使用となります。普通の土を固めたソイルに使うと、ソイルが崩れてしまうので使わないようにしましょう。
常にきれいな状態にする必要はありませんが、1~2か月に1度くらいのペースで掃除するといい状態を維持することができます。
②水替えの方法を工夫する
水替えを頻回にすることで水質をいい状態に維持できるようになるので、まずは水替え頻度を少し上げてみるという方法をおすすめします。
その上で、水替え時にホースにて水を吸い出す際に、底砂利付近でぐるぐる回したりして、底砂利の上に積もっているフンや食べかすなどを舞い上がらせて吸い取るようにすることも大事になります。
これを行うことによってその日に出たフンや食べかすを掃除することができます。放置するのと掃除するのとでは底砂の寿命に差が出ます。
③エサの種類とあげ方を考える
当然ですが、エサが多いと水が汚れますし、フンや尿の量も増えます。それによりろ過フィルターにも負担がかかるので、結果、ろ材の寿命を短くしてしまいます。
よって、まずはエサの量を適切な量となるようにしましょう。与える量は「2~3分で食べきれるくらい」が目安。ちょっと少ないかな…程度にするのがベストです。
その時、エサの種類も大事になります。当然ですが「生エサ」は水を汚します。アカムシやイトミミズ、コオロギ、金魚、ディスカスハンバーグなどをあげていると水質が悪化してしまうので、もし問題ないのならばドライフードに変更するようにしましょう。
④砂利であれば煮沸+天日干しで復活させる
砂利や麦飯石であれば、一度ダメになっても再び復活させることができます。その方法が煮沸+天日干しorハイターに漬けるという方法。中の空洞に詰まっている汚泥をきれいに掃除することができます。
Amazon水槽用フィルター売れ筋ランキング
Amazonで売れ筋となっている水槽用フィルターを順にご紹介します。
※2022年5月17日のランキングになります(Amazonランキングは1時間ごとに変動します)
1位 テトラ (Tetra) オートワンタッチフィルター AT-20 (適合水槽 15~32cm用) ¥960
- 外掛けフィルター
- 15~32cm水槽に適応
- メーカー:テトラ
2位 GEX AQUA FILTER マルチベースフィルター L ¥602
- 底面ろ過フィルター
- 60cm水槽用
- メーカー:GEX
3位 水作 スペースパワーフィットプラス ブラック S ¥990
- 水中フィルター
- 30㎝以下の水槽に適合
- メーカー:水作
4位 GEX AQUA FILTER 簡単ラクラクパワーフィルター ¥1,537
- 外掛けフィルター
- 40~60cm水槽に適合
- メーカー:GEX
5位 GEX ロカボーイ ぶくぶくフィルター 本体 M ¥427
- 投げ込み、エアーポンプ一体型フィルター
- 39~60cmの水槽に適合
- メーカー:GEX
6位 水作 エイトコア ミニ ¥287
- 投げ込み、エアーポンプ一体型フィルター
- 適合水槽:5リットル以下
- メーカー:水作
7位 GEX AQUA FILTER 簡単ラクラクパワーフィルター S ¥1,009
- 外掛けフィルター
- 幅20~40cmの水槽に適合
- メーカー:GEX
8位 GEX AQUA FILTER スリムフィルター 奥行きスッキリ ¥1,318
- 外掛けフィルター
- 約35L以下の水槽用
- メーカー:GEX
9位 寿工芸 コトブキ工芸 スーパーターボ トリプルボックス 600 7W ¥2,400
- 上部フィルター
- 60cm水槽用
- メーカー:コトブキ工芸
10位 GEX ロカボーイ バクテリアパワー 本体 すばやく汚れ分解 ブラックスモーク M ¥582
- 投げ込み、エアーポンプ一体型フィルター
- 適合水槽:幅約40~60cm(水容量約24~57L)以下
- メーカー:GEX
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回はアクアリウムを楽しむ上でとても重要な水質の維持に役立つ方法についてご紹介させていただきました。
水質維持に大事になるのがろ過フィルター。そのろ過フィルターにて、一番しっかりろ過してくれるのが「底面ろ過フィルター」であり、そのろ過フィルターのキモとなる「底面のソイルや砂利」には寿命があるというご説明をしました。
底面のソイルや砂利を入れ替えるのは、水槽をリセットするということと同じになるので、とても大変な作業です。
しかし、大変な作業にはなりますが、その効果絶大であり、水質がびっくりするくらいピッカピカに維持されます。
とはいえ、ソイルや砂利には寿命があります。その寿命は「半年~2年」になります。幅があるのは飼育している生体やエサのあげ方、水や底砂のメンテナンス方法によって異なるからです。
この底面ろ過フィルターのように、交換は面倒だけど、普段のメンテナンスは楽で水がピッカピカに維持されるのを選ぶのか、特に水はピッカピカじゃないけど楽な外部フィルター&ベアタンクがいい、又はライトに投げ込みエアーポンプ一体型がいいなど、フィルターや維持方法はその人次第です。
あなたはどの方法をお選びになりますか?
当サイトには他にもいろいろな記事がありますので、どうぞ、お時間の許す限りゆっくりしていってくださいませ。
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