エクスペリア1ⅡにズームH1nをつなげて音声をよりクリアにする方法
今のスマホって本当に素晴らしい画質になりましたよね。スマホでデジタルズームが撮れるのも驚きましたが、今はスマホで4K動画まで撮れちゃう時代になりました。
少し前からデジカメが売れなくなったと聞きましたが、今度はビデオカメラが売れなくなっちゃうかもしれません。
そんなスマホの進歩ですが、ちょっと弱いのが「音声」です。なので、音声だけ外部マイクを使っているという人も多いかと思います。
今回はエクスペリア1Ⅱというソニーのスマホで動画を撮る際に、ZOOMのH1nという外部マイクを使う方法についてご紹介したいと思います。
ソニーのスマートフォン、エクスペリア1Ⅱ及び、ハンディーマイク、ZOOM、H1nの説明、そして接続方法とその音声の比較などをご説明していきます。
今回の記事でわかること
- エクスペリア1Ⅱの音声の質を向上させることができる
- エクスペリア1Ⅱの動画にZOOM・H1nの音声を記録する方法
- スマホの音声とH1nの音声との比較
- 購入しなければならない配線の種類
- ハンディーマイク、ZOOM・H1nとは?
エクスペリア1Ⅱのご紹介
エクスペリア1Ⅱはソニーから発売されているスマートフォンです。
5G対応ということで注目されていますが、特筆すべきはその画質。16㎜(広角)、24㎜(通常)、70㎜(望遠)のレンズが装備されており、最高20コマ/秒というAF/AE追従高速連写という機能も。
更に動画でも「シネマプロ」という機能が実装されており、映画さながらの絵作り、質感、色表現を実現しています。4KHDR動画撮影、10bit記録、AI技術による音源分離技術など、ソニーの技術が結集されているスマホとなっています。
細かい説明は当ブログでもしておりますので、気になる方はぜひご覧になってくださいませ。
次に、音声録音に使う「ハンディーマイクZOOM・H1n」のご説明
ハンディーマイクZOOM・H1nとは音声をステレオ音声で記録する媒体になります。
音声をSDカードに保存してもよし、一眼レフやビデオカメラの外部マイクとして利用してもよし、ナレーションマイクとして利用しても大丈夫です。取りあえず、音声をステレオ変換してくれるマイクという認識で大丈夫です。
ステレオのクリアな高めのトーンの音として記録してくれるので、自分の生声よりも若干よく聞こえます。「えっこれ自分の声(〃▽〃)ポッ」というようになりますよ。
このように素晴らしいマイクなので、スマホで動画を撮っている時に使用したくなりますよね?
あっ、ASMR(←知らない方は意味が説明されているページにジャンプしますのでクリックして下さい)も収録できるマイクになります。
こちらも、当サイトにて細かくご説明していますので、詳細が知りたい!という方はこちら↓とクリックしてみて下さい。
それではこの2つを繋いで音声をH1nから入力できる方法をご紹介します
- ケーブルを用意する
- スマホとZOOM・H1nをケーブルで接続する
- スマホを起動させ「CinemaPro」アプリを起動させる
- ZOOM・H1nを起動させる
- CinemaProで動画を撮影する
①ケーブルを用意する
まず一つ目として、一方が「USB Type-A」。もう片方が「Micro USB Type-B」になっているケーブルを用意します。
↓こちらのケーブルです
片方が「USB Type-A」 もう片方が「Micro USB Type-B」の購入はこちらから↓
※こちらのケーブルはZOOM・H1n側に取り付けるケーブルになります。ZOOM ズーム ハンディレコーダー H1n用アクセサリーパック(下に紹介)を購入された場合はセット内容に含まれています。
更に、「Type C USB 3.0-USB A変換ケーブル オス-メス」を用意する↓
Type C USB 3.0-USB A変換ケーブル オス-メスの購入はこちらから↓
※こちらはスマホ側に取り付けるケーブルになります。
なのでスマホの充電コネクタの形がType-cならType-c(ドコモはこのタイプが多いです)を、Micro USB Type-Bの場合はMicro USB Type-B(auのスマホをこのタイプが多いです)を選ぶようにします。
注意点
以上で紹介したケーブルはZOOM ズーム ハンディレコーダー H1n用アクセサリーパックを購入した方が用意するケーブルになります。もし、セットで購入したのではなく、スマホとZOOM・H1nしかない状況ならば、Micro USB Type-B(ZOOM側に取り付ける部分)とスマホ側に取り付ける(ドコモならばType-c、auならばMicro USB Type-B、その他、自分のスマホの充電コネクタを見て、それに見合うコネクタを選択)コネクタケーブルを双方接続できるケーブル1本だけで大丈夫です。
②スマホとZOOM・H1nをケーブルで接続する
①動画を撮るスマホ(エクスペリア1Ⅱ)
②充電コネクタにケーブルを指します。このコネクタの形に合ったコネクタを選択してください
③スマホのコネクタに差すケーブルになります
④USB Type-AのメスにUSB Type-Aを差し込みます
⑤片方がUSB TypeA、もう片方がMicro USB Type-Bになっているケーブルです。ZOOM ズーム ハンディレコーダー H1n用アクセサリーパックを購入した場合には付属されています。
⑥ZOOM H1nの充電コネクタの形は「Micro USB Type-B」です。
⑦ZOOMハンディーレコーダーH1n(ZOOM H1nと略しています)になります。
先ほども申し上げましたが、①のスマホと⑦のマイク(ZOOM H1n)を結ぶだけなので、説明したように2本のケーブルをジョイントさせなくても、それに見合うケーブル1本でも大丈夫です。
例えばスマホの充電コネクタがType-c(ドコモ)なら↓このケーブル
スマホの充電コネクタがMicro USB Type-Bの場合は↓こちら
ケーブルの形と名前が分からないという方にためにご説明します
USB Type-A
USB Type-Aのメス
Type-c
Micro USB Type-B
以上は代表的なコネクタの種類になりますが、他にも多種多様、たくさんのコネクタがあります。↓↓以下のサイトに多数のコネクタが詳細に説明してあるので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
③スマホを起動させ「CinemaPro」アプリを起動させる
↑こちらがCinemaProアプリを立ち上げた時の画面です。詳細な設定はソニーの公式HPで説明されているので「こちら(←クリックするとジャンプします)」を参照にしてください。
✅私の調節ポイント
①Look(色合いや明るさを選べるモード)はN/A(ノーマル)
②のISO(画面の明るさを調節)はその時、画面を見ながら調整
③シャッタースピード(画面の明るさを調節するモード)も、その時の画面の明るさを見ながら調整
④ZOOM・H1nを起動させる
起動させると以下のようなメッセージが出ますので、画面のようにオーディオI/Fを選択して真ん中の赤い丸が記されたボタンを押します。
次にPC/Macを選択して赤い丸のついたボタンを押します。
最後にバスパワーを選択して赤い丸が記されたボタンを押します。
すると、以下のような画面に変わります。これで操作は終わりです。普通にスマホで録画を開始すると、ZOOM・H1nから音声が録音されます。
注意!普通の撮影モードではZOOM・H1nでの録音を行うことはできません
こちらの普通の撮影を行うアプリではZOOM・H1nを接続して音声を別撮りすることはできません。
もしからしたらできるかもしれませんが、私がいろいろとやってみた結果、できませんでした。どなたか方法を知っている方は教えてください。
CinemaProで撮った動画をPCで編集する方法
✅CinemaProで撮った映像をパソコンに移す方法
- USBケーブルを使う
- miniSDカードを使う
- ドロップボックスを使う
- Googleフォトを使う
※メールでの送信は容量が大きすぎてできません
①USBケーブルを使う
この方法はできますが、毎回ものすごく混乱します。どこにファイルが収められているのか私にはわかりません。根気がある方はどうぞトライしてみてください。
②miniSDカードを使う
私はこの方法を使っています。
✅以下、画像をPCに移行させるスマホでの手順になります。
miniSDカードを購入(最低でも64GBは欲しい)私はコレ↓を使っています
↓
miniSDカードをスマホに取り付けます
↓
設定アプリを起動
↓
ストレージ
↓
写真と動画
↓
画像
↓
カメラ
↓
映像を選択して長押し(CinemaProで撮った動画はビデオカメラマークがついています)
↓
右上の点三つをタップ
↓
フォルダに移行
↓
新しいフォルダ
↓
フォルダ名を付けます
↓
作成
↓
画面を閉じます
miniSDカードをスマホから取り出してアダプタに収納させてPCに差します。
✅以下、PCでの操作方法になります。
エクスプローラーを開く(winを使用の場合)
↓
左側の項目の欄にある「SDXC」をクリック
↓
Picturesをダブルクリック
↓
スマホにて自分でつけたフォルダ名をダブルクリック
↓
この中にファイルが入っているのでこちらを動画を加工します
※動画編集ソフトに取り込む際も同じ開き方になります
③ドロップボックスを使う
データ共有ソフトのドロップボックスを使うという方法もあります。まずはスマホ、パソコンの双方にドロップボックスアプリをダウンロードします。
その際に、登録メールアドレスが同じになるようにします。
そうすることで画像を共有できるようになります。
✅スマホでの操作
ドロップボックスアプリのダウンロード及び登録
↓
アプリを開く
↓
左上の三本線をクリック
↓
ホームをタップ
↓
右下の+ボタンをタップ
↓
ファイルを作成/アップロードをタップ
↓
ファイルのアップロード
↓
移行させたい動画を選択してタップ
スマホでも操作をこれで終了です
✅PCでの操作になります
ドロップボックスを検索してダウンロードする
↓
登録メードアドレスはスマホで登録したものと同じにする
↓
登録が済んだらホームに移行する
↓
スマホにてアップロードした動画リストが作成されています
↓
ファイルを右クリック
↓
名前を付けて画像を保存
※ドロップボックスでは無料版だと「2GB」までしか保存(データを共有)することができません。
CinemaProで撮った画像は4K HDR動画撮影なので非常に高容量となっています。なので、2GBに収めるには4~5分以内の撮影に限られると思います。
なので、たくさんの容量を使う際は必然的に「有料版」の購入が必要になります。
これを加味して使う必要があります。
④Googleフォトを使う
✅スマホでの操作
Googleフォトアプリを起動させる
↓
移したい動画をタップ
↓
上に表示されている雲と↑が一緒になったマークをタップ
するとスマホ内のデータがGoogleのクラウドに移行します
※Googleフォトアプリを使って画像や動画をスマホ→パソコンに移行させるには「Googleアカウントの取得」が必須になります。データ移行の前にGoogleアカウントを取得しましょう。
※各 Google アカウントには 15 GB の保存容量が無料で提供されています。15GBを超える場合には有料契約が必要になります。
100GB月額250円(年額2490円)、1TB月額1300円(年額1万3800円)、2TB月額2600円(年額2万7600円)、3TB年額4万1400円となっており、最大30TB(年額41万4000円)
✅パソコン側での操作
Google Chromeを開く
右上のイボイボをクリック↓写真参照
↓
フォトをクリック
↓
するとスマホでGoogleフォトアプリでクラウドに保存された画像や映像が表示されます。
※スマホでフォトを管理しているアカウントと、PCで操作しているアカウントは同じものとしてください。別だとクラウド上のフォトを共有することはできません。
他にも「各種クラウドサービス」を使うことでスマホの写真や動画をパソコンに移行させて動画編集したり、SNSにアップさせることができます。
音声の比較
まずはエクスペリアにダイレクトに録音した時の音声
次にZOOM・H1nを接続したときの音声
上記を比較していかがでしたか?
エクスペリア1Ⅱの音声もなかなかいい音ですが、ZOOM・H1nの方がよりシャープでクリアになっています。
なので、話を収録する際や、AMSRなどの音声を拾う際にはスマホにZOOM・H1nのようなハンディーマイクを別途購入した方がいいかもしれません。
ご紹介したハンディーマイク、ZOOM・H1nはどこで購入できる?
✅購入できる場所
- 家電量販店
- Amazonや楽天などのネットショッピング
ヤマダ電機やケーズデンキなどの家電量販店では各種ハンディーマイクが販売されています。こちらのページでもご紹介したZOOM社製のハンディーマイクも販売されています。
ZOOM ズーム ハンディレコーダーH1nが販売されているかは分かりませんので、事前に確認してから販売店に出向くようにしてください。
Amazonではお得に購入することができます。私もAmazonで購入させていただきました。
楽天でも販売されています
エクスペリア1ⅡにズームH1nをつなげて音声をよりクリアにする方法まとめ
以上いろいろ面倒そうにまとめてきましたが、キモはCinemaProじゃないと収録できないということです。これだけ抑えていればOK。ケーブルをどう繋ごうが、設定をどうしようがあまり関係なく、ZOOM・H1nから収録→デジタル変換された音声がスマホに映像と一緒に保存されます。
今は「耳活」という言葉が流行しています。要するに耳で聞くだけで情報を得ることができるという仕組み。本などもAmazonが行っている、プロのナレーターが本を朗読してくれるサービス「Amazon オーディオブック」もすっかり定着していますね。
アプリでもvoicyなどの録音ラジオ?のような耳活アプリも人気です。
一般の方々の間でも浸透しており、ブログを音声収録してそれを貼り付けるという方法が流行し始めているとかいないとか。
ビジネス用の公式LINEなどでも、音声メッセージを配信するという方法を行うケースも多くなってきています。
ということで、今後ますます「いい音」を収録するステレオレコーダーが普及してくると思います。イケボにもなれるかも。
今回ご紹介した方法はあくまでもエクスペリア1Ⅱだけですが、iPhoneやPCにも接続できるようです。↓以下のサイト参照
今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
当サイトには他にも様々な記事がありますのでゆっくりしていってくださいませ。
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